ズッキーニャらいさん

12 名前:>>1乙 (ワッチョイ 116d-o7xi)[sage] 投稿日:2017/09/14(木) 01:51:07.32 ID:nR947As60 [1/2]
ドラクエ11やってたら、ズッキーニャという魔物のやられ方がおもしろかった


https://www.youtube.com/watch?v=QrGHwjKkO6Y
  あおむけに倒れた拍子に、運の悪いことに自分の槍が己の胸に突き刺さってやられる。毎回。
こういうコミカルな自爆ってアライさんに似合いそう。(アライさんも、まものみたいなもんやし)

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 かばんちゃんの真似をして、“道具”を使うことを覚えたアライさん。
 槍を入手し、得意げにふりかざす。

 アライさん 「フハハハー! なんとアライさんは、“やり”というものを手に入れたのだ!
        これでアライさんは“さいきょー”なのだー! 天下をとるのだー!」
   テンションアゲアゲなアライさん。
 カメレオン 「ぉぉ、なんだかすごく“武将”っぽいでござる…」
 アライさん 「アラララーイ! なのだ~」
 フェネック 「アライさーん、危ないよー」
   忠告も聞かず、『ピッカピカ』のときのドヤ顔をみせつけるアライさん。


   槍を装備したアライさんを見て、博士&助手が言う。
 助手  「ものの本によれば、かつて“ヒト”は、槍を使いこなすことで
       マンモスのような大型動物すら狩猟できるようになったそうです」
 はかせ 「“ヒト”は槍の力で、『地上最強のハンター』へとのぼり詰めたということです」
 アライさん 「そうなのだ! つまりアライさんのじつりょくと、ヒトの装備が合わされば、
        アライさんは、地上最強すぎるハンターになるのだ!」

 などと意味不明なことを言い出すアライグマ。

 しかし、ヒトを最強たらしめたのは、武器だけの力ではなく、罠や地形を利用する智恵や、共同で狩りを行うチームワークの力。
 知能も低く身勝手な思考で動き回るアライさんが、槍をもってもしょうがなかった…

 そして、3日後。転んだ拍子に、ズッキーニャのように自爆してこの世を去るアライさん。
 アライさん 「ゔっ…」  ザクッ


 アライさんの墓 「」
 かばん 「───そんな、ボクが槍のことなんて教えなければ、こんなことには」


13 名前:ズッキーニャらいさん (2/2) (ワッチョイ 116d-o7xi)[sage] 投稿日:2017/09/14(木) 01:56:21.90 ID:nR947As60 [2/2]

 かばん 「それに、ボクがちゃんと、止めていれば…」
 アライさんの墓 「」
 サーバル 「かばんちゃん…」 「かばんちゃんはきっと悪くなんてないよ!」
  アライさんの自爆である。
 はかせ 「自分を責めてはいけないのです。かばん」
 助手 「アライグマを煽ってしまった我々にも非はあるのです…」
  いや、アライさんの自爆である。

 アライさんの墓 「」
 ヒグマ 「慣れもしない武器を、慢心して振り回していたら……こうもなる…。くそっ」
 ボス 『アライグマハ オッチョコチョイナ映像ガ ヨク話題ニナッテイタ 動物ナンダ…』
 助手 「ヒグマの持つ熊手、キンシコウの如意棒……優秀なハンターですら、
      生まれつき持っている、体になじんだ武器で戦っているのです」
 キンシコウ 「私でも、如意棒を後ろ頭にぶつけそうになることがあるくらいですから」
 リカオン 「アライグマ、手にいれたばっかりの慣れない武器を、はしゃいで
        危なっかしい使い方、してたですからね……」

 アライさんの墓 「」
 フェネック 「だから言ったのにー……アライさーん。」


 おバカに危険物を持たせてはいけない……けものフレンズを見ている良い子の皆も
 アニメの真似をして棒や刃物を振り回したりしてはいけないよ、という、
 怖ろしくも教育的なエピソードとなるのだった───


最終更新:2018年03月27日 00:06