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オリソンテ
通称 地平線の猟師(カサドル・デル・オリソンテ)
・農場主
性別
所属 EAA
オラクルボード EAAランク:2
認証レメゲトン ペコラ・ズマリータ
搭乗テウルギア バージャ・コン・ディオス


キャラクター概要

“私は農夫。私は猟師。私は死を収穫し、祭壇に犠牲を捧ぐ羊飼い。”
“見よ。そして死ね。雷は地平より簒奪の徒にうち降らん。”
EAA社専属のテウルゴス。本名はオフェリア・オルベラ。
盲従にして苛烈。EAAの命は神の啓示であり、広がる小麦の平原は、彼女の約束の地。
あらゆる収奪者の前にただ独り立ち、すべてを撃滅する死の猟師。
出自や経歴は詳しくわかっていないが、実際は特筆するまでもない農家の娘だったという。
灼けた波打つ金髪と、燦爛と日を浴びたであろうそばかすだらけの頬にその名残が見て取れる。
すべての大地を奪うものに対して、彼女は呪い以外の感情を抱かない。
多くはクリストファー・ダイナミクスに対して、時にアレクトリスの威力偵察に対して、あるいは社内を蝕む汚濁に対しても。
歌を愛し、羊とともに生きていた記憶が彼女の愛する世界であり、そしてそれは今はもうない。
取り戻せるはずはない。今はただ、自分の背後に広がる黄金色の平原に、敵の悲鳴ひとつさえ届かせはしないーーそう誓っているだけである。

レメゲトン:ペコラ・ズマリータ

彼女に導かれた、迷える羊(ペコラ・ズマリータ)
彼女にとって姿かたちに意味などはないが、彼女が1度微笑んだ、金毛の羊の姿をとることが多い。
交わす言葉は少ないが、彼女とは心の奥で深く繫がっている。
……少なくとも、この魂はそう信じている。
+ ...
……憎むべき敵によってもたらされた、哀れなデータの集合体。
お前ごときに、私の怨嗟が理解できるか?
所詮収奪者の同胞が、われらが豊穣の姿をとるとは、笑わせてくれる。
呪われよ、死すべき穢れ。
わが魂魄の猛火は、いずれ滑稽なおまえをすら焼くだろう。

テウルギア:バージャ・コン・ディオス

機体名 バージャ・コン・ディオス
開発 EAA・カルタガリア兵工廠
機体サイズ 約20m
武装 ・着脱式大口径レーザーキャノン「銀河(ガラクシア)
・右腕一体型レーザー・ライフル「睡蓮(ニンフェア)
・背部八連装マルチプル・レーザー・システム「過去からの雷(トルエノ・デル・パサード)
・総合近接兵装システム「聖域(セメンテリオ)
・対人機銃×2

機体概要

神とともに往け(バージャ・コン・ディオス)」。
数年前にEAAが生み出した決戦用大型テウルギア。金色の小麦の穂に似たカラーリングが特徴。
光学兵器の雄カルタガリア兵工廠など、複数のグループ内企業からの技術提携を受けて開発された、EAAテウルギア開発の、当時における到達点ともいわれる。
EAA各地を防衛と民心慰撫のために駆け回っている。そのため領民の認知度も高く、農夫を守り監視する「農場主」と皮肉めいて呼ばれ、またある種、親しまれてもいる。

戦闘能力

極めて高い。大型のジェネレータから生まれる豊富なエネルギーは、火力と機動力双方に回してもなお余るほど高性能であり、それこそがバージャ・コン・ディオスのもっとも顕著な特性でもある。
同世代平均機の倍以上にもなるエネルギー生産能力を誇り、戦闘可能時間も長い。
主な武装は高火力のエネルギー兵器に偏っており、実弾兵装は対人機銃と、その機体の重量を活かした体当たりくらいである。
反面機体重量も増加しており、さすがに軽快な取り回しとはいかなくなっている。
とはいえ、大出力の後部ブースタを搭載することにより、莫大な推進力を得ることが可能で、短距離・かつ直進的な機動であればその全長からは想像もできないほどの速度を叩き出す。
装甲も厚く耐久力もあるため、限定的ではあるものの高火力・高機動・高耐久を兼ね備えた恐るべき機体となっている。
その代償としてテウルゴス・レメゲトンにかかる負荷や要求操縦スキルは平均値を大きく超えており、整備性、運用コストともに高い。
大口径砲による砲撃と中距離における射撃を主軸に据えた運用プランだが、背部八連装マルチプル・レーザー・システム「トルエノ・デル・パサード」による柔軟な対応力や総合近接兵装システム「セメンテリオ」を主軸に据えた近接戦闘もそれなりにこなす。

所持兵装

着脱式大口径レーザーキャノン「銀河(ガラクシア)
大型テウルギアである「バージャ・コン・ディオス」右腕をすっぽり覆うほどの巨大なレーザーキャノン。
陸上戦艦の主砲以上の威力を持つ砲をそのままテウルギアに覆いかぶせたような兵器で、威力・射程ともに冗談のような兵装。
一射ごとに機体のエネルギーを根こそぎ奪ってしまい、照射後数十秒は動く事もできないという大胆なものだが、その威力は敵拠点要塞の防護隔壁を数枚まとめて消滅させ、なお要塞内部に致命的な損害を与えてしまう程。
通常のテウルギアでは、近くを砲撃が通過しただけで装甲の融解すら引き起こす。
装着時は満足な機動戦闘は不可能なため、撃ち捨てが基本。
精巧に作られているため、エネルギーチャージの時間さえあれば連続照射も不可能ではない。


右腕一体型レーザー・ライフル「睡蓮(ニンフェア)}
「ガラクシア」を撃ち終えた後に展開する機動戦闘に対応するための武装。
「ガラクシア」接続部分が直接砲口になっているため、取り回しは軽い。
出力は「ガラクシア」とは比較にならないものの、テウルギアを相手にしても遜色はない威力は持っており、連射も利く優秀な副兵装となった。中距離の牽制や通常兵器への攻撃など、とにかく汎用性が高い。

背部八連装マルチプル・レーザー・システム「過去からの雷(トルエノ・デル・パサード)
中距離・近距離における優位性を確保するために用意された兵装。
八本の棒状レーザー・ノズルを背負う姿が、機体のシルエットを荘厳に見せているため、「バージャ・コン・ディオス」を象徴する武装とも言われる。
背負った八本のレーザーノズルをレメゲトンが制御することで、時に個別に可動し、時に収束し、レンジを問わない使い勝手のいい兵器となった。
レーザーノズルは個々に柔軟な可動性能を持ち、それぞれ独立して多数の敵を相手どり、また一機の敵に対しては凄まじい波状多角攻撃を展開する。
また、収束したノズルが射出しながら可動することで、レーザーブレードのような使いかたもできる。
自在にうち振るわれるノズルが凄まじい精度でレーザーを多角的に撃ちまくる光景は、味方には天使のように、敵からは天罰を下す終末の使者にさえ見えるだろう。
なお、当兵装展開中はレメゲトンの処理性能の多くをノズルの制御に回されるため、本体の操作をテウルゴスがほぼ単独で行わなければならず、展開しながらの複雑な挙動は非常に難しい。

総合近接兵装システム「聖域(セメンテリオ)
「バージャ・コン・ディオス」の左腕に装着した盾状の兵装。
本機は基本的に敵のアウトレンジから砲撃を浴びせかけるコンセプトで設計されているが、敵の接近を許した際の副次的な戦闘プランとして提案されたもの。
敵の攻撃を遮る盾としての使用はもちろん、近接専用のレーザークローの他、牽制用のパルスガン・システム、撹乱用レーザー・チャフなど、近接戦闘で延命できるような兵装が一通り網羅されている。
とはいえ、それほど運動性能の高くない本機においては、あくまでも「念のため」といった意味合いが強い。

対人機銃×2
デモ制圧などに用いられる対人用機銃。腰部に備え付けられている。
歩兵や通常車両などが想定されているため、マゲイアなどには有効とはいえない。

原案/羽純
最終更新:2018年03月29日 17:47