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ジョン・ウー
性別
所属 技仙公司陸軍
オラクルボード アレクトリスランク:9
認証レメゲトン 瑞英
搭乗テウルギア 太史慈


キャラクター概要

“何事につけ、楽しむ事が肝要よ。旨い酒、旨い飯、良い女!これが揃えば人生は満点だ!そうだろう、瑞英?”
50代半ば程の男。大柄でがっしりした体格をしている。体躯とは裏腹に柔和な顔立ちで、気さくかつ人好きのする男。
CD勢力圏への侵攻に参加した古参テウルゴスであり、ランク3のエンヘドゥアンナと共に技仙のトップエースの片翼を担う。
高精度の超長距離狙撃を主戦術とするスナイパーだが、近接戦の腕もランク相応。経験豊富なレメゲトンと相まって隙のない戦いを展開する。
CD勢力圏への侵攻を始めとして多くの境界紛争に参加したが、近年の所在は全くもって不明。技仙の極秘施設の防衛任務に就いているとされるが、真偽の程は確かではない。
無類の酒好き女好き大食漢であり、何かと小言を言うレメゲトンの瑞英との掛け合いも有名。

古参の部類に入るが、生粋のテウルゴスというわけではない。生活の為に軍に入隊し、テウルゴスとなる以前は新疆軍区の山岳部隊所属の狙撃手として活動していた。
その後、隊長の推薦もあってテウルゴスに選ばれ、以後は転属しても衰えることのない狙撃の腕前で勇名を馳せる事となった。

認証レメゲトン/瑞英

私、そもそも人間ではありませんので。--あっ、これは……!また呑んでますね、ジョン!!そこに直りなさい!!
レメゲトンの瑞英は技仙最古のレメゲトンの一つ。汎用性を重視した平均的な性能を持っている。筐体の性能に関して特筆すべき事はないが、最初期の運用で経験したデータ量は生半可なレメゲトンとは比べ物にならない。
他の対になるように開発された瑞麗は現在所在が知れていない。
漢服を着た妙齢の美女の姿を持つ。
基本的には温和だが、親しい者には厳しい。又世話焼きであり、規則正しいとは言えないジョンの生活態度を改めようと奔走しているのは有名。
ジョンの所有するほぼ全ての電子機器に侵入しては小言を言い、彼を辟易させている。

搭乗テウルギア/太史慈

機体名 太史慈(025-MLSQ)
開発 技仙公司
機体サイズ 11.2m
武装 ・狙撃型レールキャノン 「03式重自動電槍E型」
・多目的ミサイル「MSL-12D」
・アサルトライフル「02式自動機槍」
・格納式短刀「01式短刀B型」
・発展型大型レールキャノン『32式重自動電槍 子義』
・索敵・電子戦統合システム「電脳飛眼」
・環境追随型偽装システム「燕青」

機体概要

老鎗客が撃ち出すは、雷光の神矢――
技仙公司が彼の功績を湛え、彼の為に用意したワンオフ機。025MLS(シーターMLの指揮官仕様機)をフルチューンした準重量級四脚機体。本来二脚機体のシーターを四脚として設計し直したもので、腰部から下はほぼ新規設計となっている。
左肩に白い鳩のエンブレム、右胸に『ロングコートをはためかせ、両手に拳銃を持った女』のアートワークが描いてある。
武装を含めて多くの電子装備を使用する為、ジェネレータは特に出力を強化した特別製(その実情は最新鋭の駆逐テウルギア、ペンテシレイアに搭載されている原子力電池の先行量産型)になっている他、追加のコンデンサやキャパシタも装備されており、機体重量は増加した。それに伴って機体にもメモリ類が増設され、レメゲトン「瑞英」の処理能力向上が図られれている。また、超長距離の狙撃に対応するためにメインセンサ類にRATクロガネ・アークティックのものを採用しており、機体デザインは通常の025人機とは大きく異なる。
光学迷彩やドローンの遠隔操縦リンクを始めとした多くの索敵機器・電子戦装備を搭載し、安定性を重視しつつある程度の機動力を残した狙撃戦機体。ただし下記の特殊兵装を使用する際は、背部のハードポイントを全て使うので通常火器はアサルトライフルと短刀のみとなる。

所持兵装

狙撃型レールキャノン 「03式重自動電槍E型」
狙撃戦用に開発され、精密性と弾体初速に重きを置いたレールガン。初期からある製品の近代化改修モデルだが、その性能は他社の新型に勝るとも劣らない。
またその性能に反して入手コストも低く、取り回しも比較的良好なために愛好者も多く、CD社への侵攻時からジョン・ウーがメインウエポンに据えている機種でもある。

多目的ミサイル「MSL-12D」
シーターの標準装備の一つ。特にこれといった特徴もないミサイルで、癖のない性能と多くの派生モデル、そして手軽な価格で主にフリーランスのサブウエポンに使われている。
D型はその中でもシーカーを改良して追尾性能を向上させたもの。

突撃ライフル 「02式自動機槍」
シーターの標準装備。比較的高威力の榴弾や徹甲弾を発射する。
弾速が速く、発射レートも高いが、その分精度が悪く精密射撃には向かない。
李 恩平が使用していたものと同じ。

格納式短刀「01式短刀B型」
シーターの標準装備。格納式の短刀で、B型はマチェーテの様な広がった刃の形をしている。

発展型大型レールキャノン『32式重自動電槍 子義』
テウルギアの全高程の全長(16.5m)を持つレールキャノン。
その仕様から、キネティック弾頭しか用意されていない。これは試作されたその他の弾頭が加速度と高熱で全て崩壊してしまったためである。
テウルギアのリアクター(恐らくはイナンナのもの)を再調整したものを二機分搭載し、全長2.5m・直径155mm(導体ユニット含む)の特殊合金製の「WH-EML-44-KN」弾体を秒速17km(最大出力)で飛翔させる戦域級電磁投射砲。
本来ならば初速をさらに上げることも出来なくはなかったが、これ以上は地球の重力を振り切ってしまう可能性や弾体が崩壊する可能性などから、実用的でないと判断された。
技仙公司のお家芸であるレールガン技術の(建造時点での)到達点とされており、同時にレールガンという兵器の極限を示したと言われている。また、技仙公司の技術の粋を集めて作られた一品ものの武装であり、その設計図は機密とされ、厳重に保管されている。
最大出力での射撃は試験に使われた演習場に巨大なクレーターを作り、演習場を丸々潰してしまうほどのものであるが、幸か不幸か実戦に投入されたことはない。
作戦での使用及び最大出力での射出はテウルゴス・レメゲトン・作戦司令部の承認を必要とする。
発射する際は足部のパイルバンカーを地面に打ち込んで固定し、全ての関節は所定のポジションでロックされる。

索敵・電子戦統合システム「電脳飛眼」
本機の専用兵装。統合電子戦システムとデータリンク機能を統合したシステムであり、用途としてはハロルド・ストラウスのアルジャーノン・ブーケに近い。また機体に搭載された光学観測機器や各種レーダーなども接続されている。
しかしこれはアルジャーノン・ブーケと違い、自機だけでなく無人機や観測部隊からもたらされた情報を元に戦況を把握しつつ「子義」を用いた超長距離攻撃を実施する為のものである。
その為、これらは電子戦能力ではなくデータリンクとレメゲトンの処理能力を用いて複数の部隊や機材を運用する事に主眼が置かれている。
下記の「燕青」と併用する事で無人機を動かしてデコイとしたり、綿密な索敵網を敷くことができるが、反面レメゲトンに要求される処理能力も膨大になっており、本機は機体に演算装置を増設する事でそれに対応した。

環境追随型偽装システム「燕青」
光学迷彩と熱・赤外線・磁力欺瞞機能を備えた総合型偽装システム。機体表面に施された特殊な精密加工で無人機から送られた外界の景色と同化し、機体各所に搭載された欺瞞装置で熱・赤外線探査に対しても対抗する。磁力の欺瞞装置は複数のユニットを散布するので地上部隊の協力が必要となるが、追加のデコイユニットや無人機を利用する事で偽の反応を作り出す事も可能。


原案/琴乃
最終更新:2018年04月07日 16:20