小説 > 在田 > 流転と疑惑のミス・フォーチュン

まえがき

……カジノ・ヴェンデッタを書きたい。
ディサローノとドランブイという関係性を描くには、短編で収めるにはかなり難しいと判断し、長編で描くという決断に至りました。
そのための敵の設定、そしてテウルギア世界観を活かせる舞台設定に試行錯誤しつつ……ようやく、在田の作品で物語と呼ぶに相応しい作品ができそうです。



目次

  • プロローグ:ジャックナイフ
  • 第1話:女王と女王
  • 第2話:真珠色の泡沫
  • 第3話:宿命は廻る(ルーレット・サーキット)
  • 第4話:(ミス)幸運(フォーチュン)
  • 第5話:マス・カレイド・スコーピオン
  • 第6話:運命に愛された女(ミス・フォーチュン)


設定

舞台


人物



関係企業



関係各位へ

  • もやしさんへ――また、フェオドラを出すことになりました。寛大に認めてくださってありがとうございます。今回はちょい役ですが、他作品で見せた激情家とも人間味を垣間見せる部分とも違う、ドス暗い人格をようやっと見せられそうです。本当にありがとうございます。
  • SEPIAさんへ――ようやく、お話したキャラクターと舞台をお披露目できる段階へと至ります。FRAMEシステムという魅力的な構想があったからこそ、今回の敵役として最も相応しいだろう人物設計が可能となり、またたくさんご助力いただきました。本当にありがとうございます。
  • アレキウス・クロイツァーさんへ――長らく、お待たせしました。カジノ・ヴェンデッタを主軸にしたお話はいつか書きたいと思っていた中での、この長編。許可をいただけたこともなによりですし、ヘンドリクスやコアントローなど、新規のキャラにも柔軟に対応していただいたおかげで無事完結することができました。本当にありがとうごっざいます。


あとがき

半年がかりで、ちょっと分厚めなラノベ一冊という文量にまで漕ぎ着きました。
長編にはダレるという怖い部分があるのですが……お楽しみいただけたのでしょうか。

いただけたなら、なにより。
そうでなければ、ひとえに私の実力不足ですごめんなさい。

なるべく「わかりやすいエンターテイメント」に収めようとしたがために
いろいろカットするシーンや設定は多かったんですが、

現時点の自分にできる、この2人という主人公を、描ける限りは描ききって、
「テウルギアらしい」世界観にもやっと慣れた上で、遊び心をどこまで放り込めるかに挑戦し……

これはこれで、常に駆け足なテンポでやれたので、非常に楽しかったです。
最終更新:2019年05月28日 14:44