エンヘドゥアンナ
通称 |
・真鍮の戦女神 |
性別 |
女性 |
所属 |
技仙公司海兵隊 |
オラクルボード |
アレクトリスランク:3 |
認証レメゲトン |
ドゥムジ |
搭乗テウルギア |
アンガルタ・キガルシェ |
キャラクター概要
“私は技仙とその戦いの体現者、全ては私の思うまま!”
“悪いけど、農場暮らしも工場暮らしも性に合わないの!”
技仙公司の専属テウルゴス。235年現在の年齢は26歳。
本名はウズマ・ユスフザイ。
ウルムチの旧市街に存在する、焼き飯屋の次女。父は兵役を終えた後実家の屋台を継ぎ、姉は技仙本社のネットワークエンジニアと結婚した。
幼少期は領内の普通科学校に通いながら、老師に師事して太極拳を教わっていた。その為生身の格闘でも並の兵士を遥かに凌ぐ実力を誇る。
第7独立海兵機甲旅団『アンガルタ・キガルシェ』の旗機を務め、先陣を切る指揮機でもある。
女子に珍しく兵役を志願し対戦車ミサイル手として配属されたが、ひょんな事からテウルゴスの選考会に出て好成績をマーク。レメゲトンもすぐに見つかり、境界紛争などで大活躍を見せた。
健康的な浅黒い肌と、蒼く勝ち気なつり目が特徴の美人。
テウルゴス歴は浅いながら、多くの戦場を駆け抜けた実力は本物であり、これまでにも幾度となくCD・EAAの侵攻部隊を葬ってきた。
強者としての責務を意識し、常に先陣を切るなど士気の鼓舞にも配慮を欠かさない。
パレードやセレモニーなどへの出席も積極的にしており、領民からの認知度は高い。
その言動と来歴は技仙内部における立身出世の象徴であり、多くの下層階級の羨望と憧憬を集めてやまない。
彼女にとって技仙は自らの故郷であり、今の自分を作った恩人であり、忠誠心も篤い。
厳正な場を除き、普段から不敵な言動を絶やさない。戦闘になるとその笑みも消え、冷徹な戦闘マシーンという趣すら見せる。
しかし肝心な所で詰めが甘い面があり、レメゲトンのサポートに助けられる事も。
任務に関係ない場面ではよく笑いよく怒り、まだ見ぬ恋人との将来を夢見る、人間らしい女性。
認証レメゲトン/ドゥムジ
“相変わらず肝心な所で詰めが甘いんだよなぁ、お前さんはよ”
“いい獲物だ、こりゃあ期待できそうだぜ!”
その名の所以を女神イナンナの夫に持つレメゲトン。
元々テウルギアとセットになるようにして『発注』されたレメゲトンであり、高い能力と機体との相性により複雑な戦闘機動を可能としている。機体とレメゲトンが完成し、テウルゴスを選定する段階でウズマに「一目惚れ」した。
ハイエンドタイプであるヴァルキュリア・シリーズを基にしているとされ、特に機体運動の制御や格闘戦における重心制御を得意としている。
20代前半の赤毛短髪のコーカソイド系男性型アバターを好んで使用し、ウズマの電子デバイスにもよく出現する。
こと戦闘となると非凡なまでの非情さを発揮するが、普段はさっぱりとした気質で、面倒見のよい兄貴肌。信念と義を重んじ、死力を尽くした戦いを望む武人然としたあり方は、我が強く戦士としての振る舞いを忘れないウズマと相性がいい。
搭乗テウルギア/アンガルタ・キガルシェ
機体名 |
アンガルタ・キガルシェ(027MRS-AFW) |
開発 |
技仙公司・技仙AFW(アドバンスド・ファクトリー・ワークス) |
機体サイズ |
約14.1m |
武装 |
・発展型高出力レーザーキャノン「32式重自動光槍」 ・改良型高初速マシンガン「20式自動機槍D型」 ・高威力型グレネードライフル「10式重自動機槍」 ・発展型レールガン 「20式自動電槍」 ・対戦術装甲用近接格闘兵装「シタ(30式双剣)」 ・高機動型ブースターユニット「マアンナ」 ・対人機銃×2 |
機体概要
“イルカルラの住まい、『暗黒の家』へ
入る者は出ることのない家へ "
腕部にグレネードもしくはレールガン、マシンガン、ソード、背部にレーザーキャノンと背・肩部にブースターユニットを搭載している高機動型の中量級テウルギア。
機体色は鈍い金色で、真鍮色にも見える。通り名も機体色と戦場の只中に飛び込んで行く戦法から。
建造と擬装を担当したのは技仙公司の完全子会社にして、テウルギアとマゲイアのカスタム・チューンのみを扱う「技仙AFW(アドバンスド・ファクトリー・ワークス)」であるが、この機体とほぼ同じ仕様の機体が『アンガルタ・キガルシェ』隊に配備されている為、この機体は専用のチューン機体と言える。
『アンガルタ・キガルシェ』隊に配備されている他の機体はシタを持たない他、一部の性能を低下させたモデルであり、『マリーン・ヴィーナス』と呼ばれている。
ベースとなったのは技仙公司の標準型テウルギア「027Sイナンナ(指揮官仕様)」だが、胴部・頭部は新規設計の為そのデザインは大きく異なる。
左肩に「雲を裂いて進む船」と「雷」のエンブレムが彫られ、ランク9のジョン・ウーと共に技仙公司の最高戦力に数えられる。
胴部にはイナンナ(027A)のリアクターを二基搭載し、これらを並列稼働させる「ダブルリアクターシステム」を採用。これにより、ヤルダバオートのウォーバードに匹敵する出力を得た。また、これに対応するためフレームも全面的に強化され、増結パーツを噛まされている所もある。
戦闘スタイルは高速で動き回りながら、マシンガンとグレネードかレールガンで削り、隙を見せたところにレーザーキャノンを叩き込むか、懐に飛び込んで「シタ」で斬り飛ばすというもの。
その高度な戦闘スタイルはテウルゴスの高い技量とレメゲトンの機動管制能力の連携によるものであり、彼女らのチームワークの高さが伺える。
機体名はメソポタミア語で「大いなる天から大いなる地へ」の意。「イナンナの冥界下り」に関する叙事詩。
所持兵装
グレネードライフルとレールガンは選択式。
発展型高出力レーザーキャノン 32式重自動光槍
光学兵器に批判的なスタンスを取っていた技仙の意欲作とも呼べるレーザーキャノン。
大型な高出力ジェネレータの採用・エネルギー収束器の大型化とキャパシティ増加・放熱機構の一新により、平均的なレーザーキャノンの2倍近い出力を実現した。
収束機構と砲身のモード切り替えシステムにより、最大出力を発揮できるチャージモードと比較的低威力・高発射サイクルのセミオートモードの切り替えが可能。
最大出力時は試験に使われたTFS製テウルギア、ドゥルガーの正面装甲を融解、機体を貫通するほどの威力を誇る。
しかし威力の分要求されるリアクター出力や取り回しもよいとは言えず、市販されているものの購入する物は多くない。
改良型高初速マシンガン 20式自動機槍D型
原型はイナンナに使われた物を改良した、110mm弾各種を使用する、近距離機動戦に適したスタンダードなマシンガン。イナンナの標準装備をチューンしたものであり、改良前版より砲身が切り詰められている。
有効射程距離は短いものの、弾速・汎用性が高い。又連射速度も高く、弾幕を張るのに向いた逸品。
兵装内蔵FCS(射撃管制装置)も近距離性能に特化した調整がされており、ロック速度が非常に早い。
高威力型グレネードライフル 10式重自動機槍
シーター、イナンナの標準装備。高威力の榴弾や徹甲弾を発射する。
命中率は高いとは言えないが、撹乱や曲射など多彩な使い方ができる。
発展型レールガン 20式自動電槍
シーター、イナンナ用に開発された新型装備。既存のレールガンの設計を改良し、より初速を高めて貫通力と破壊力を高めたモデル。
複数の建物を貫通してなお弾速を損なわないその性能は、技仙公司が持つ技術の真髄を遺憾なく発揮する。
対戦術装甲用近接格闘兵装 シタ(30式双剣)
アンガルタ・キガルシェの専用兵装。特殊合金製の両刃の剣であり、腰部のラッチにマウントされる。破格の切れ味を誇り、装甲の薄い部位であれば敵テウルギアをフレームごと断ち斬ることができる他、装甲板の継ぎ目に突き刺す様に使う事も可能。
高機動型ブースターユニット マアンナ
アンガルタ・キガルシェの専用兵装。肩部と背部に装備された高出力ブースターユニット。赤兎の『飛燕』を基にして造られている。特に肩部のそれは可動域が広く、横方向への瞬間的な大加速を可能にした。大型バーニアが5基(肩部2・背部3)、中型バーニアが4基という構成であり、翼を追加すれば自力での飛行すら可能にする。
上面には兵装ラックがあり、非使用時は手持ち火器を格納する。
対人機銃×2
デモ制圧などに用いられる対人用機銃。腿部に備え付けられている。
歩兵や通常車両などが想定されているため、マゲイアなどには有効とはいえない。
原案・琴乃
最終更新:2018年08月03日 17:39