932 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (スプッッ Sdea-QRRJ)[sage] 投稿日:2018/07/14(土) 23:27:12.79 ID:QFs+5HVfd
セルリアン1「はぐがぶぅ」
アライさん「ふんむうううううむぐうううぶうううう」ジタバタジタバタ
あなたの目の前にセルリアンとアライさん一家が現れた。
セルリアンはアライさんの汚い顔を頭ごとぱくりと食べ、アライさんはまだ食べられていない手足をばたばたよろよろさせて暴れている。
セルリアン2「はぐがぶぅ」
アライちゃん1「ままああああこいちゅぶっこよしてえええええ!!!」
セルリアン3「はぐがぶぅ」
アライちゃん2「ピギ-!!ピギ-!!」ジタバタジタバタ
食われかけてるアライさん同様その幼獣どももセルリアンに食われかけている。
頭から食われるヨチラー、足から食われるヨチラー、手から食われるハエガイジ。
どうやらセルリアンの群れとアライさん一家の争いはセルリアンの圧勝で終わるようだ。
この現場を見たあなたは、パークやぱびりおんの秩序と平和を守る管理者かもしれない。
もしくは自然を守り害獣を狩るハンターかもしれない。
あなたがどちらにせよ間違いなく言える事はセルリアンは人類とフレンズの敵であるということだ。
そして捕食中のセルリアン、しかもそれと真正面に対峙した今なら、あなたにはそれ群れだろうがほぼ確実に勝機がある。
ヒトとフレンズが手を取り合い作り上げた知恵と技術はヒトにセルリアンと戦うだけの力をもたらしたのだ。
今のあなたはセルリアンに間違いなく勝てる。
さて、どうしようか?
934 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW 6df8-JKnB)[sage] 投稿日:2018/07/14(土) 23:34:20.17 ID:mva/R1Fk0 [2/2]
攻撃手段による。
セルリアンの数そこまで多くないみたいだし、
榴弾やロケットランチャー、あるいは機関銃のような範囲攻撃型かつ全員を巻き込めるなら諸とも殲滅するし、
狙撃銃とかの単体攻撃型なら無駄弾少なくしたいし、万が一も無くしたいから増援呼ぶかな
935 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW 11bb-+fYf)[sage] 投稿日:2018/07/14(土) 23:35:16.75 ID:sOyGhWuf0
932
アライさんたちがすっかり食べられるまで、放置で。
単独でセルリアンに勝利できるならアライさんも減らせてまさに一石二鳥。
938 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (スプッッ Sdea-QRRJ)[sage] 投稿日:2018/07/15(日) 00:27:28.98 ID:ujduHF1Cd [1/2]
934
935
相手は人類とフレンズの敵だ。万が一でも負けるわけにはいかない。あなたは増援を呼ぶことにした。
通信機を取り出し、連絡を取る。数分後には近くのセルリアンハンター達が来てくれるようだ。
目の前のアライさんは諦めた。どの道助ける道理は無い。
助かったとしてもセルリアンハンター達に汚い罵声を浴びせるか、彼女達に付き纏い威を借る狐、いや威を借るハエガイジになるだけだろう。
そういう事例を何度も、回数を忘れるほど見てきた。
そんなことよりも、こいつらがどのタイミングでサンドスターを吸い上げられるかは知らないが、このままセルリアンに逃げられるわけにはいかない。
ここで足止めする。食うものだけ食って逃げられるわけにはいかない。
あなたは護身用の拳銃を取り出し、アライさんの頭に食らいつくセルリアンに発砲した。
アライさん「ん!?」ビグン
銃弾はしっかりと狙ったところを突き進む。
セルリアンの柔らかい体に突き刺さり、衝撃が反対側に突き抜けた。
つまり、セルリアンの体内にあったアライさんの頭にも直撃。
アライさん「」ビクビクビクンビクンジッタンバッタン
青いセルリアンの身体が赤になっていた。アライさんが撒き散らすはずだった血と脳漿を全てセルリアンが吸い取った。
セルリアンの容態の変化はそれだけだ。ただの銃弾一発で倒れるほどセルリアンは甘くない。
平然としている赤いセルリアンを被ったままゴキガイジムーブを決めるアライさんは、フレンズというよりどこぞの怪人のように見えた。
この一撃でセルリアンは自分に気付いた。そのタイミングでセルリアンハンターから連絡が入る。聞き慣れた、馴染みのハンターの声だ。
地名を確認。現在地と一致。周囲の状況や目印を伝える。あと数十秒でこちらに到着すると聞いて勝利を確信する。
アライちゃん1「ぐぞばばあ…だずけろぉ…おおぉ…」
小さいセルリアンもこちらを見た。
ヨチラーどもは絶望と怒りの表情を浮かべながら毛も生えていない小さなアライグマになって死んだ。サンドスターを全て奪われたのだろう。
アライちゃんは成獣であるアライさんに比べ、サンドスターとけものプラズムが少なく、サンドスターを奪われる事が死に直結する。
アライグマのフレンズであるからこそ生きてこれたツケが、アライグマに戻った瞬間に全て払わされるのだ。幼獣の身体が耐えられるものではない。
奇跡的に生き残れたとしてもずっとアライさんとして生活してきたのだから、アライグマとして生きていくのは絶望的だ。
ある意味ここで死んだ事は正解だったかもしれない。
全てのセルリアンがこちらに意識を向けたことも、今死んだヨチラーどもの未来のことも含めてだ。
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939 名前:>>938続き (スプッッ Sdea-QRRJ)[sage] 投稿日:2018/07/15(日) 00:31:41.54 ID:ujduHF1Cd [2/2]
あなたはカプセルを握りセルリアンを睨む。
カプセルに入ったフレンズの毛皮、けものプラズムがヒトの打撃をセルリアンへの有効打へと変える。
フレンズから身体の一部を分け与えられる、それに足る信頼親愛、それこそがヒトがセルリアンを倒す為の唯一の鍵となるのだ。
あと十数秒、そう意識した時に後ろから呼ぶ声が聞こえた。
やはり君か。顔なじみのセルリアンハンターの気配を背中で感じた。彼女の仲間達の気配も一緒に感じた。
ゴキガイジムーブを終えて動かなくなったアライさんを見て彼女達は感情を揺れ動かさない。つまり「そういうこと」だ。
そしてセルリアンの群れと対峙する、一人のヒトとフレンズ達の戦いが今始まる。
940 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ ea12-LQig)[sage] 投稿日:2018/07/15(日) 10:50:40.53 ID:LVsnt6nT0 [1/2]
939
乙。
なんか壮大な物語が始まりそうな終わり方で、テンションが上がった。
最終更新:2018年07月18日 23:27