(まだまだ作成中)
浮き織り
経糸を意図的に飛ばして緯糸を上に出すことで模様を出す織り方。模様が浮き出て見えるので「浮き織り」。
透かし織り
はさみ織り
打ち込み、ビート (Beat)
リードを手前に引いて緯糸を揃えること。
経糸 (Warp)
たていと。織機に向かって座った時に、織機に縦(垂直)に張る糸。通常は仕上がりの布の長さより40~60㎝程度長めに用意しておく(前後に20~30㎝位ずつ長く取る)。原則として経糸は制作途中で変更できないので、色や材質等を事前に決めてから糸を張る。
リジッドへドル機の場合、経糸(1本)の長さは完成品の長さに、織り始めと終わりに前後にそれぞれ20~30㎝ずつ取るので、完成品の長さ+40~60㎝必要。同じものを複数まとめて織る場合は、完成品の長さ合計+前後分+間隔分必要。
例:2mのマフラーを織る場合、経糸1本の長さは2.4~2.6m必要。
45cm+縫代で長さ50㎝のランチョンマットを、前後に30cmずつとマットとマットの間に5㎝空けて4枚織る場合は、50×4+60+5×3=275㎝(2.75m)
例:2mのマフラーを織る場合、経糸1本の長さは2.4~2.6m必要。
45cm+縫代で長さ50㎝のランチョンマットを、前後に30cmずつとマットとマットの間に5㎝空けて4枚織る場合は、50×4+60+5×3=275㎝(2.75m)
織り機に取り付ける際にぴんと張る(テンションをかける)ので、ある程度の強度が必要。織り幅の分同じ糸(同じ太さ・材質)の糸を使うことが多いが、リジッドへドル機の場合はデントを飛ばしたり、Vari-dent等のエクステンションを使って太さの異なる糸を張ることもできる。
経糸の強度確認(Warp test)
目安としては、4本取り以上の糸であれば強度は十分なことが多い。よく分からない場合は、20~30センチ程度の糸を取り、両手の中指に巻き付けて横に引くWarp testで強度を確認する。
1.たわんだ状態から勢いをつけてぴん、と引く
2.ゆっくり徐々に力を入れながら引く
1.で糸が切れたり、2.で糸が少しずつ伸びてきたら強度不十分なので、経糸には使わない方がいい。
1.たわんだ状態から勢いをつけてぴん、と引く
2.ゆっくり徐々に力を入れながら引く
1.で糸が切れたり、2.で糸が少しずつ伸びてきたら強度不十分なので、経糸には使わない方がいい。
整経(Warping)
機拵え(Dressing)の手順で、経糸を必要な長さx本数用意すること。整経台(Warping Board)等を使って事前に用意してから織り機に取り付けるIndirect Warpingと、織り機に直接かけていくDirect Warpingがある。
緯糸 (Weft)
よこいと。織機に向かって座った時に、経糸の間に横(平行)方向に入れて行く糸。経糸より糸の種類の自由度は高い。経糸には適さない強度の弱い糸や、裂いた布(裂き織り)、紡いでいない毛等も使用できる。途中で糸を変えることも可能。ただし材質の異なる糸を併せて使う場合は、織り上がった作品の仕上げ洗いの際に縮絨率の違いで歪みが出る場合があることを念頭に置くこと。
機拵え(はたごしらえ=Dressing the loom)
織り始めるまでの下準備。リジッドヘドル機の場合は経糸を用意して織り機にかけること。
捨て織り Header
ヘドル、綜絖=そうこう(Heddle)
経糸を通し、ペダルや手で操作して一部の糸を持ち上げるための機構。
高機では金属製または糸、リジッドへドル機では樹脂製でヘドルとリードの機能が兼用できる構造になっている。
平織(Plain weave)
リード、筬=おさ(Reed)
櫛状の枠になっており、手前に引いて経糸の間隔を揃えつつ緯糸を詰めて行く部品。
リジッドへドルルーム、リジッドへドル機(りじっどへどるばた)(Rigid heddle loom)
経糸を通すヘドルと、緯糸を打ち込むリードの機能が兼用できる樹脂の部品がついている手織機。英語では樹脂部分をリードと呼び、日本語では綜絖、または筬綜絖(おさぞうこう)と呼ぶ。
高機のヘドルは金属製等で一つ一つが独立しており、経糸の上げ下げの自由度が高い(どの糸を上げるかを足で操作する)が、リジッドヘドルやオープンリードルームは糸を一本おきに上げ下げする平織りに特化した構造になっているため、経糸の上げ下げで模様を出す場合は手動で操作する必要がある。
高機のヘドルは金属製等で一つ一つが独立しており、経糸の上げ下げの自由度が高い(どの糸を上げるかを足で操作する)が、リジッドヘドルやオープンリードルームは糸を一本おきに上げ下げする平織りに特化した構造になっているため、経糸の上げ下げで模様を出す場合は手動で操作する必要がある。