85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (オッペケ Srbd-jr9a)[sage] 投稿日:2017/12/04(月) 01:03:45.94 ID:q58QrkZVr [3/6]
野生のアライちゃんだ…ちょうどコンビニのお菓子を持っていたのであげた。
すると、母親のアライさんもやって来てお礼を言ってくれた。
基本的に畑を荒らしたりするようなアライさんもいるけど、
山の中で質素に生きるアライさんもいるんだなと思いその場をあとにした。
87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (オッペケ Srbd-jr9a)[sage] 投稿日:2017/12/04(月) 01:09:56.22 ID:q58QrkZVr [4/6]
すると、アライちゃんたちが追いかけてきて
ヒトしゃんいい人なのだ、お母しゃんがこれをって
自然薯だ、イノシシのフレンズからもらったもののおすそわけらしい
俺はお礼を言って今晩の献立のことで
頭が一杯になった。
94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 1e12-Y7gA)[sage] 投稿日:2017/12/04(月) 01:43:15.05 ID:Fnif4EpE0 [1/2]
85 >>87
へぇ、珍しいアライさんもいるんだな……
友人の話を聞いて素直にそう思った。
だが、それはそれ。俺の仕事はアライさんを駆除することだ。
山の中で質素に生きるアライさんであろうと、それは変わらない。
他者を思いやる気持ちをもったアライさんであろうと、変わるはずもない。
友人から聞いたそのアライさんを見かけたところに車を飛ばす。
アライちゃんだけでなくその母親も呼び出すために友人のやったようにお菓子を用意して。
程なく現場に辿りつき、お菓子片手に山をうろつく。
するとアライちゃんがのこのことやってきたので、友人がやったようにお菓子をやる。
お菓子をもらってはしゃぐアライちゃん、殺したくなるがここは我慢だ。
暫くするとアライちゃんの声を聞きつけ、友人の話通り母親アライさんがお礼を言いに現れた。
アライちゃんだけを殺しては意味がない、この母親は当然として他のアライさんも駆除せねば。
母親アライさんにもお菓子を手渡しつつ、ここでどうやって暮らしているのかを聞き出す。
かつてムカツク取引先相手に磨かれた真意を悟らせないセールストークは伊達じゃない。
程なく、このアライさん親子の家庭事情が分かった。
この奇特なアライさん親子はその奇特さ故に他のアライさんに追い出されてここに住み着いたらしい。
そして、周辺には他のアライさんは居ないということだった。
つまり、ここに住んでいるアライさんはコイツらだけ、よかった、駆除するのはこの二匹だけでいいらしい。
俺は隠し持っていた鉈で素早く母親アライさんの頭をかち割り、振り向きざまにアライちゃんの頭を蹴り飛ばした。
頭を割られた母親アライさんも、首と胴体が分かれたアライちゃんもそろってゴキガイジムーブをした。
そう、俺の仕事はアライさんを駆除すること、例え聖人君子だろうとアライさんなら駆除するまでだ。
最終更新:2018年04月06日 22:43