小説 > 在田 > 雪豹が棲む銀嶺

……構成に1ヶ月を費やし、在田はようやく、テウルギアでは初めての長編へ挑みます。

予定している文量では文庫本一冊分。
ですがネット小説という媒体だからこそできる構成と、流し読み前提で組み上げた特殊文体
 ――本の形にはかなりしにくい構成ですゆえ、かなり戸惑う人も多いかと思います。

ですがその上で、在田は様々な挑戦を叩き込みましょう。



目次



設定

舞台


人物


関係企業


登場マゲイア

  • SSCN:〈Mg-33〉
  • アルセナル:〈プリテンデーント〉
+ プリテンデーント:詳細
アルセナル社のマゲイア部隊急造に先がけて、増産性と整備性を最優先で生産されたマゲイア。及びそのフレーム。
それぞれの部品を整備しやすいよう大きめに設計されている結果、全体的に太く無骨なシルエットを持つ。
汎用と銘打たれているが、実戦に投入される際にはそれぞれに適応したチューンを行うことが前提であるため、万能というわけではない。
整備に手間のかかる駆動系からコストカットされたため、駆動部が他と比べて貧弱であり、出力もあまり伴わないため速度も出ない。
しかしJu-227ジェド・マーロスのバランサーを部分流用し、様々な地形に対応できるようチューンをすることで、機動性は低くとも安定した動きを実現することが可能となった。
装甲が予め薄め、かつ装甲のない余剰も多めに設計されているが、それぞれの地形や戦い方に応じて追加する前提であるためにそうなっており、適応したフレームをそれぞれ選ぶことで最適化を可能とする。
……が、間に合わせの急造品であるため、まだ未完成となっている部分も多い。

基本フレームのため、同社内の武器は「きっと扱えるだろう」という打算で組まれており、この機体用に新造される武装はない。
また様々な戦闘スタイルに応じた兵装モジュールも搭載可能。同社内の武器を扱えるだろうという打算はこのモジュールが装備できるからこそである。

それぞれ追加パッケージは
  • 雨天、雪原、沼地:追加装甲を最低限に、耐水性を高めるシートなどを追加。また足場が最も不安定となるため、脚部の装甲を過剰に追加して重心を落とし、安定性を確保する。
  • 山岳、荒野:追加装甲を全体的に配置。対塵シートを追加。また駆動系の欠点を補うためスラスターを背部と腰部に追加する。
  • 市街:追加装甲を過剰に配置。あまり動けない市街戦で元々の機動力が低いことを考慮し、回避より耐久性を重視する。
 無論パッケージの各個部品だけを持ってきて、上記いずれにもない状況orパイロットの要請にも対応できるようになっている。

※設定:在田。
 チェック:LINSTANT0000氏

  • 技仙:〈33式小機〉




関係各位へ ―― この場を借りて

  • もやしさん:フェオドラについて、そして採掘工場というシチュエーションについて、SSCNという企業について……様々ご相談をさせていただきました。ありがとうございます。
  • LINSTANTさん:アルセナル社について、モールニヤ爺という発案をいただき、「経路」という設定までもご用意いただき……お世話になりっぱなしです。ありがとうございます。
  • 琴乃さん:技仙公司という企業の根幹やそれぞれの人物が考えるだろう動機の推移、プロット段階より正鵠を射た指摘など…参考にさせていただきました。ありがとうございます。
  • アルファるふぁさん:登場が遅くなってしまい申し訳ありません。さらに未だ作品に登場していないキャラクターの使用許諾を、それも寛大な形で下さり、ありがとうございます。



あとがき


やっと終わりました。
複雑怪奇な構成だったり文章だったり……とにかく戦闘シーンの連続で、ひたすら疲れました。

でも、楽しかったです。
今まで、こう……ロボットがバトルしている小説というのを、せっかくこの企画に参加しているのに描いていないのは勿体無いと思っていたところがあったので、それを叶えられたのが嬉しいです。

たぶん「読んでもわかんねーよ」な部分がたくさんあるんだろうなとは思うんですけど、自分の中では「書ききった! 満足!」という思いの方が強いんで、ひとまずこれで、満足だろうと思います。

ようやく「テウルギアらしい」小説が書けたかな? きっと書けたでしょう。いぇい。
最終更新:2018年08月29日 11:36