三大企業 > アレクトリス・グループ > ライズ・アーマメント・テクノロジー

ライズ・アーマメント・テクノロジー
企業名略称 RAT
所属グループ アレクトリス
本社機能施設 旧インド南部ベンガルール
主要事業 軍事:軍用電子部品・機材、駆動伝達系部品、各種ソフトウェア、先進技術研究
民間:個人情報端末、各種ソフトウェア、家電製品
軍事機能 あり
外交 各企業と兵器及び兵装の導入契約
RAT傘下・支援下の企業との関係が複数
同グループ企業ヴェーダを警戒
技仙公司・フェンリルと技術提携
テーフィッシュに対抗心


企業概要

アレクトリスグループの基幹企業。
本社のある旧インド南部ベンガルールを中心に、勢力圏を構築・統治している。  
ひたすらに先進技術を追い求める貪欲さと、通称のRATから「白衣を着た鼠達」と揶揄されている。

技術力や解析力への評は高いが、イメージ戦略が下手なせいか、会社自体の評判は良いとは言えない。
かつて経営上の理由から、テウルギア本体の開発研究を断念した過去がある。

歴史沿革

旧国家の軍事技術研究機構、および旧民間企業の技術者達が基盤となっている。
国家崩壊の最中に持ち出されて隠された、僅かな機材と研究データ。そして元職員達の昔話が、極貧の時代に細々と伝えられていった。
時が過ぎて生活が安定の兆しを見せると、かつて隠した遺産を元に、昔話を聞いて育った者達が研究所を設立。
当初は現地語での名がついた小さなラボだったが、先行して設立していた企業群の急成長に引っ張られるように拡大。
企業化し、戦力を備え、名前を変えて勢力圏争いに加わり、やがて基幹企業としての地位を確立した。その為、企業としてはかなり若い。

社名/ロゴ

高みへの挑戦、研究課題を乗り越える、と言った意味合いでライズの単語が社名に入っている。
ロゴは旧英語圏の文字で社名をそのまま記しただけのシンプルな物。

近年では「デフォルメされた白いネズミが坂道を昇っている」という、可愛らしさすらあるロゴを多用するようになった。
これは広報戦略というより、白衣を着た鼠達という揶揄への当てつけとされている。

社風

古くから厳格な職業身分制度のあった旧国家と、同じく厳しい身分制度を敷く現体制アレクトリス。
そんな地域に存在する企業にしては、比較的穏健な階級意識が浸透している。
それはRATのルーツにある者達に、情報技術者が多かった事に由来すると言われている。
旧国家時代は、それが極めて新しい職業故に古い身分制度が適用できず、どんな身分の者でも実力さえあれば情報技術者になれたからだ。
とはいえ、身分制度に対して具体的な反抗をしている訳でもないので、アレクトリスもその「緩さ」を渋々ながら黙認している。

社全体に、研究そのものに意義を見出す傾向がある。
それは自社生産規模がかなり小さく、製造ライセンスの有償発行や特許収入の割合が多い点に表れている。
技術コンクールや発表会のような催しを社内で開催しており、最優秀作品が社長や重役の目に止まり、実用化した事例も少なからずある。

また、その成り立ちもあってか、零細企業に対する支援も積極的に行っている。
研究者肌の者が外部からも集まる為か、多種多様な人種が混ざり合うように共存する会社でもある。

勢力圏

本社機能のある旧インド南部ベンガルールを中心とする。
全体的には、半島南端から旧インド中部ハイデラバード及び同西部ムンバイ周辺までが、RATの主張する勢力圏とされている。
ベンガルール周辺は、旧国営軍需産業の拠点が多くあった街であり、国際空港跡地や鉄道網跡もあった事から同地が本社機能拠点に選ばれた。
また、この地域にしては過ごしやすい気候であった事も、決定の要因であったと推測される。

外交

取引として目立つのは、他企業との兵器の長期的な購入契約がある。
RATは自前での兵器ハードの開発を断念している為、兵力としても実験用としても、他社から導入する必要がある。

技仙公司に対しては、技仙製の兵器を数多く導入するなど関係は深い。RATには無い広大な演習場を借りる事もある。
その技仙公司と技術提携すべきとの声が増え、新型テウルギアの開発の一翼を担った。

リュミエールに対しては、美しさを表現するその技術力と拘りを高く評価しているが、称賛する点がズレている事に中々気が付けない。

テーフィッシュに対しては、勢力圏が隣接した技術系企業である事から対抗心を燃やしている。関係自体は健全かつ良好。
ここのマザーマシンに頼る場面も非常に多く、その技術力を称賛しながら悔しがっている。

レフトビハインド対しては、ビジネスの付き合いと割り切っている面があり、余り深入りはしていない。
しかしRAT海軍の東方艦隊に限っては、現地の港湾関係者や海軍、民間海運業者とそれなりの交流はあるようだ。

フェンリルに対しては、しばらくの間は特筆すべき関係は無かった。
しかしテウルギアの共同開発への参加や新鋭機AGOUの導入により、その関係は活発さを増してきている。

勢力圏内に位置する企業ヴェーダに対しては、研究者の流出に加え(論理性はともかく)高水準な技術力や開発力に対し、同じ技術研究畑の企業として警戒心を抱いている。

組織図

  • 代表取締役社長
  • 副社長
  • 取締役会
  • 監査委員会
+運営本部
 企業戦略セグメント
 ・経営企画部
 ・広報宣伝部
 ・渉外部

 法務統制セグメント
 ・法務部
 ・提携監査部
 ・内部統制部

 人材管理セグメント
 ・秘書室
 ・総務部
 ・人事部
 ・労働行政部

 財務運用セグメント
 ・財務経理部
 ・資産管理部
 ・事業財務統括部
 ・外部財務部


+事業統括本部
 事業運用セグメント
 ・企画管理部
 ・生産管理部
 ・調達運用部
 ・警備保安部

 研究開発セグメント
 ・研究開発部
 ・施設管理部
 ・先進技術研究センター

 軍事産業セグメント
 ・アクチュエータ事業部
 ・電子システム事業部
 ・端末ユニット事業部

 民生事業セグメント
 ・情報端末事業部
 ・ソフトウェア開発事業部
 ・家電事業部


+統治行政本部
 関係ありそうな所だけ
 内務部
 ・安全保障局
  ・(TAR)
  等々
 法務部
 外交部
 ・外交政策局
 ・アレクトリス局
 ・CD局
 ・EAA局
  等々
 財務部
 治安部
 ・警察局
  等々
 軍事部
 ・統合参謀本部
 ・軍事情報局
  等々
 教育科学部
 保険福祉部
 農業水産部
 経済産業部
 領土運輸部
 ・沿岸警備局
  ・危険船舶臨検ユニット(TSRU:Threat Ship Rummage Unit)
  等々



・TAR(タール)
   防腐剤の名を冠する、RAT統治行政本部内務部の組織。自ら「鼠の汚物」を自称している。
   存在自体が秘匿対象なので、本社の人間でも存在を正確に把握している者は殆どいない。

   元々は3つのダミー企業を隠れ蓑に活動していた諜報組織で、これらを一つに統合したのがTAR。
   ベンガルール市民総合会館「ベンガリーナ」を秘密裏に拠点としている。   

   TARの任務は主に防諜やテロ対策。活動に際してはあらゆる非合法活動を駆使する。

   敵諜報員や内部協力者の拉致監禁。対象の生死・正狂を問わない尋問。「カウンセラー」が担当。
   買収やハニートラップ。盗聴や監視。民間サーバーなどへの不正アクセス。「営業」が担当。
   反体制・社会組織への先制・報復攻撃。敵諜報員やテロリストの暗殺。「清掃員」が担当。

   通常の諜報組織が行えない非合法活動を一手に引き受けている。
   ただし、その活動圏は基本的にRAT領内限定。

   日向に晒しても見えず、あらゆる罪を躊躇無く犯し、赤子にさえ容赦はしない。
   そんなTARが最も恐れているのは「スマホのカメラとSNS」だという。

事業/軍事

電子装備、駆動伝達系、ソフトウェアなどの「外から見えない製品」を中心に開発している。
兵器本体、火器や装甲といったハード面の開発は行っていないが、電子トリガーなどの部品類の開発は行っている。
テウルギアにも当然、かなり早い段階から注目している。
電子装備や駆動系の研究開発だけでなく、敵対勢力のテウルギアの鹵獲や解析にも熱心に取り組んでいる。

電子系

 統合電子戦システム、火器管制システム、搭載基幹コンピュータ、ソフトウェア、各種レーダー・センサー類、ネットワークシステム等々。
 非常に手広く開発を行っている。規模は小さいが火器の電子部品なども提供している。
 レメゲトンの登場により、その能力を生かす為に電子装備の能力向上が急務となったため、近年特に力が入っている。

 ・L.O.S.S.「ライブラリアン」(Lemegeton Operation Support System ‟Librarian”)
   司書の名を冠するレメゲトン支援システム群。

   レメゲトンは優れたOSであるが、各ユニットを稼働させるコンピュータやソフトウェアは依然として必要不可欠である。
   過去のRAT製システムではそれらを制御する為に
   「レメゲトンと端末群を繋ぐ中間システムを載せる」
   「レメゲトンが端末群を隅々まで管理する」
   のどちらかの方式をとっていた。

   前者は膨大な情報処理を中継する中間システムが動作遅延を起こし、レメゲトンの足を引っ張った。
   後者に至ってはレメゲトンが余りの忙しさに、本社にクレームのメールを送る事態が発生する始末だった。

   そこでライブラリアンは「端末グループごとに専用システムを構築し、そのシステム同士を相互にリンクさせる」
   所謂システム・オブ・システムズに近い形態を取っている。

   それぞれのシステムは自分の担当端末だけを管理し、必要な情報だけをレメゲトンに上げていくので、負荷が軽く高速処理を行える。
   またシステムのリンクによって、今まで一つの事態にバラバラで対応していた端末が、同時進行で並列に対応できるようになった。
   単純な処理や稼働をライブラリアンに任せて、レメゲトンは必要な情報を整理された状態で受け取り、任されるべき複雑な制御に専念する事ができる。

   またライブラリアン同士や、ライブラリアンとスクロール間のリンク機能を前提に開発されている。
   なので、これらを繋ぐ労力やリンク運用難易度は最低限で済むようになっている。


 ・M.O.S.「スクロール」(Mageia Operation System ‟Scroll”)
   巻物の名を冠するマゲイア用OSと支援構造のパッケージ。

   基本的には、ライブラリアンのレメゲトン部分を通常の中枢OSに替えた物。
   ただしこのOSはレメゲトンより遥かに劣る(一般的なOSとしては優秀だが)ので、ライブラリアンより処理能力は低い。

   またスクロール同士や、ライブラリアンとスクロール間のリンク機能を前提に開発されている。
   なので、これらを繋ぐ労力やリンク運用難易度は最低限で済むようになっている。


駆動伝達系

 アクチュエータ、シリンダー、モーター、クラッチ、シャフト等々、動力の伝達や変換を担う部品の開発も行っている。
 特に手足のような細かい作業を要する部位のシステムを開発しており、電子系と同様の理由で需要が急増している。

環境系

 ・都市圏級空間防護・防空環境「リペルステラ」
   RAT軍事部主導で開発された都市圏防御システム。

   都市とその周辺地域に侵攻する航空機・飛翔体を迎撃する事を目的とする。
   厳密には、沿岸部の重要都市ヴァスコフォート・ウォードを守る為に開発が開始された。

   ・航空機・各種ミサイルを迎撃する為の防空グループ
   ・ロケット弾・砲弾・迫撃砲弾を迎撃する空間防護グループ
   ・艦船・舟艇を攻撃する護岸グループ

   の3グループに分かれた兵器群に、全体的に目標を捉えるレーダーサイト。それを管制する中枢施設。
   これら全てを纏めてリペルステラとなる。

   リペルステラの特徴としては、既存の都市にも組み込める事がある。
   ヴァスコフォート・ウォードの場合は都市計画から考慮されていたが、環境の設計自体は大規模な再開発や区画整理をせずに適用できるようになっている。


先進技術

 実用化されていない、将来の為の技術研究。
 最近では電子機材やコンピュータの高性能化をひたすら追求するチームと、冷却システム研究チームや省電力技術研究チーム。
 これらの間で、小さな社内戦争が巻き起こっていると噂されている。


断念/テウルギア本体

 かつてはテウルギア本体の開発を行っていたが、決して芳しくは無い経営の都合上、事業対象を絞る必要が出てきた。
 切り捨ての対象になったのがテウルギア本体開発。この決定を巡り社内は二分され、自社の治安部隊が出動する事態にまで発展した。
 大揉めの末、チームと研究所は解体。現在でも研究復活の予定はない。
 遺されたのは資料室の汚れた紙束と、かつて実験用として使われ、現在は数多の改修と研究者達の未練を載せた、同社最高戦力のRAT製テウルギアのみとなっている。
 技仙・フェンリルの新型テウルギア開発に携わった事から、淡い期待を抱く社員もいるが、上層部に動きは無い。



事業/民間

 アーマメントと称してはいるが、個人情報端末やソフトウェア、家電製品も開発している。
 業界においては、次点以下程度のシェアしかない。高性能だが、高価な製品が多い。

軍事力

 RAT統治行政本部の軍事部がRATの軍関係を取りまとめている。
 その下に統合参謀本部が設置され、陸海空の三軍とTBCT(テウルギア旅団戦闘団)に分かれる。
  • 陸軍
  技仙やテーフィッシュといった前線企業に比して、その戦力は小さい。
  支配地域の狭さ、領内人口の少なさ、財政問題。そして、準前線という企業の位置づけ。
  これらの理由で大規模な陸上戦力の保有が困難となっている。

  その分、特に前線に派遣される部隊の質は高い。
  高度に機械化・電子化された各部隊は、火力を損なわずに有力な機動戦を展開可能。

  とはいえ、小粒な戦力な事に変わりは無いので、CD軍・EAA軍からの認知度は低いとされる(技仙軍の知名度が突出しているのもあるが)。

  陸軍作戦本部
   外縁軍
    領地北方を守備する陸軍。境界線の主張や、領地防衛の先鋒を担う。

   中央軍
    領地全体を守備する陸軍
    一番平和で安全……に見えて、対テロ警戒などでむしろ緊張感が必要な配属先でもある

   派遣軍
    前線に派遣される陸軍
    マゲイアなどの装備を優先的に割り当てられ、前線企業と同様に敵軍と殴り合う為、実戦経験も豊富。

   陸軍特殊作戦司令部
    いわゆる特殊部隊を統括する司令部。

  • 海軍
  ミサイル巡洋艦・駆逐艦を中核とし、外洋作戦能力を持つブルーウォーターネイビー。
  大きく3つの艦隊に分かれており、特にEAAと対峙する西方艦隊に戦力が偏っている。

  空母や戦略原潜などは保有していないが、有力な洋上艦隊・通常動力潜水艦隊を持つ。
  ごく少数だが、かつての戦艦に近い艦も保有している。

  海軍作戦本部
   東方艦隊司令部
    ベンガル湾や東南アジア方面を管轄する。
    基本的には企業外交や海上治安維持、シーレーンの確保を主任務とする。

   西方艦隊司令部
    アラビア海方面を管轄する。
    対EAA艦隊を主任務とし、RAT海軍の主戦力とされている。

   南方艦隊司令部
    インド洋方面を管轄する。
    基本的には海上治安維持や対EAA、RAT領南東にある島の監視を主任務とする。

   海軍特殊作戦コマンド
    いわゆる特殊部隊を統括する司令部。

  • 空軍
  陸軍支援空軍としての性格が強く、戦略爆撃や長距離侵攻攻撃の能力は低い。
  近接支援や阻止攻撃、敵防空網制圧・破壊などの戦術手段を得意とする。

  そもそも空軍戦力の価値が下がりつつある世界情勢である為、規模は小さい。
  しかし、機動戦を重んじる陸軍の存在もあって、輸送任務を担う航空機動軍団はそれなりの規模がある。

  空軍作戦本部
   戦闘航空軍団
    制空や対地攻撃を行う軍団。4個方面軍に分かれる。

   教育飛行軍団
    いわゆる教育隊。1個方面軍のみ。

   航空機動軍団。
    輸送や補給任務を担当する軍団。
    5個方面軍に加え、西方に即応機動団と呼ばれる特殊輸送部隊を配置している。

   兵站資材軍団。
    空軍の兵站管理を行う軍団。

   空軍特殊戦軍団。
    いわゆる特殊部隊を統括する軍団。

・TBCT(テウルギア旅団戦闘団)

 統合参謀本部直属の遊撃部隊。あらゆる戦線に、強力な戦闘力を、迅速に投入できる。編成数は1個のみ。
 1個中隊と8個大隊で構成される。

 大規模戦力で前線を支える技仙やTFSを、快速な遊撃戦力を以て支援する為にTBCTは編成されている。
 テウルギアと諸兵科連合大隊を中心に、所属部隊を必要に応じて組み合わせて投入する任務部隊方式での出撃が多い。
 諸兵科連合能力と後方支援能力を併せ持つため、親部隊を必要とせず、独力での活動が可能。

 比較的少数で戦場を駆け巡る為、テウルギアの優先配備に加え、通常部隊も精鋭中の精鋭が集められている。

+基本編成
 テウルギア中隊
 ・中隊本部
 ・本部管理中隊
 ・テウルギア小隊(4機) × 4
 (前線支援中隊)

 諸兵科連合大隊 × 4
 ・大隊本部
 ・本部管理中隊
 ・マゲイア中隊
 ・戦車中隊
 ・機械化歩兵中隊 × 2
 (前線支援中隊)× 4

 機甲偵察大隊
 ・大隊本部
 ・本部管理中隊
 ・機甲偵察中隊 × 4
 (前線支援中隊)

 機動砲兵大隊
 ・大隊本部
 ・本部管理中隊
 ・自走砲兵中隊 × 4
 ・目標補足小隊
 (前線支援中隊)

 旅団工兵大隊
 ・大隊本部
 ・本部管理中隊
 ・情報中隊
 ・通信支援中隊
 ・戦闘工兵中隊 × 2
  (前線支援中隊)

 旅団支援大隊
 ・大隊本部
 ・本部管理中隊
 ・輸送中隊
 ・野戦整備中隊
 ・医療中隊
 ・前線支援中隊(テウルギア、諸兵科連合 × 4、偵察、砲兵、工兵)




所属テウルゴス

 軍事部 テウルギア旅団戦闘団 テウルギア中隊所属
 第1小隊

 技術研究部 評価試験場所属

その他人物

 経営陣


原案/もふもリスト