賢く正しいアライさん

155 『賢く正しいアライさん』(1/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:45:41.51 ID:cbJv79bM0 [1回目]
  • アプリとアニメの設定をごちゃ混ぜにしています

  • 独自に作った設定も少しあります


「アライグマをパビリオンから追放しよう」

彼は随分前からとある問題に直面していた。そして相棒であるラッキービーストと話し合い出した答えはそれだった。

ラッキービーストの言葉は人間のそれに比べるとややイントネーションが違い、始めの頃は違和感も覚えたが

日々の交流を重ねるにつれそれも薄れていき、今や彼はラッキービーストの言葉も同じ人間の言葉のそれと同じように感じ取れるようになっていた。

機械でできた頭脳と筋肉、エネルギー炉という名の内臓、プログラミングされた心、録音された声帯、それがラッキービーストの中身。客観的に見ればラッキービーストは『お人形』に過ぎない。

だが彼も、彼と一緒の時間を過ごすパビリオンのフレンズ達にもラッキービーストをお人形として見る者はいなかった。

ラッキービーストの言葉はラッキービーストの言葉。高性能な録音機ではなく一つの『命』と捉え、『仲間』『友人』としてラッキービーストを見ていた。

だが、一人だけ例外がいた。


156 『賢く正しいアライさん』(2/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:47:50.38 ID:cbJv79bM0 [2回目]
「あの時アライさんだけがじゃぱりまんを食べれたのだ!だからこれもアライさんが全部食べていいに決まってるのだ!!」

アライさんがラッキービーストの頭の上に乗ったじゃぱりまんを全てかっ攫う。

ラッキービーストが弱弱しい声で制止するも聞く耳持たずだ。

確かにアライさんだけがじゃぱりまんを食べれた時はあった。

数日前彼がミスしてみんな満腹なのにじゃぱりまんを配りだしてしまった時、本来の昼食の時間に出遅れたアライさんが一人で全部食べきったのだ。


「下手くそなのだ!トキには才能がないのだ!不愉快だから止めるのだ!!」

歌っているトキのすぐ傍でアライさんが喚き立てた。

本当に下手かどうかはさておき彼はトキが歌う所を見るのが好きだった。

身内贔屓だろうか、出会うごとに少しずつ上達していくようにも見える彼女の姿を他のフレンズと一緒に楽しみにしていた。

「ふっふっふ、言ってやったのだ。正義は勝つ!正義のアライさんの勝利なのだぁ!!」

トキがしぶしぶと立ち去ると腰に手を当て顎を上げ、胸を張って勝ち誇る。

やたら甲高く叫ぶその声はトキの耳にもしっかりと聞こえていた。


「キラキラ泥棒!!このキラキラはアライさんが先に見つけたのだ!!」

サンドスターの結晶体、通称キラキラを拾おうとした時に襲われたこともあった。

キラキラの回収は彼の仕事の一つでもあった。このキラキラを基に遊具を作成してパビリオンを発展させられるからだ。

キラキラを拾おうとした瞬間、アライさんにそう怒鳴られてはっ倒された。

背中が地面に叩き付けられた時、自分の頭の真横に岩があったのを彼は今でも覚えている。あと少し位置がずれていたらと思うとぞっとする。

それでもなお掴んで離さないアライさんをフェネックが引き剥がし、その隙に逃げるように立ち去った。

「このキラキラはお前なんかよりアライさんが持ってた方がためになるんだぞぉ!!」


多くのフレンズがアライさんに傷付けられていた。それ故に彼とその相棒はアライさんの追放を決断した。

その旨をパビリオンにいる他のフレンズ達にも伝え歩いていく。

皆苦い表情を浮かべながらも、誰一人拒否はしなかった。フェネックですら真顔で首を縦に振った時は思わず聞き返してしまった。

「いいんだよ」

真っ直ぐと彼の目を見つめながらそうはっきりと答えたフェネックの顔を彼は忘れる事は無いだろう。


157 『賢く正しいアライさん』(3/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:51:47.18 ID:cbJv79bM0 [3回目]
「お前ー!アライさんをのけものにする気なのか!?」

追放を宣告するとアライさんは目を吊り上げて怒鳴りかかってきた。

「アライさんはなぁ!フレンズなんだぞぉ!!けものはいてものけものはいないのがフレンズなんだぞぉ!!」

「それなのにアライさんをのけものにしようとするお前は巨悪なのだ!フレンズの意思に反する反逆者なのだぁ!!」

指に力を込め、敵意を見せるアライさんの様子を察してラッキービースト達がどたどたと駆け寄りアライさんを取り囲んだ。

大勢のラッキービースト達がおしくら饅頭のように押し寄せてアライさんのバランスを崩しながら押し出していく。

「ひ、ひぇえええ~~~~~~~~!!!!!」

これにはアライさんもたまらず悲鳴を上げる。

「あ、アライさんは間違っていないのだ!トキの歌はやかましいだけだし、アライさんはフレンズだから生きる権利もあるのだ!」

「それに人間なんかがサンドスターを持っていたって宝の持ち腐れにしかならないのだ!!」

「助けるのだフェネック!アライさんの危機なのだ!!」

「アライさんが可哀想なのだ!もう誰でもいいから助けるのだぁ!!」

「今こそ困難を群れで分け合う時なのだぁ!!あだ!!!」

アライさんが転んで地面に倒れこむも、ラッキービーストが自分の身体を使って強引に起き上がらせる。

倒れたままでは遠くに運ぶ事もできない。追放する為に全力でアライさんを起き上がらせた。

その手に握られたものに気付かないまま。


うなり声と共に何かが彼に向かって飛んでいき、足元に転がった。

大きな影が高速で動く様に彼が思わず目を向け絶句する。そこには手の平サイズの石が転がっていた。

アライさんが石を拾って彼に投げたのだ。

この大きさの石が直撃していれば間違いなく怪我を負っていた。ラッキービースト達がバランスを崩していなければ直撃していただろう。

それを察知したラッキービーストの頭脳がぎゅうん、と一瞬音を立てた。


158 『賢く正しいアライさん』(4/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:53:35.17 ID:cbJv79bM0 [4回目]
「パビリオン管理者への攻撃を検知。プランBに移行」

数匹のラッキービーストがアライさんの尻尾に詰め寄る。身体を密着させてアライさんの尻尾を挟み込むと一気に後ろに動いた。

「ぎびぃいいいいいいいいいい!?!?!?!?!?」

その悲鳴と光景には流石に目を背けた。ぶちっという音と共にアライさんの尻尾が千切れたのだ。

「あ、あ、あ、アライさんの尻尾、尻尾がぁ~~~~~」

「アライグマを連行します」

よろよろと動くアライさんをラッキービースト達が強引に引っ張っていく。

アライさんは今までその大きな尻尾の重さも考慮した歩き方をしていたのだ。その分の重りが無くなった今、慣れるまでは思うように歩く事はできない。

ラッキービースト自身の重さもあり、アライさんはろくに抵抗できないままよろよろと地平線の向こうまで連れられ歩いていった。

こうしてアライさんはパビリオンから追放された。


パビリオンは今まで以上に平和で楽しい時が増えるようになった。だが、ずっとそう感じられる程現実は甘くなかった。

アライさんは追放されたにも関わらずたびたびパビリオンに現れた。

かつてそうであったようにじゃぱりまんを奪おうと現れたアライさんだったが

監視役として増員されたラッキービーストにあっさり見つかり警報に驚き、無くした尻尾を巻いて逃げていく。

「ツラいのだ」

「ツラいのだ」

そう言い残しながらよろよろと逃げていく。

警報が鳴り響く度に、アライさんが「ツラいのだ」と呟く度にフレンズ達の表情が重くなる。

あっさり見つかるとわかっているはずなのに何度も現れては「ツラいのだ」と嘆きながら逃げていく。

まるで『自分がこうなったのはお前達のせいだ』と誇張し見せ付けるかのように。

彼は今まで以上に熱心に働いた。特別なじゃぱりまんを頻繁に配り、新しい遊具を作り、フレンズ達を楽しませる事だけに集中した。

アライさんの事を思い出す時間を少しでも短くするように。

働きすぎて倒れ、フレンズ達が彼の看病にどったんばったんし始めた頃からアライさんがパビリオンに現れる頻度が少なくなっていき

彼が仕事に復帰した頃にはついにパビリオンからアライさんの姿が完全に消えた。

辛い思い出の中にアライさんは存在し続け時折顔を出す事もあるが、楽しい思い出の数々がそれを覆い隠すように積み重ねられていった。

フレンズ達は、今まで以上に笑顔を見せる事が多くなった。


159 『賢く正しいアライさん』(5/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:56:24.17 ID:cbJv79bM0 [5回目]
そんなある日、とんでもない事件が起きた。

パビリオンの一員であるカバの服が剥ぎ取られたのだ。

何が起きたのか誰も知らない。だが確かにカバの服は剥ぎ取られ、彼女は一糸纏わぬ姿でパビリオンに放置されていた。

ラッキービーストの通報を受けて駆けつけた彼は、危険な箇所を腕と手で隠し顔を赤らめて涙を浮かべる彼女の姿に不覚にも見とれてしまった。

美少女の姿を得たカバの、手や腕では隠し切れない豊満な身体とその肌に彼の心臓が高鳴る。顔と頭に血が上っていくのが彼自身もわかった。

だが次の瞬間背中を襲った衝撃と軽い痛みで理性を取り戻した。オオコノハズクが彼の背中を叩いたのだ。

「何を興奮してるのです。ここからなら図書館が近いからさっさと連れて行くのです。変態」

慌てて上着をカバにかけ、なるべく見ないようにしながら図書館まで連れて行った。


図書館の椅子に腰掛けて一息つく。

フレンズの服はけものプラズムで作られた特別性だ。だからすぐに用意はできないが、暫くすればカバの身体を覆うように形成される。

カバが暴行を受けた様子も無い。

誰が何の目的で彼女の服を剥ぎ取ったかはわからないが、耳や尻尾を千切られるような事がなかったのは不幸中の幸いだ。

着脱可能な衣服と違い、身体の部位である耳や尻尾はけものプラズム製でも失えば二度と再生しないからだ。

だけど服が再生されるまではこの図書館から出る事はできない。それまでカバをここに閉じ込めて放置するのも忍びない。

そう考えた彼はパビリオンの運営をラッキービーストに一任し、一人ぼっちになってしまったカバと過ごす事にした。

幸いここには沢山の本がある。ここにある本の十分の一も読み終わらないうちにカバの服はできあがるだろう。


160 『賢く正しいアライさん』(6/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:57:37.88 ID:cbJv79bM0 [6回目]
カバに呼びかけられ、ラッキービーストに特別なじゃぱりまんを配る指示を出した後に通信を切る。

カバの元に駆け寄り、彼女が指差した本のページを見るとそこには興味が湧きたてられるものがあった。

それはとあるセルリアンの情報だった。だが、この資料はフレンズのアーカイブに収められている。

何故か。そのセルリアンは驚く事にフレンズの一員として認められていたからだ。


サーバルを形取ったセルリアン、セーバル。セルリアンでありながらフレンズの仲間として受け入れられたセルリアン。

セーバルのシルエットはサーバルそっくりだが、色合いは他のフレンズとは大きく違う。酷い言い方かもしれないがどう見ても別の生物、異質な存在、セルリアンそのものだ。

だが彼女はフレンズ達に受け入れられた。こうやって資料が残っているのが何よりの証拠だ。

その事実が彼の興味を湧かせ、とある疑問を抱かせた。


161 『賢く正しいアライさん』(7/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 18:59:59.05 ID:cbJv79bM0 [7回目]
仲間とは、友達とは、一体何なんだろうか。

セルリアンとは倒すべき敵、のけものはいないと明言するフレンズが唯一排除しようとする敵だ。

かつてこの島にあったジャパリパークを破壊した元凶であり、今各地に点在するパビリオンを運営するスタッフにとっても危険な存在だ。

だがそのセルリアンとフレンズが友達になった過去がここにある。

セルリアンとフレンズが友達同士になれるのであれば、セルリアンを倒すべき敵と定義するのは間違っている事なのだろうか?

セルリアンを倒すべき敵と定義するのであればこのセーバルも倒さなければいけない。彼女をのけものとして扱わなければいけない。

それは本当に正しい事なのだろうか?その定義は少なくとも過去のフレンズの否定以外の何者でもない。

もし当時のフレンズ達に向かって「そいつはセルリアンだから倒せ。倒さなければいけないんだ」と言ったら彼女達はどう感じるだろうか。

少なくとも堂々と賛同する者はいないだろう。

セルリアンは倒さなければいけない存在だ。それでも賛同する者はいないだろう。

そうなったらどうすればいいのだろうか。それでも「セーバルを倒せ。セルリアンを倒せ」と叫び続けるのか。

そうやって彼女達の精神をすり減らし、意思をへし折り、平穏を崩す事が本当に正しい事なのか。

セルリアン討伐とはそこまでしてまで守らなければいけない正義なのか。そこにいるセルリアンが彼女達にとって敵ではなく仲間、友人だとしてもか。


162 『賢く正しいアライさん』(8/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 19:02:28.86 ID:cbJv79bM0 [8回目]
仲間とは、友達とは、一体何なんだろうか。

そう考え続けた彼の脳裏にとある過去が思い出された。

フレンズでありながらこのパビリオンの『のけもの』になったアライさんの事を思い出した。

オオコノハズクに背中をどつかれた事も思い返し、カバに背中を診てもらった。彼の背中には痣一つ残っていなかった。

何が気になったんだろうという表情を浮かべるカバを見て理由を察する。オオコノハズクは手加減して自分を叩いたからだ。

フレンズの力は人間のそれに比べて強い。あの時少しでも加減を間違われていたら今頃彼の背骨も肋骨もへし折れていた。

だが彼女はそれをしなかった。オオコノハズクはしっかりと手加減をした上で叩いたのだ。

彼女は普段から多少尊大なふしがある。だがやりすぎるような事は一度でもあっただろうか?

それは一度もない。彼女の態度は友人同士の馴れ合い、スキンシップの一つに過ぎないとフレンズ達は察している。

カバの表情からそれは一目瞭然だ。オオコノハズクが彼を傷つけたりしないと信じているからカバは今こんな表情をしている。

だが、彼は過去にアライさんには殺されかけた事がある。それは今でも恐怖の感情と共に鮮明に思い出せる。

あの後フェネックが珍しく表情を曇らせ顔を青くして心配してきた事もよく覚えている。アライさんは『偶然やりすぎなかっただけ』と理解していたからだろう。

あと少し位置がずれていたら彼の後頭部は岩で割られていた。独占欲に駆られたアライさんによって、一方的に、理不尽に。


163 『賢く正しいアライさん』(9/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 19:06:24.25 ID:cbJv79bM0 [9回目]
セルリアンでありながらフレンズに受け入れられたセーバル。フレンズでありながらフレンズからも拒絶されたアライさん。

仲間とは、友人とは、何なんだろうか。彼には答えが見え始めていた。

受け入れ許容する存在、それこそが仲間であり友人だ。

自分がラッキービーストを一つの存在として受け入れた事、フレンズが他のフレンズを受け入れた事、フレンズが自分を受け入れた事。

それこそが仲間、友人となる唯一絶対の方法だ。

セーバルもまた、他のセルリアンと違いフレンズを受け入れ、フレンズもそんなセーバルを受け入れた。だからこそ彼女はフレンズの一員として名を残したのだ。

元々フレンズ達は他人を受け入れ許容する気質が強い。だから正式名称である『アニマルガール』より通称である『フレンズ』という呼び名が一般的になった。

セーバルがフレンズとして受け入れられたのもその賜物だろう。

だがアライさんはじゃぱりまんを独り占めし、人の趣味を個人的な感情で否定し、自分勝手な論理で人を傷付けた。

他のフレンズがアライさんを受け入れても、アライさんが他のフレンズを受け入れる事は無かったのだ。

始めの頃はそうではなかった。自分は寛大だと言い、じゃぱりまんを分け合おうとする姿も見た。だが、それは始めの頃だけだ。

何故そうなったのか、彼はアライさんではないので断定はできない。

アライグマが成長する過程で獰猛になるようにアライさんの心も獰猛で自己中心的な存在に変わっていったのか

それともオオコノハズクのようにこのパビリオンやフレンズに慣れ、それへの『甘え』としてそういう態度が出たのか。

断定はできない。だが客観的に見て今オオコノハズクにあってアライさんが無いものはわかる。『他人を思いやる気持ち』だ。

それがあったからこそ軽くどつくだけで済み、それがなかったからこそ岩で他人の頭をかち割ろうとした。

例え正しい事を言おうが、例え倫理的に正しかろうが、それを無くした言葉など不快でしかない。コミュニティの中でそれを無くした言葉を連呼する存在など不快でしかない。

正しい教え倫理的な教えを自己顕示欲という幼稚な欲望で塗り潰してぶつける事しかしないアライさんは

いくらその言葉や行いが正しかろうが、もはや他人を傷付ける存在でしかなかったのだ。


アライさんにはそれが理解できなかった。例えアライさんの行動が正しかったとしても、アライさんの行動でフレンズ達は傷付いた。

例えアライさんの考えが正しかったとしても、パビリオンのフレンズ達が受け入れていたそれをアライさんは否定し罵倒した。

だからアライさんをのけものにする事を受け入れたのだ。

他人を傷付ける事を厭わないアライさんを『種族としてのフレンズ』と認めても友人、仲間として見る事はできなくなっていた。

みんなにとってアライさんはセルリアンのような、のけものになっていた。


164 『賢く正しいアライさん』(10/10) (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 19:08:36.98 ID:cbJv79bM0 [10回目]
彼がそう推測しているとカバの手の平が彼の手の甲に重なり、撫でられた。

くすぐったい感触に驚き彼女の方を振り向くと、彼女と目が合い視線と視線が絡み合う。

彼女の顔はまだ、いや先程よりもずっと赤い。

彼は彼女の手の平が乗っている手をひっくり返し、指を絡めあった。それだけで彼女は笑顔になった。


165 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 4c6d-MTlB) sage ▼ 2018/02/26(月) 19:35:17.63 ID:9bhjPf1O0 [1回目]


169 名無しさん@お腹いっぱい。 (スッップ Sd70-R3Hi) sage ▼ 2018/02/26(月) 20:17:04.83 ID:ladk6xApd [2回目]
殺してしまえばそこでお終いだからね
ツライツライと苦しみながら行き続けてもらわないと


170 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW 41ba-2RsG) sage ▼ 2018/02/26(月) 20:30:09.22 ID:QKv4sbDX0 [3回目]
おつ
考えさせられるssでした
カバを襲った犯人は恐らくアライさんだろうが、そこを断言しないところも良いね


171 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 5cba-YT8C) sage ▼ 2018/02/26(月) 20:35:22.29 ID:cbJv79bM0 [11回目]
乙ありがとうございます。
作っておいてなんですがまさか『無批判で』乗り切れるとは思いませんでした。お眼鏡に適ったようで何よりですが…
まるではんにんがもろわかりみたいないいかたをするのはやめるのだ。かわいそうなのだ!

余裕ができたら誰が犯人か何故やったのかを語る後日談、というか後編を作ろうと思います。
カバがヒロインやってますけどその辺含めてカバが一番イメージしやすかったからカバを選んだだけですシコ。


172 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6eba-f0ks) sage ▼ 2018/02/26(月) 21:14:22.41 ID:WFtcOW2p0 [1回目]
本来フレンズの中でもつわもののカバを被害者にし、そしてその語尾・・・
つまりカバ好きだな!
そして、あなたはヤギね!


173 名無しさん@お腹いっぱい。 (スプッッ Sd9e-QONT) sage ▼ 2018/02/26(月) 21:17:01.53 ID:PyfsTZsld [3回目]
でもお前ら、全裸のカバさんに押し倒されて下脱がされて馬乗りになられたら
勃起するでしょ?


174 名無しさん@お腹いっぱい。 (ササクッテロラ Sp72-2RsG) sage ▼ 2018/02/26(月) 21:23:14.19 ID:PZK/slJ9p [1回目]
だって当然だろ?


最終更新:2018年04月06日 01:54