アライサッカー ~その誕生と発展、そしてアライさん~・1

676 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! (選挙行ったか? 5512-3ZDl)[sage] 投稿日:2017/10/22(日) 16:15:06.02 ID:9XUq8tEf0VOTE [2/4]
――――アライサッカー

その競技を行う上で欠かせないのがホイッスルとボールである。

今日はアライさんサッカーで使用されるホイッスルとボールの生産工場、その一日に密着することにした――――

――――工場の朝は意外と遅い。

何でもそ工場で最初に行われる作業が騒音被害として訴えられることが往々にしてあるからだそうだ。

では、その様子を早速見ていくことにしよう。

アライちゃん27「いちゃいのだぁああああーーーーー!!!!」

アライちゃん28「げびぃぃいいいいーーーーー!!!」

アライちゃん29「んぎゃぁあああああーーーーー!!!」

工場では日本全国津々浦々から搬入されてきたアライちゃんの手足を切断する作業が進められている。

作業員は肘まである頑丈な皮手袋を装着し少し変わった形のハサミでアライちゃん達の手足を断ちボールへとしていく。

搬入時は麻酔などで眠らされているアライちゃん。

それをを叩き起こしてからの裁断作業は、アライちゃんが醜い抵抗をするため大変困難である。

しかし、この麻酔から目覚めさせるということが重要なのだと工場長は語っている。

アライちゃん39「ぴぃぃいいいいいーーーーーー!!!!」

アライちゃん40「いぢゃぁあああああいっ!!いぢゃいのあ゛あ゛あ゛あ゛ーーーー!!!」

アライちゃん41「うぎゃあああああああーーーー!!!!」

麻酔がかかって動かないアライちゃんならば手足を断つのは容易い。

だが、アライボール加工場では絶対にアライちゃんの意識を覚醒させてから裁断作業を行う。

何故だろうか?

アライちゃん46「やめるのぁああ!!やめっ、いびゃあああああーーーーーー!!!!」

アライちゃん47「ぎびぃぃいいいいいいいーーーーーーー!!!」

アライちゃん48「ぶげぇぇええええええええーーーーーーーー!!!!!」


677 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! (選挙行ったか? 5512-3ZDl)[sage] 投稿日:2017/10/22(日) 16:15:39.43 ID:9XUq8tEf0VOTE [3/4]
それは先ほどから聞こえてくるこの不愉快なアライちゃんの悲鳴が鍵となる。

そして、冒頭で述べた騒音被害というのもこのアライちゃんの叫び声である。

我々がアライサッカーを鑑賞するとき、それはアライちゃんの虐待される様を見て聞いて感じて楽しみたいときである。

しかしながら、望んでもいないのにアライちゃんの不快な叫びを聞かされるのは相当なストレスなのだ。

現にこうして作業の様子を撮影しているスタッフも最初の方こそ愉悦を感じていたが悲鳴を聞き続けているうちに不快感の方が上回った。

それでも、この工場では生きたまま手足を奪われるアライちゃんの悲鳴が響き渡る。

アライちゃん63「ぶぎぃぃいいいいいいいいーーーーーー!!!!」

アライちゃん64「ほかのやつがどうなってもいいのだ!だからアライしゃんはたすけるのやぁああああーーーーーー!!!」

アライちゃん65「ぎゃぴぃぃいいいいいいーーーー!!!!」

何故作業員はこれ程の不快感、精神的苦痛を率先して味わうのか?

その全ては加工場の片隅でじっとアライちゃんの悲鳴に聞き入っているある男性の為である。

アライちゃん68「んぎゃあああああああああああああーーーーーーーーー!!!」

アライちゃん69「うぎぃぃいいいいいいいーーーーーーー!!!」

アライちゃん70「んぴぃぃいいいいいいいいーーーーー!!!」

そう、彼はアライホイッスル選定技能1級の保持者なのだ。

アライホイッスルはアライサッカーにおいてアライボール以上に重要な役割を持つ。

その為、どんなアライちゃんでもホイッスルになれるわけではない。

良く通る澄んだ悲鳴で、よく響く大きな叫び声を持つアライちゃんのみがアライホイッスルになれるのだ。

アライちゃん79「ぴぎぃぃいいいいいいいーーーーーー!!!」

アライちゃん80「ぐぎゅうううううううーーーーーーーーー!!!」

アライちゃん81「うぎゃぁああああああーーーーーー!!!」


678 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote! (選挙行ったか? 5512-3ZDl)[sage] 投稿日:2017/10/22(日) 16:16:45.54 ID:9XUq8tEf0VOTE [4/4]
だが、生まれながらに良い悲鳴を上げるアライちゃんの数は少ない。

そこで彼のようなアライホイッスル選定技能を持つ者が必要になる。

調教すれば良い悲鳴を出せるようになりそうなアライちゃんを選定するのだ。

アライちゃん86「ふぎゃああああああーーーーーーーーーーー!!!!」

アライちゃん87「うぎぃぃいいいいいーーーーーーーーーー!!!」

アライちゃん89「ほ、ほら、アライしゃんはこんなにかわいいのら…… だかや、だぎゃあああああーーーーーーー!!!!」

しかし、この仕事は想像を絶する精神的疲労を齎すものだ。

故にアライちゃんの手足の裁断作業をする者たちの勤務日数は週3日までと定められている。

だが、選定技能士は週6日勤務になっている。

それはアライホイッスル選定技能を持つ者が圧倒的に不足しているからである。

何せ普通の人間なら聞きたくもない不快な声をじっくりと聞き、選定をしなければならないのだ。

最低の労働環境と人員不足、アライボール・アライホイッスル加工場の抱える問題の一つである――――

アライさんの汚らしい言葉づかいを連想させる「なのだ」という表現が入ったこと、深くお詫びいたします)

つづく






最終更新:2017年10月26日 00:28