291: 名無しさん (ワッチョイ ad88-d36c) :2019/06/25(火) 05:34:18 ID:ulRnjgQU00
「んぎぎぃ、苦しいのだぁー、ううぅぅ・・・」
お腹の大きなアライさんが木の根元のくぼみに隠れる様に座り込んでいる。
まもなく生まれるのだろう、激痛に顔を醜く歪め脂汗をかいている。
今何か起こっても何も出来ない、その恐怖から痛みをこらえ絞り出す様に声を抑え周囲を気にしているが痛みを訴えずにはいられない。
痛みにのたうっているうちに破水した様だ。
アライさんの股間から羊水が止め処なく溢れてくる。
「ア、 アライさん壊れちゃったのだぁ、痛くて痛くておもらしまで止まんないのだぁ」
初めての出産なのだろう。次々と起こる身体の異常にパニックを起こしかけている。
「いだいぃぃ、ぐるじいぃぃ・・・へねっくー、へ・・・へねぇー」
あった事もないフェネックに助けを求めるアライさん。だが誰も来るはずもなく・・・。
「のあっ、のあっ、へんなのだ!おしっこのあなから何か出てくるのだぁ」
ついにアライさんの出産が始まった!
股間からひり出される様にリンゴ程の大きさの頭が見え隠れする。
その姿はぬるぬるとした膜に覆われ血まみれだ。まるで内臓がはみ出した様なグロテスクな姿と立ち込める血の匂いにアライさんははっと青ざめた。
「なんがぎもぢわるいのがででるのだぁ・・・ぢがいっぱいぃででるぅ・・・まずいのだぁ、あぶないのだぁ、はやぐっぅ・・・にげないどぉっ」
血の匂いで捕食者が集まるのではないか、そう反射的に考え恐怖を感じていた。
この場から離れようと身体をひねろうとするが股間に頭半分が出たアライちゃんと身体中を巡る激痛で満足に体が動かせない。
「ばぁやぐっ、おじっこのあなのぎもじわるいの、だざないどぉー」
必死に上半身を起こし股間に居座っているアライちゃんを引き抜こうとするが、アライちゃんを覆うぬるぬるで上手く掴めない!
「どぼじでぇー、でろお、はやぐぎもじわるいのアライざんがらででげえぇ!ふうぅぅ!!」
何度も上体を起こそうと下腹に力を込めたのが功を奏したのか、ようやく最初の一匹がひり出された。
「よ、ようやぐ、ぎもじわるいのがあらいざんのおじっこのあなのがらででったぁ!」
しかし出産は始まったばかり。すぐに次の一匹が股間に顔を出す。
「ぎぎっ!まだなのだぁ、ごわいっ、ごわいのだあぁぁ!じんじゃう、じんじゃうぅっ!!」
最初にひり出されたアライちゃんはへその緒が繋がったまま、顔を覆う膜を必死に引きはがそうと手をバタつかせていた。
本来であれば親のアライさんが生まれた子供のへその緒を噛み切り、全身を覆う膜を綺麗に舐め取ってやるものだが、このアライさんは初産でパニックを起こした上、自分が子供を産んでいるとは思っていないため、生まれたアライちゃんのことを「もぞもぞ動くキモい肉塊」程度にしか思っていない。
しかも周囲に立ち込める血の匂いが捕食者を呼び寄せることを気にかけ恐怖している。
もう出産どころではない心持なのだ。
そのうち、一匹目のアライちゃんがようやく口を覆う膜を取り払った。
「のおおおおおりゃぁぁぁん!!のおおおおりゃぁぁぁん!!!!」
ようやく初めての息を胸いっぱいに吸い込んだアライちゃんは自己主張する様に最大級のボリュームでサイレンの如く泣き始めた。
「わっわわっ!やべるのだ、おおぎなごえをだすのはいげないのだぁ、ぐうぅぅのおおん!」
突然泣き始めたアライちゃんに驚き黙らせ様とするがせいぜい声をかける位しか出来ない。
そうこうしているうちに二匹目が股間から滑り出た。
「のあっ、のんわぁぁ!のああああぁぁぁん!!」
鳴き続ける一匹目に続き二匹目も爆音で泣き始める。
「もうだめがもじれないのだぁ、アライざんのぉぎぎなのだあぁ!」
アライさんまで泣き始めてしまった。
その声を聞き付けた何者かが迫ってきた。
草むらをかき分けるガサガサという音が聞こえる。
「だれなのだ!」
恐怖に引きつりながら音のする方に声をかける。
「おー、ゴミパンダの出産?初めて見るよー!」
素っ頓狂な声を上げて背の高い女が表れた。全身を野球のユニホームに包み右手には金属バットを携えている。
「そんなに怖がんないでよ、ゴミパンダ―!」
そういうとアライさんの股間を覗き込む様にしゃがむ。
「な、なんのようなのだ、アライさんは今取り込み中なのだぁ」
アライちゃん二匹は泣き止む様子もなく、アライさんの股間からは三匹目が顔を出している。
「アタシはミナっていうんだ、よろしくー」女はアライさんに挨拶をした。
「凄いねー、これ、ゴミパンダが産んだんでしょ」そうミナが尋ねると
「よくわかんないのだ、おなかがいだぐで、おしっこのあなからぎもぢわるいのがでてぎで、おもらしも止まんないのだ」
フレンドリーな態度が功を奏したのかアライさんは痛む腹を撫でながら助けを求める。
「気持ち悪いのってw、これゴミパンダの赤ちゃんじゃん!にしてもこの子ら、よく泣くねー」
ミナがそう言うとアライさんは驚いた様に、
「ごのきもぐて、うるざいやづがアライざんのあがじゃん?」
ミナも驚いた様に答える。
「そーだよゴミパンダ!あんたの子だよ!おかーさんになったんじゃん!やったね!」
アライさんはその言葉を聞いて一気に優越感に包まれた。
憧れのおかーしゃん、自分がそのおかーしゃんになった、なんと誇らしいのだろう!!
292: 名無しさん (ワッチョイ ad88-d36c) :2019/06/25(火) 05:35:36 ID:ulRnjgQU00
「うれじいいのだぁ、アライざんごれがあがじゃんだっでじっどもぢらながったのだ」
「でもどっでもうるざいのだ、ごのままだとわるいやづがよっでくるかもじれないのだ」
ミナは答える。
「まあまあ、せっかくの赤ちゃんなんだし大目に見ようよー」
アライさんはその言葉に対して
「やっばりダメなのだ、アライざんをぎぎにおどじいれるわるいやづなのだぁ、いまずぐしずがにさせでほじいのだぁ」そう言ってミナを見上げる。
後ろでは二匹のアライちゃんが母親を呼んで声を張り上げ泣き続けている。
ミナは立ち上がってバットを頭上に掲げた。
「静かになればどうやってもいいの?」
「いいのだ!なにじでもいいのだ!ぞいづらをだまれぜるのだぁ!!」
アライさんがそう答えた瞬間、ミナはアライちゃんにバットを振り下ろし叫んだ。
「よっしゃー、任されたぁ!」
「のりゃあああん!のりゃああぶぎゅ!!」
振り下ろしたバットは的確にアライちゃんの頭をかち割った!
「うおっ、な・・・」
アライさんが目の前の光景にショックを受けたのか無言になってしまった。
そんなアライさんを余所にミナは泣き止まないもう一匹のアライちゃんに狙いを定めた。
「もういっちょ、どっせい!」
「のりゃぁぁ!のりゃぁぁ!!のりゃりゃりゃりゃぁぁ!!!ごぶうぅ!」
ようやく周囲に静寂が訪れた。
アライさんが一転して声を荒げミナを非難する。
「な、なにじでるのだぁ、がわいいがわいいアライざんのあがじゃん、どぉじでごろずのだぁ!!」
「いやいや、キモいって言ってたし!大体、何してもいいから黙らせろって言ったじゃん?」
涼しい顔でアライさんの非難に返答する。
「ぐううう、ゆるざないのだぁ」アライさんが怒りを露わにした瞬間、つるんと三匹目が股間から吐き出された。へその緒が繋がったままのアライちゃんは死んだ姉たち同様に口の周りを拭い大きく息を吸うと母親に自己の存在を示すため音量で泣き始める。
「おっ、この子もうるさいねぇー、やっちゃうか!!」
ミナがバットを振りかぶるとアライさんが慌てて
「ダメだのだ!あがじゃんごろじじゃだめだのだ!」
が、振り下ろしたバットが止まることもなく・・・
「のりぁあ!のりゃあ!!のりゃあ!!!のりゃあ!!!!のりゃあぎゅるぅ!!」
今度はアライちゃんの腹に振り下ろしたバットが直撃した。
アライちゃんは内臓を粉砕され穴という穴から血を吹き出し、全身を引くつかせながら死んだ。
「ひどいのだ、いだいおぼいじでうんだがーいいがーいいアライざんのあがじゃん、まだじんじゃだのだ・・・ううう」
どうしていいのか解らないのだろう。アライさんは狂った様に両手をコスコスと擦り合わせおろおろとしている。
「ゴミパンダ―、どんどん産んじゃおーぜー!」
ミナはそういうとバットでぐりぐりとアライさんの腹を押す。
「やべるのだ!いだいのだ!おながのあがじゃんじんじゃうのだ!!」
悲痛な叫びを漏らすも腹を刺激されたことで四匹目はつるんと頭がむき出しになった。
膜に覆われた顔は目が明いておらず金魚の様に口をパクパクとさせている。
「おっしゃ、来た来たー!」
ミナはまだアライさんの股間に挟まったままのアライちゃんの顔面目がけてバットを打ち下ろす。
ゴキン!っと鈍い音がする。
バットと地面の挟み撃ちになりアライちゃんの顔面がぱっくりと割れた。
衝撃で目玉は眼窩からとび出し鼻は潰れ割れた頭蓋からは脳しょうが噴出している。
「おおおお、うまれでもいないうぢにぢんだのだぁ・・・ごんなのっでないのだぁ」
偉大な母親になったことを認識し有頂天になっていたアライさんは母親でいるためのアイテム、アライちゃんを次々に殺され茫然自失となってしまった。
目にはいっぱい涙を溜めている。
ミナはニコニコと笑顔でアライさんに話しかける。
「どーお?生まれる端から赤ちゃん殺されんの?結構キツくない?へへっ」
ミナのへらへらとした態度と裏腹な残虐性にアライさんは恐怖した。
「ほらほら、まだいるんでしょ!早く出しちゃおうよ!」
そういうと股間に詰まったままの四匹目を引きずり出し放り投げた。
「も、もうあがじゃんごりょざないでぇぇ!」
アライさんは号泣し懇願する。しかし興奮し力むことで次のアライさんが股間からひり出された。
ミナが間髪入れずに動く!
「来たぜー、とりゃぁ!!」
今度はアッパー気味にアライちゃんの頭をすくい上げる。
アライちゃんはアライさんに向かって飛んで行き、その鼻っ面をへし折り顔面にめり込んだ。
「のごおぉぉ、アライざんのがわいいおがおがぁ、がわいいあがじゃんがぁ、ぐちゃぐちゃなのだあ」
顔面をコスコス擦り悶絶するアライさん。そんな状態でも身体に力を入れる度にアライちゃんが外へ外へ押し出されていく。
アライさんの腹を見る限り最後の一匹だろう。ミナは産み落とされるアライちゃんをじっと待った。
「でてぎじゃだべなのだぁ、ひっごむのだぁ、あがじゃんおがーじゃんのゆーごどぎくのだぁ」
出産の痛みと闘いながらアライさんはひり出される最後のアライちゃんを何とか胎内に押し戻そうと股間のアライちゃんへ手を伸ばすが満足に身体が動かせず手をバタつかせるだけだった。
ようやく最後の一匹の全身が外に出た。アライちゃんは顔面をごしごしと擦ると鼻と口を覆う膜を引きはがし大声で自己主張を始める。
「のりゃああん!のりゃっのりゃっ!のりゃりゃぁぁぁん!!!」
「ああっ、ひどしゃん!やべてほじいのだ!ごろざないでぇ、ごろざないでほじいのだぁ!」
ミナに向かって懇願するアライさん。初めての出産をようやく終えて動く気力もない様だ。
ただただ最後のアライちゃんを殺さない様にお願いするしか選択肢はなかった。
293: 名無しさん (ワッチョイ ad88-d36c) :2019/06/25(火) 05:37:06 ID:ulRnjgQU00
しかし当のミナはそんなアライさんの願いを全く無視し他のアライちゃん同様、金属バットを振り下ろすだけでした。
「ふん!!!」
ひと際するどくバットを振り下ろすとアライちゃんの顔面の右半分が潰れた。
「ほぎゃあぁぁ!のおぉぉぉぉぉん!!」
満足に動けない身体を芋虫の様にくねらせ必死に足掻くアライちゃんをミナはニヤニヤと笑いながら見ている。そして十分にその姿を鑑賞し終えるともう一度、今度は股間の辺りを狙ってバットを振り下ろした。
辛うじて死んでいない状態のアライちゃんだったが、下腹部にバットがめり込むと
「ぎゃびびびびぃ!!」と断末魔の叫びを上げ、ひくひくと痙攣を繰り返すとそれも直ぐに収まり、そのあとはぴくりとも動かなくなった。
「うううっ、ずごぐいだがっだのに・・・あがじゃんみんなぢんじゃっだのだぁぁ、おおぉん!ぐずっ、ぐずっ」
ミナが泣きじゃくるアライさんにどこから出したのかアライグマを差し出す。
「いやー、今日は悪いことしちゃったから、この子を上げるね」
アライさんはぽかんとしている。
「だからさー、どうせまたすぐに妊娠するんだし、この子と交尾しちゃいなよー」
そういうと興奮気味のアライグマをアライさんの股間に押し付ける。
アライグマはそのままアライさんに性器を挿入し射精した。
交尾が終わるのを確認してミナはアライグマを引きはがしアライさんの目の前で撲殺した。
「おおお、あだらじいがれじがでぎだどおぼっだのにぃー」
「いやほら、アライグマって駆除対象だしwww」
相変わらずミナは嘲る様にへらへらと笑っている。
「さてと、じゃあまた産まれる頃に遊びに来るわ」
アライさんがようやくミナの目的に気付き逃げようとする。
四つ這いで這いずる様に移動するが股間へその緒でつながったアライちゃんたちをずるずると引きずり思う様に進めない。
「こらこら逃げちゃダメでしょー、探しやすい様にこれからもこの辺に居てよー」
ミナはそういうとアライさんの左ひざを狙ってバットをフルスイングする。
ゴキン!という鈍い音が響きアライさんの左ひざが砕けた。
「のごおぁー、おげえぇぇ!」
骨折の痛みでゴロゴロと転がりえずいているアライさんにミナは声をかける。
「じゃ、またねー」そういってミナは立ち去った。
「のごおえあぁぁぁ!ふーっ、ふううっー!ごんなのっでないのだぁ!!!!!」
アライさんの慟哭が森にこだました。
294: 名無しさん (スプー 4399-7af3) :2019/06/25(火) 17:48:42 ID:EYGGL2vwSd
293
ありがとうございます!
四つ這いで這いずる様に移動するが股間へその緒でつながったアライちゃんたちをずるずると引きずり思う様に進めない。
この表現は新しい。
ファンネルアライちゃんですね。
ファンネルの方は壊れてますが。
最終更新:2019年07月15日 23:15