野犬・後編

※前編とは書かれた方が異なります


832 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ 0Hc3-3kKd)[sage] 投稿日:2017/07/29(土) 20:55:25.33 ID:S/vYCuizHNIKU
野犬の続き、

アライさんが生んだちびアライさん全て失ってしまい、
泣き枯れて呆然自失の状態に陥っているアライさんだが、
ちびアライさんを喰らった野犬がやって来て、
最後のちびアライさんの亡骸に目もくれず、
のターゲットはアライさんの方へと向けていた。

アライさん「あぁ、もうやめるのだ。アライさんはもう動けないのだ・・・」


833 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ SD8a-3kKd)[sage] 投稿日:2017/07/29(土) 21:13:56.54 ID:os2PSJXCDNIKU [1/2]
続々と野犬たちは次々とやって来て、そして・・・

アライさん「やめるのだ!!アライさんを食べるのをやめるのだああああああぁっ!!!」

野犬たちはまともに動ける状態じゃないアライさんに喰らいに襲いかかった。
アライさんの腕、足、首筋、顔面、目玉、
ちびアライさんに与えるはずだった母乳が貯まった乳房と、
アライさんのあらゆる所を喰い千切り、
野犬たちは貪欲の限り、アライさんを喰らい尽くした。


834 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ SD8a-3kKd)[] 投稿日:2017/07/29(土) 21:22:03.02 ID:os2PSJXCDNIKU [2/2]
アライさんを喰い尽くしてる野犬たちの少し離れた所で、
最後のちびアライさんの亡骸を1匹の別の野犬が静かに捕食していた。

生んだちびアライさんを全て喰われ、
そして産みの親であるアライさんも、
ちびアライさんを喰らった野犬たちに喰われ、
生命の誕生を歓喜するはずが、
親子揃って、絶望の死へを向かって行ったのであった。

END




最終更新:2018年04月02日 23:59