生餌アライちゃん エンディングその1・再生

952 名前:生餌アライちゃん (9/9)エンディング1/3 再生 (アウアウウーT Sa21-D9HO)[sage] 投稿日:2017/12/02(土) 20:42:44.46 ID:J/Ntfrmna [1/4]
あの悲惨な事件から2年度…

俺は改心し、アラ虐を引退した。
そして自分の行いを反省し、
犠牲になったアライさん達のために毎日お経を唱えている。
ふと、空を見ると白いものが舞い落ちていた。

俺「寒いと思ったら…雪か」

俺はふと、不安に駆られ妻の姿を探す。
ほどなくして縁側で雪を眺めている妻を発見した。

俺「何やってるんだこんなところで…」

俺の妻「あ、俺さん。雪を見ていると母や姉妹の事を思い出してしまって…
 覚えていますか?あの日も雪が降っていた事を」

あの日…俺が生餌アライさんを注文して届いた日、
俺の不注意からアライちゃん1を除いて死なせてしまった。
反省し責任を感じた俺は、悲しむアライちゃん1に精一杯尽くしたが、
所詮は男と女、愛しあうようになるまでそう時間はかからなかった。
そしてアライちゃん1は成長し、今では俺の妻になってくれている。

俺の妻「この雪を見ていると思い出すんです。母や姉妹の事を…
 でももう、私一人ぼっちになっちゃいましたね」

俺「一人ぼっちじゃない、俺もいるだろ。それに…
 体に悪いから早く部屋に入れよ」

俺の言葉に妻はハッとした表情をし、自分の腹部を見つめる。
そしてお腹をいとおしそうにさすりだした。

そう、失われる命もあれば生まれてくる命もある。
親から子へ、子から孫へと命のバトンは受け継がれていくのだ。

俺「生まれてくる子供…二人で大切に育てような」
粉雪が舞う中で俺達二人は誓い合うのだった。

END



最終更新:2017年12月02日 23:22