即席アラジビ―アライミートソーススパゲティ

506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW b720-CwKy)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 04:38:30.71 ID:F/yKRQha0 [1/2]
ミートソーススパゲティを作った男性。

スプーンとフォーク、スパゲティをお盆に乗せ、リビングへ運ぶ。

ふと、粉チーズを忘れたことに気付き、キッチンへ取りに行く。

そして、リビングに戻ると…

アライちゃん1「もぐもぐ!もぐもぐ!はぐっもぐっ!」クッチャクッチャ
アライちゃん2「おいちーのりゃあ!あむあむあむあむあむ!」クッチャクッチャ
アライちゃん3「やーらかくてんまいのりゃ!くっちゃくっちゃ!」クッチャクッチャ
アライちゃん4「ぢゅぱぢゅぱ、ぺちゃぺちゃ!このおにくのどろどろおいちーのりゃあ!ぢゅるるるっ!」ゴクゴク


…害獣達がスパゲティに群がり、食い荒らしていた。


523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bf12-ylxw)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 19:27:48.41 ID:jMJXUEZK0 [1/7]
506

そのおぞましい光景を目撃した男性は――――喜悦の笑みを浮かべていた。

なにせ先程作ったミートソースに使用された肉は大安売りで手に入れた質の低いミンチ肉。

しかし、今目の前にあるのは新鮮なアライミートで量も豊富だ。

アライちゃん1「おいちーのりゃあ~ あっ!?ヒトしゃんなのりゃっ!!」クッチャクッチャ

アライちゃん2「あむあむあむ…… ぴぃっ!?にげゆのりゃあ!!」クッチャクッチャ

アライちゃん3「でもまだじぇんぶたべてないのりゃ!たべおわるまでまちゅのりゃ!!はぐはぐ」クッチャクッチャ

アライちゃん4「どろどろおにくまだまだたべたいのりゃ!おいちーのりゃあ!!べろべろべろっ!」ペロペロ

せっかく向こうの方からやってきてくれた新鮮なお肉、逃がす道理はない。

男性は優しい笑みを浮かべながら言葉巧みにアライちゃんたちの食欲を刺激する。

アライちゃん1「ほんとなのりゃ?もっとおいちーものくれるのりゃ!?」キャッキャッ

アライちゃん2「ヒトしゃんいいやつなのりゃ!アライしゃんのけらいにしてやるのりゃ!!」ピカピカ

アライちゃん3「ちゅぎはあまあまがいいのりゃ!はやくたべさせるのりゃ!!」フンスッ

アライちゃん4「おねーしゃんのからだにどろどろおにくついてるのりゃ!べろべろべろっ!」ペロペロ

スパゲティの皿ごとアライちゃんを台所に運んだ男性は、おもむろにクーラーボックスへ皿の上のものをぶちまけた。

アライちゃん1「のりゃあっ!?へぶっ!!」ベチャッ

アライちゃん2「のりゃんっ!?」ボテッ

アライちゃん3「のびゃっ!?な、なにすゆのりゃ!!」フンスッ

アライちゃん4「のりゃっ!?うゆぅ…… い、いちゃいのりゃ……」ベゾベソ

そしてフタを素早く閉めると、クーラーボックスを上下左右に激しくシェイクする。

クーラーボックス「「「「~~~~~~~~~~~~っ!?」」」」

3分ほどシェイクしたところで男性はフタを開けた。

アライちゃん's「「「「の……りゃ…………ああ………………」」」」グテェ

しこたま身体を打ちつけられグッタリしたアライちゃんの内一匹をさっとつまみ上げ、まな板に載せる男性。

その右手には鉈が握られている。

アライちゃん3「うゆぅ…… ヒトしゃんの、うしょちゅきぃ…… うしょちゅいたら、じびぃぃぃぃいいいいいいっ!!!?」ブシャアア

慣れた手つきで男性はアライちゃんの四肢を切り落とし、ダルマになったアライちゃんを台所の窓際に置いた。

アライちゃん3「いだいいいいいいいっ!!いだいのりゃああああああああっ!!!!」ビェェェ

泣きわめくダルマアライちゃんに目もくれず、男性はまた別のアライちゃんをまな板に載せ……

アライちゃん1「や…… やめ…ぎぴぃぃぃいいいいいいいいいっ!!!!?」ブシャアア

手際良くその四肢を切り落とし、窓際に並べていく。

アライちゃん2「ほ、ほかのやつらはしゅきにちていいかりゃ、アライしゃんはたしゅけ……ぎゃびぃぃいい!!?」ブシャアア


アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃ!?に、にげゆのりゃああああっ!!!わっちぇ!わっちぇぇぇっ!!!」ヨジヨジ

何とか回復しクーラーボックスから逃げ出そうとする最後のアライちゃん。

アライちゃん4「のりゃんっ!?うゆぅ、いちゃいのりゃ…… でも、でれたのりゃ!にげゆのりゃあああああ!!!」ヨチヨチヨチ


524 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bf12-ylxw)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 19:37:19.26 ID:jMJXUEZK0 [2/7]
黙って逃げればいいものを、とアライちゃんの知能の低さに呆れつつ男性は台所に備えてあったモップを手に取った。

そして、四輪駆動で床をヨチるアライちゃんをモップで押さえつける。

アライちゃん4「アライしゃんは、おねーしゃたちのぶんまでいきゆ…ぴぃぃぃっ!?なんなのりゃっ!?へんなのがからまってきちゃのりゃあ、あああ~~~!!!」ジタバタ

そのままモップで引き寄せると、姉妹たちと同じようにつまみ上げまな板にセットし……

アライちゃん4「ひ、ヒトしゃんしゅきしゅきなのりゃ~!だかや、アライしゃんはみのぎゃばあああああああああ!!!!?」ブシャアア

アライちゃん1「いだいのりゃあああっ!!ああ~っ!!あぁぁあああああああーーーーっ!!!!」ジタバタ

アライちゃん2「うぅぅ…… アライしゃんのおててとあんよが…… うぅぅ」ションボリ

アライちゃん3「ふしゃあああっ!!アライしゃんのおててとあんよをかえしぇえええっ!!かえしゅのりゃあああっ!!!」ジタバタ

アライちゃん4「おかーしゃああああっ!!おがぁじゃぁああああああああっ!!!!」ビェェェ

泣きわめくアライちゃんを気にすることもなく、男性は切り落としたアライちゃんの四肢の皮をむき肉を骨からそぎ落とし始めた。

アライちゃん1「ああ~っ!!アライしゃんのおててがぁ!!あんよがぁああああああっ!!!」ジタバタ

アライちゃん2「やめゆのりゃあ!!アライしゃんのおててとあんよをちぎりゅなぁああああっ!!!」ジタバタ

アライちゃん3「ふしゃあああっ!!ごよじでやりゅううっ!!ごよじてやりゅのりゃニンゲンンンンッ!!!」ガルルル

アライちゃん4「おがぁじゃああああっ!!おがぁじゃぁああああああああっ!!!!」ビェェェ

アライさん「ど、どうしたのだチビたちぃ!!なにがあったのだぁ!!」ドタドタ

アライちゃん's「「「「おがぁじゃあっ!!!」」」」ピッカピカ

アライちゃん1「おかあしゃんっ!ここなのりゃっ!!アライしゃんをたしゅけるのりゃあ!!」シッポフリフリ

アライちゃん2「おててとあんよのとこがいちゃいのりゃ!ナデナデペロペロしてほしいのりゃあ!!」ビェェェ

アライちゃん3「おかーしゃんがきたらおまえなんかケチョンケチョンのコテンパンなのりゃ!!かくごするのりゃ!!」ガルルル

アライちゃん4「おかーしゃっ!おかーしゃああああっ!!!」シッポフリフリ

男性は待ち望んでいた獲物がようやく来たことを感じ取り、下ごしらえ中だったアライちゃんの手足を静かに脇にどけた。

アライさん「チビ達!ここなのか!どうしたのだ!なにが!あったのだ!」ピョインピョイン

アライちゃん4「おかあしゃああああああっ!!!!」ピィィィ

アライちゃん3「このニンゲンがかわいいアライしゃんのおててとあんよをとったのりゃ!!ぶっこよすのりゃあ!!」シャギャー

アライちゃん1「ぴょんぴょんはねてあそんでるばあいじゃないのりゃ!はやくアライしゃんをたしゅけるのりゃあ!!」ジタバタ

アライちゃん2「アライしゃんいちゃいいちゃいなのりゃ!はやくペロペロナデナデしてほちぃのりゃあ!!」シッポフリフリ

アライさん「な、なんてことなのだ!待っているのだ!!ここから中に入ってすぐ助けてやるのだ!!」ガシッ

男性は網戸を勢いよく開け、窓の縁をつかんでいるアライさんの両手をしっかりと捕まえ一気に……

アライさん「のっ、のだあああああああああっ!!!?」ズルゥ

一息に部屋の中へと引きずり込んだ。

アライさん「のだぁ…… な、なにが起こったのだ……?」クビカシゲ

アライちゃん3「おかーしゃん!さっさとこのニンゲンをこよしゅのりゃあ!!」ガルルル

アライさん「はっ!そーなのだ!やい人間、よくもアライさんの可愛いチビ達をこんな目に会わせてくれたのだ!!」ガルルル

首と手首、足首を動かし身体をほぐす男性。

アライさん「ふふん、先に言っておくのだ!アライさんはか~な~り強い!のだ!!」ノダァァァァン

アライちゃん1「おかーしゃんかっこいーのりゃ!ヒトしゃんをやっちゅけるのりゃあ!!」キャッキャッ


525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bf12-ylxw)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 19:50:16.51 ID:jMJXUEZK0 [3/7]
アライさん「アライさんにお任せなのだ!たぁーあべしっ!?」バッチーン

全霊の平手打ちがアライさんの左頬に炸裂、思わずアライさんは痛みにうずくまり目を白黒させる。

アライさん「い、痛いのだ……」プルプル

アライちゃん4「おかーしゃ、がんばえ~!!」シッポフリフリ

アライさん「ち、チビッ……!」ハッ

幼い我が子の声を聞き、ふと我に帰ったアライさんは、子どもたちの声援を力に再び立ち向かった…… 

アライさん「たぁぁあぶぅっ!?」ドスッ

……ところに男性のカウンターパンチを顔面にモロくらった。

アライさん「い、痛いのだ…… は、鼻血も出てるのだ…… アライさんの可愛いお鼻が……」プルプル

痛烈な一撃を立て続けに受けたアライさんの戦意は早くも失われそうになっていた。

アライちゃん2「おかーしゃん!おかーしゃんはアライしゃんなのりゃ!!アライしゃんならこんなきょあくをゆるしてはいかないのりゃあ!!」ビェェェ

アライさん「そ、そうなのだ……!!」ハッ

燃え尽き灰になりつつあったアライさんの闘志に再び火が灯った。

つい数秒前までチビ達を見捨てででもアライさんはこの場から逃げ出したかった。

だが、我が子の言ったとおり、アライさんは目の前の危機を、そして巨悪を許せるはずがない、ないのだ。

こんな巨悪を許してなるものか、怒れば怒るほど力が溢れ出し身体が光を放ち始めた。

それは野生解放の光、我が子を酷い目に会わせ自身を痛めつけた男性への怒りが目覚めさせた大いなる力。

アライさんの右手が光って唸る!巨悪を倒せと輝き叫ぶ!!

アライさん「アライさんは!こんな巨悪を!!許してはおけないのだあああああべしっ!!?」バキィッ

野生解放したアライさんに対して男性はたじろぐこともなくその輝く右手をつかんで引き寄せると再び顔面に肘鉄を食らわせた。

『振り抜いた肘の筋力』+『アライさんの突進力』=『肘鉄の威力増加』

アライさん「いだいのだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」ドッタンバッタン

アライさんの心は肘鉄をくらった鼻の骨と同時に折れた。そりゃもうポッキリと。

アライさん「ぐぅぅ…… に、逃げるのだぁ!!」ダッ

アライちゃん1「ぴぃっ!?」ビックリ

アライちゃん2「おかーしゃん!?」ビェェェ

アライちゃん3「にげりゅなああああっ!!!」シャギャー

アライちゃん4「おがぁじゃっ!?」ビックリ

かわいい我が子を見捨てて逃げるのは忍びない、忍びないが今はそれより自分の命だ。

それに子どもなんてまた産めばいいじゃないか、こんなところで死んではそれすらできない。

何より天下を取ることができない。アライさんの心に迷いは既になく、敵前逃走へと踏み切った。

アライさん「お前たちはまた産んでやるのだ!だから安心するのだあああああっ!!!」ダダダッ


526 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bf12-ylxw)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 20:05:22.55 ID:jMJXUEZK0 [4/7]
アライちゃん's「「「「おかーしゃんっ!!?」」」」アゼンボーゼン

しかし、男性がそれを許すはずもない。

アライさん「のだっ!?は、離すのだ!悪いのはチビ達なのだ!」ジタバタ

近くに母親アライさんもいるはずだと、わざわざ窓際にアライちゃんを置いてその叫びが外によく聞こえるようにしたのだ。

ここでアライさんを逃がしては何の意味もない。

アライさん「だから、アライさんは何も悪くないびぃぃぃいいいっ!!?」ドキャッ

男性はアライさんを投げ飛ばした。

アライさん「の、のだ…… のだっ!?や、やめるのばはわっ!!?」ドキャッ

投げた。

アライさん「……い、痛いのだばはっ!!?」ドキャッ

アライさん「も、もうやめるのびゃばぁぁあああっ!!」ドキャッ

アライさん「かっ、かは…… あべしっ!?」ドキャッ

投げた!

アライさん「あ…あぁ…… やめ、やめるのだぁああああっ!!!?」ドキャッ

アライさん「あぅ、うっ…… あ、アライさんが悪かっびゃばあっ!!?」ドキャッ

アライさん「あぐっ、あ、謝るのだ…… だから、もうやめぇぇぇえええっ!!!?」ドキャッ

アライさん「えび、びぃぃ…… も、あべしっ!?」ドッキャーーーン

投げた!!

アライさん「の…の…… のだぁ…………」バタンキュー

合計9回も投げ飛ばされ身体をしこたま打ちつけられたアライさんはダウンした。

アライちゃん's「「「「ぴぃぃぃぃぃ~~~~!!?」」」」ジタバタ

アライちゃん1「おかーしゃんこよされちゃったのりゃああ!!」ビェェェ

アライちゃん2「もうおわりなのりゃあ!!アライしゃんもこよされりゅのりゃああああ!!!」ビェェェ

アライちゃん3「ひ、ヒトしゃんさっきはごめんなさいなのりゃ!あやまるのりゃ!!だからアライしゃんだけは……」プルプル

アライちゃん4「むだなのりゃ!どーせみんなこよされゆのりゃあああああ~~~~!!!」ビェェェ

泣きわめくアライちゃん達に目もくれず、男性は気絶したアライさんを縛りあげていく。

完全に身動きが取れないようにまで縛ると、脇にどけていたアライちゃんの手足へと手を伸ばした。

アライちゃん2「ぴぃっ!アライしゃんのおててとあんよ!」ビククッ

アライちゃん1「な、なにしゅるきなのりゃあ!それいじょーどうしゅっていうのりゃあ!!」ピィィィ

アライちゃん3「ましゃか…… ましゃか……」プルプル

アライちゃん4「たべゆきなのりゃあああ~~~~!!!」ビェェェ

包丁を二刀流にした男性はアライちゃんの手足の肉を細かく刻みミンチにしていく。

そしてそれを細かく切った野菜と合わせて炒めケチャップなどで味付けする。

数分後、そこには美味しそうなアライミートソースが出来上がった……

アライちゃん's「「「「ぴぃぃぃぃぃ~~~~!!?アライしゃんのおててとあんよがぁあああ~~~!!!」」」」ビェェェ


527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bf12-ylxw)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 20:15:30.27 ID:jMJXUEZK0 [5/7]
先程アライちゃんが食べたミートソースよりももっといい匂いのするアライミートソース……

手早くスパゲティを茹で上げ、それをアライミートソースと絡めれば……

完成、アライミートソーススパゲティ!

アライちゃん3「さっきたべたやーらかくてんまいやつなのりゃ……」ダラー

アライちゃん2「おいちそーなのりゃあ……」ジュルル

アライちゃん1「ぴぃぃぃっ!?あれはアライしゃんのおててとあんよなのりゃあ!!」ビクゥッ

アライちゃん4「でも、あのどろどろおにくおいちかったのりゃ……」ダラダラ

ダルマアライちゃん、略してダライちゃん達からよく見える場所に陣取った男性は見せつけるようにスパゲティを口に運ぶ。

アライちゃん2「ぴぃぃぃっ!!おいちそーりゃけろアライしゃんのおててたべゆなぁああああ!!!!」ドッタンバッタン

アライちゃん3「もうこいちゅヒトしゃんじゃないのりゃ!!おに!あくま!ひとでなしなのりゃああああ!!!!」ビェェェ

アライちゃん1「たべりゅなああああ!!アライしゃんのあんよたべりゅなあああ!!!かえしぇえええええ!!!」ビェェェ

アライちゃん4「うゆぅぅぅううう!!!アライしゃんにもたべさせゆのりゃあああああ!!!!!」シッポフリフリ

当然のように泣きわめくアライちゃんを無視し、男性はアライミートスパゲティを美味そうにどんどん食べる。

アライちゃん1「ぴぁああああああああっ!!!あああああああああああっ!!!!」ドッタンバッタン

アライちゃん2「ぎゃびいいいいいいっ!!たべりゅなっ!たべりゅなあああああっ!!!!」ドッタンバッタン

アライちゃん3「ああああああああっ!!!あああああああああああああああああああっ!!!!」ドッタンバッタン

アライちゃん4「アライしゃんにもたべさせゆのりゃあああああああああああああっ!!!!!!」ドッタンバッタン

仕方ない、といった風におもむろに立ち上がる男性。

アライミートスパゲティの皿を持って向かう先は……

アライちゃん4「ぴぃっ!たべさせてくれるのりゃ!?のぁーん…… んむんむ」クッチャクッチャ

アライちゃん1「いもーちょぉおおおおおおっ!!?おまえガイジあのりゃあああっ!!!!」ギャーギャー

アライちゃん2「たべりゅなああ!!それはアライしゃんのおててなのりゃ!あんよなのりゃあああ!!!」シャギャー

アライちゃん3「このガイジ!ガイジガイジガイジガイジぃいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!」シャギャー

アライちゃん4「……おいちぃのりゃあああああああああああっ!!!」シッポフリフリ

アライちゃん1「え?」ピタッ

アライちゃん2「あ?」ピタッ

アライちゃん3「のりゃ?」ピタッ

アライちゃん4「……もっとたべさせゆのりゃあああああああああああっ!!!」シッポフリフリ

アライちゃん1「アライしゃんにもたべさえるのりゃああああああああっ!!!」シッポフリフリ

アライちゃん2「アライしゃんにもぉ!アライしゃんにもおおおおおおおおおおおっ!!」シッポフリフリ

アライちゃん3「ヒトしゃんしゅきしゅきなのりゃあ!だかやアライしゃんにのこりじぇーんぶたべさせゆのりゃあああ!!」シッポフリフリ

その余りに醜い姿に思わず苦笑しながら男性はスパゲティを1本手に取ると、それをアライちゃんたちの前でゆらゆらと揺らし始めた。

アライちゃん's「「「「うゆぅぅ~~~~!!うゆぅぅぅ~~~~~!!!」」」」シッポフリフリ

それを食べようと必死なアライちゃん達がその白い首を精一杯伸ばして男性の眼前に晒したその瞬間!

アライちゃん's「「「「のりゃあああっ!!?」」」」ガァァァン

男性はそのスパゲティを自分で食べ、もう片方の手を振り落とす!

アライちゃん's「「「「のびゃっ!?………」」」」ブシャアアア

アライちゃんの首4つが、ころんと落ちた。

死にゆくアライちゃん達の瞳には男性が残りのアライミートスパゲティを平らげる姿が映り続けていた……


530 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bf12-ylxw)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 20:25:53.83 ID:jMJXUEZK0 [6/7]
―――――
―――

アライさん「……のだぁ、のだぁ」スヤスヤ
アライさん「のだっ!?すっかり眠ってしまったの…… のだっ!?動けないのだ!!それにここはどこなのだ!!」ドッタンバッタン

数時間前に縛り上げられたアライさんが目を覚ました。

アライさん「そ、そうなのだ!確かアライさんは悪い人間につかまってしまったのだ!かわいそうなのだ!!」ドッタンバッタン
アライさん「それにチビ達もつかまっていたのだ!手足をちょん切られていたのだ!!チビッ!チビィィッ!!どこなのだぁ!!」ドッタンバッタン

先程見捨てて逃げようとしておきながら、我が子の心配をする安心のアライさんクオリティを発揮するアライさん。

アライさん「うぅ…… 返事がないのだ…… アライさんがこれだけ呼んでやってるのに……」ションボリ

あれほど助けを求めていた我が子を見捨てたことはすっかり棚に上げてしまっている。

アライさん「……ん?なんだか美味しそうな匂いがするのだぁ!こっちなのだ!!」

マッハで我が子のことを忘れ芋虫のように、いや芋虫に失礼だ。とにかく醜く蠢き匂いの正体を探すアライさん。

アライさん「あったのだ!これなのだ!!」ノダァァァン

そこにあったのは美味しそうなビーフシチュー…… ビーフ?

アライさん「いただきますなのだ!はぶちゃっ、がぱっ、じゅずっ!じゅるるるるるるるるっ!!!!」ジュルル
アライさん「美味しいのだ!あむ、れる、れるれる、ちゅずっ!ずぞぞぞっ、ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぉぉっ!!!!」ジュルルル
アライさん「中に入ってるお肉がとにかく美味しいのだぁ!!べろべろべろべろべろぉっ!!!!」ベロベロベロ

食への凄まじい執念でろくに身動きもとれない癖にアライさんは一滴もこぼすことなくビーフシチュー?を舐めとり、啜り食った。

アライさん「げぇっぷ…… 美味しかったのだぁ……」ピカピカ
アライさん「……でも、物足りないのだ!もっと食べたいのだああ!!!」ドッタンバッタン

縛り上げられているせいでハエガイジムーブともゴキガイジムーブとも違うが同じように気持ち悪い新ムーブを見せるアライさん。

まさにその時である!

アライさん「のだ?」クビカシゲ

ビーフシチュー?のおかわりを持って男性が現れたのだ!

アライさん「おおっ!人間!それを早くアライさんによこすのだ!!」ドッタンバッタン

男性はにこやかな笑みを浮かべながらアライさんの身の程知らずな要求にこたえ、そっとシチュー皿を置いた。

アライさん「いただきますなの…… だ?の、ののののののっ、のだああああああああっ!!!!?」ビックーン

新ムーブを開発するくらい欲していたはずのビーフシチュー?だというのにアライさんはシチュー?に一口もつけないで離れた。

アライさん「お、おおおおお前、ささ、さっきのやつにもこれとおあな、同じお、お肉を入れてっ、いたのかかかか……?」ガクガク

男性は静かにうなずき、アライさんの言葉を肯定した。

アライさん「じゃ、じゃじゃじゃあ、ああああ、アライさんは、ち、チビをっ、かわいいアライさんのチビを…… おぇぇええええええっ!!!」ゲボォォォ

その反応を楽しみながら、男性はこのアライさんはどう料理しようかと考えていた……

おわり


528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 9f92-gcK6)[sage] 投稿日:2017/12/13(水) 20:21:00.11 ID:p5eGsOuD0 [6/6]
素晴らしい!
王道な親子アラ虐に安心感すらある



最終更新:2018年04月07日 16:05