技仙AFW:絶影 > リュミエール・クロノワール:デエース

技仙AFW:絶影/リュミエール・クロノワール:デエース

仙公司の完全子会社で自動車やテウルギア・マゲイアのチューン・カスタムを専業とする技仙AFW(アドバンスド・ファクトリー・ワークス)とリュミエール・クロノワールが共同で開発したスーパーカー。

概要
エリュシオーネで開催された三グループ合同モーターショーにて披露されたスーパーカー。スーパーカーを開発しようとした技仙AFWのエンジニアが「転職」騒動を起こした所から開発が始まったとされ、両社の気風もあって開発は非常に難航したと言われている。絶影は技仙AFWブランドとして初めて公式にリリースされ、技仙自動車工業公司の保有するブランドとは別に売り出されている。また、リュミエール・クロノワールでは別ブランドを作る事なく、従来通りのブランドの新商品として売り出している。特徴的なディヘドラルドアはルーフ部分までまわりこみAピラーにもヒンジを持つダブルヒンジ式とされた。グレードは、絶影では自社製の内装に変更し、低価格化を図ったクーペの「プラクティカル」、一切の無駄を排して車体剛性や足回りを徹底的に強化し、レースに特化した高性能モデルの「スーパーファスト」、リュミエール開発の内装を採用した上位機種「ラグジュアリー」の3タイプが用意される。デエースは絶影・ラグジュアリーと同仕様の「デエース・トニュ・コレクト」と クーペカブリオレの「デエース・ヌー」を用意している。
シャシーにテウルギアの関節部に使用されている特殊合金を採用するなど徹底的にこだわった仕様のため、新品のテウルギア一機を買ってお釣りがくる程の金額となった。

メカニズム
テウルギアのフレームと同じ特殊合金がシャシーに採用され、各輪は全て独立懸架・独立駆動・独立操舵となっている。各ホイールに電気モーターが搭載され、最高出力は1690馬力、最高トルク及び回転数は254.2kgm/0-8500rpm 、0-100km/h加速が1.8秒、0-300km/h加速まで10.2秒と発表され、最高時速は480km/h でリミッターが作動する。油圧制御のサスペンションは信頼と実績のダブルウィシュボーン式サスペンション、ドライブモードは「コンフォート」「クルーズ」「スポーツ」「トラック」が選べることができる。またサスペンションや動力系などの細かいセッティングが運転席のコントロールパネルで設定でき、特筆すべきは「可変ドリフト・コントロール機能」である。中央のインフォテイメント画面から指でスワイプするだけでドリフト角度を設定することができ、一般のドライバーでもドリフトが楽しめるとのことである。また全輪トルク・ベクタリング・システムを搭載しており、各車輪を独立したモーターが駆動することで、非常に正確な制御が可能になる。車両に搭載された加速度計やジャイロスコープ、ステアリングの角度、ホイール速度のセンサーからインプットされた数値を計算し、1秒間に250回のアウトプットで4つのモーターを制御する。
ブレーキにも最新技術が惜しみなく投入された炭素複合材ブレーキが採用され、価格以外の全ての性能に優れる傑作である。
また、ブレーキング時の熱エネルギー・運動エネルギーを活用するエネルギー回生システムも導入されており、エネルギー効率の徹底的な上昇を目指している。

エクステリア・インテリア
エクステリアはリュミエール・クロノワールの設計・デザインチームが担当した。『速さという美しさ』というスローガンを掲げ、外観の流麗さは勿論技仙AFWの風洞装置を用いた実験を繰り返して採用されたボディーは、見事に外観と性能の両立を達成している。ボンネットには絶影ならば技仙AFWの、デエースならばリュミエール・クロノワールのエンブレムが、テールには『駿馬に跨った女神』のエンブレムが取り付けられている。ドアパネルにはバージボードが設置されダウンフォース増加に寄与している。ヘッドライトは照射角度がステアリングによって変化するアダプティブLEDマトリックスヘッドランプを採用、ユニットの下部は冷却装置に空気が流される構造となる。
インテリアはリュミエール・クロノワールチームの手によるものと技仙AFWチームの手によるものがあり、価格は大きく異なる。共通のものとしてメーターパネルは折りたたみができるようになっており、サーキット走行などではパネルは折りたたまれモーターモニターとスピードメーターのみが表示されるという仕組みである。特に「絶影・コンフォート」及び「デエース」は各所にリュミエール・クロノワール特製のインテリアが配置されているが、その分価格は高騰し、新品のテウルギア一機を買ってお釣りがくる程の金額も相まって数えるほどしか受注されていない。
最終更新:2018年07月11日 15:07