轟炸-53戦略爆撃機

  • 轟炸-53戦略爆撃機
航天科設計局第三設計室が開発した虎の子の有人戦略爆撃機。
超音速巡行飛行能力及び準極超音速での飛行能力と、高い地形追随飛行能力及び電子戦能力を付与されている。
本来はこちらも無人機とされる予定であったが、複雑な火器管制、飛行制御をリアルタイムで行う必要性とハッキングの危険を考慮されて有人となった。
非常に鋭角なフォルムであり、飛行中は両端が最適な形状に折りたたまれる大きなデルタ翼と複数のカナード、中心後部に配置された5基の推力偏向ノズルエンジン(ターボ・ラムジェット)が特徴。形状としては旧暦におけるXB-70が近い。
マッハ4.82の最高速度を誇るが、機体強度や熱による電波吸収塗料剝離(新型塗料の導入で大幅に改善された)の問題も相まってM4以上の飛行は空中機動などに大きな制限がある。
また、ストレーキや可変ノズル、カナード翼による空力性能も相まって最高速度域以外では最低限の機動性を確保している。
爆装量は戦略爆撃機としては標準的な域を出ないが、技仙公司が保有する全ての航空爆弾を搭載可能である(一部は専用の爆弾庫に換装して搭載する必要がある)。
基本的な戦術は、超低空もしくは上空からの迎撃を受けないギリギリの高高度から電子戦を展開しつつ護衛とともに侵入。作戦領域周辺で先頭の囮機と護衛が上昇(降下)しつつ敵に対レーダーミサイル・対地ミサイルを斉射し、敵の防空戦力を破壊する。その後攻撃部隊順次目標を攻撃するというもの。
235年現在、機体の構造や機体冷却システムを始めとした大規模な改修を加え、極超音速での飛行を可能にした改良型の『轟炸-53M』のロールアウトが近いと言われている。
最終更新:2018年06月20日 12:56