デゼル関連

デゼルというキャラクター

ロゼが幼い頃から常に周りに居て、当時のギルド『風の傭兵団(現・風の骨)』に加護を与えながら、親友ラファーガと共に旅をしていた。
ロゼを非常に気にかけており、「(おんぶに対して)導師に身体を預けるのは無防備だ」「その子に近づくんじゃねえ」と事ある毎に干渉し、その過保護ぶりは他の天族から指摘を受ける程。
『風の傭兵団』を暗殺ギルド『風の骨』へと堕とした敵を憎み、復讐の為にロゼを“器”として利用している。過保護になるのはその延長上のもの。
当人はそのつもりだったのだが、五年前に起きた事件が原因で記憶と事実に多分の齟齬があり『風の傭兵団』との旅が終わってしまうことへの焦燥感がコナン皇子の欲望を穢れと結び付け、短期間で憑魔化する程の加護を無意識に与えてしまっていた……と言う真実が後に明らかとなる。
『風の傭兵団』を暗殺ギルドにしてしまったのは、デゼル自身の加護が原因だったのだ。

デゼル:旅が終わる……?

デゼルの復讐敵だったサイモンから人はそれを「疫病神」と呼んでいる、と指摘される。サイモンもまた、業を背負った哀れな天族という。デゼルとサイモンは業を背負った天族で人からは疫病神とされる存在の天族だった。

アニメでのデゼル

一期ではほとんど出番が無く風の天響術でロゼを助力する程度。
一期最終回ではロゼの服の裾を風でめくってからかうというシーンがあるが、ゲームのデゼルは年頃の娘が無防備に導師に身体を預けるなと注意するスキットがある。
ゲームのデゼルはロゼを年頃の娘として大事に扱おうとするそぶりが見られるがアニメでは一期最終話で裾めくりをするシーンがあるように製作者が原作設定を理解していない節が見られる。
裾をめくってからかうシーンを観た当時のゲームプレイ視聴者から出番が少なかったこともあり「デゼルってこんなキャラだっけ?」と声が挙がる。

二期からはロゼの弱者が救われる世界にしたいという気持ちと風の傭兵団の団長兼ロゼの育ての親ブラドの考えに共感し、ロゼの為だったらなんでもやるという主張を示す。

デゼル:俺が付き合ってやろうか。お前が本気で殺るというなら俺がいって殺ってきてやるよ
許せないんだろう?殺っちまおうぜ、あんな奴ら。聖職装って全民の金品を自分のものにしちまう…殺っちまわねえとわかんねえよ
ロゼが権力者に逆らえない弱者を救いたいというキャラクターに変更されてる為、暗殺者として生きるロゼに弱い者を蔑ろにする権力者=悪 なら殺してしまってもいいと殺害を幇助するかのような言動を見せる。
権力の乱用に司教が絡んでいる為15話では天響術で教会を一部破壊する描写が挟まれた。(詳細

死亡について

24話「風になる」で、一度は死亡を回避するやり取りがあるが、ロゼの風神依攻撃時にドラゴンになったサイモンへと自ら特攻する。原作ゲームでの離脱(死亡)はスレイがデゼルの魂をザビーダから預かったジークフリートで放つ。

主観による推察
デゼルをジークフリートで放つことがスレイの引導で特攻死させることになるとも捉えられる為、アニメ版の「殺しは絶対駄目」「浄化」という二つの主張に反する行為になる為ジークフリートを使わない特攻をさせたのではないか。
風神依戦闘中のロゼと声を重ねて攻撃をするシーンではロゼがスレイに代わって魂(デゼル)を放つかのようなポーションも見られる。その後のロゼとの会話では、「スレイには俺が死んだのはお前のせいじゃねえって言っといてくれ」という台詞がある。

デゼル役のインタビュー

泣くロゼ、シリアスな曲でエンディングに入り視聴者はアニメでは離脱(死亡)を回避してくるのでは、と声もあがったがインタビューにて

デゼル役:前半はまったく出番がなかったので、正直不安を感じていた部分もありました。ただアニメーションのクオリティが素晴らしいことは逐一確認していましたので、中盤からやっと参加できたのは本当に嬉しかったですね。ゲームの時にも魂を込めましたが、同時に、それ以上に丁寧に描いていただいて、その命を全うすることができて、デゼルの演者として心から感謝しています。
魂は残しました。このあとは信頼する仲間たちが、きっと素晴らしい結末に導いてくれるでしょう。見届けてください。
「その命を全う」「魂は残しました」と発言しており、離脱(死亡)回避は無いことがほぼ決定された。(25話終了時点)
最終更新:2017年04月21日 23:31