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リグ・ヴェーダ・アート
性別
所属 ヴェーダ
愛称 リグ/アート/8号ちゃん
オラクルボード アレクトリスランク:10
認証レメゲトン ミトラ
搭乗テウルギア アスラ


キャラクター概要

反応速度強化、身体能力強化、思考機能強化ほか、ヴェーダの持てる技術の全てをつぎ込んで作り出されたテウルゴス。
外見年齢14歳程度、褐色の肌に黒い瞳、真綿のように白い髪を持つ少女。娯楽、特にゲーム類を好む。
一見素直で大人しいが細かいところでちゃっかりとしており、一般的には不幸としか言いようのない境遇ながら存外たくましい性格。
自身の機体、及び装備の性能を十二分に引き出す戦い方を得意とする。データ収集を望むヴェーダにとってもそのスタイルは理想的。
オラクルボードの順位については継戦能力の低さを反映したもの。弱点が明確なため、専用の対策を組めば攻略自体は比較的容易である。
余談だが、ある種破滅的な味覚を持つ。好物は油粘土。とてもおいしいのに食べるとお腹を壊すので悲しい。

+ 秘匿事項
  • 通常の状態でも常人と比べて非常に高い能力を発揮するが、特筆すべきは『神託の巫女』と呼ばれる機能。何と、レメゲトンの憑依である。
  • 憑依と言えば聞こえは良いが、実際は遠隔操作によってリグとしての意識を隔離し、通信装置をインプラントした肉体をレメゲトンであるミトラに『端末』として『操作』させている状態。
  • 『端末』自体のスペックは極めて高いため、それを『操作』するミトラの桁外れの演算力によって極めて高い操縦能力を発揮する事が出来る。
  • 但し肉体と脳に強烈な負荷がかかるため、憑依状態を長時間維持することは彼女の死亡及び廃人化のリスクを伴う。
  • また、非戦闘状態であっても定期的なメンテナンスを行わなければ重度の薬物汚染や無茶な身体改造の副作用によって死に至る。
  • なお当該施術に適正のある個体はクローニング済みであり、万が一の場合でも短期間での再ロールアウトが可能。当個体は8人目。生後1歳8ヶ月。

認証レメゲトン/ミトラ

穏やかな女性の人格を持つレメゲトン。
過酷な運命の下にあるリグ(達)を妹のように可愛がっており、彼女をヴェーダから逃してやりたいという極めて善良かつ良識的な思考を持っているが、その心身がここでしか維持できない事も重々理解しており、やむなくヴェーダの指示に従っている。
憑依についても彼女の本意ではないが、戦場のど真ん中で意識を隔離されて無防備な状態のリグを放置するなど出来るはずもなく、最適な行動として最速で敵の殲滅を行う、という判断を行っているにすぎない。
索敵や射撃関連の能力は高いが、移動系や格闘系の制御に難がある。
平時はリグに対して余裕のあるお姉さんを気取っているが、その実態は割とポンコツ。

搭乗テウルギア/アスラ

機体名 アスラ
開発 ヴェーダ
機体サイズ 17m
固定武装 ・フレキシブルパルスレーザーx2

機体概要

三方向を睥睨する頭部に様々な武装を備えた六本の腕。禍々しくも神々しい、ヴェーダの狂気がにじみ出るような異形の重テウルギア。
当機体の最大の特徴である六本の腕は全て独立して動かすことができ、360°全周に渡って死角のない戦闘行為が可能。
上肩部の第三腕部はパルスレーザー発振器になっており、ミサイル等の推進弾の迎撃にも使用できる。
また、周状に配置された六基のカメラアイは全てが独立して可動し、合成処理によって全方位の高精度索敵が可能。
装甲は並程度、かつ速度性能も低めではあるが、頭部の高い索敵能力と六本腕の圧倒的火力によって先んじて敵を殲滅する事が基本的なスタイルとなる。
当然ながら索敵機能や腕部操作の複雑化によって常人には操縦不可能。実質のリグ専用機である。
憑依状態では全ての腕、全てのカメラがまるでそれぞれが別個の生き物のように蠢き、あらゆる脅威を最大効率で排除しにかかる。見ただけで生理的嫌悪を覚える、と専らの評判。
第三腕部のレーザー発振器を除く他の腕の装備は目撃される度に変わっており、ひょっとしたら戦場で性能テストをしているのでは?との噂。
弱点としては重量から来る足の遅さと、テウルゴスへの負担による稼働時間の短さであろうか。
それでもなお、まともに挑んだ三機のテウルギアが返り討ちに遭ったとかいう話が後を絶たない、極めて危険なテウルギアである。
なお、当機体はインド神話におけるリグ・ヴェーダのそれではなく、後世の阿修羅がモチーフになっている。三面六臂、常に争いに生き、滅ぼされても蘇っては闘い続ける神殺しの鬼神である。


原案/樽
最終更新:2018年03月27日 20:26