世界的害獣国内用途指定益獣フレンズアライさん

426 名前:世界的害獣国内用途指定益獣フレンズアライさん (ワッチョイ 67ba-qMsK)[sage] 投稿日:2017/07/23(日) 19:11:06.24 ID:olkmc9nn0 [1/5]
店員「アライさんスペシャルバーガーセットのお客様~」

注文した商品を受け取り席に着いた
包みを開けると特大のハンバーガーと野菜がはさまれている
肉に臭みはなく、特製のソースが食欲を掻き立てる 
包み紙に書かれているアライさんのマスコットキャラが不快感を掻き立て食欲が失せる
これは過食を抑制し、ダイエットの効果があるとされている
しかし、そのころには完食し終え、包み紙を握りつぶした



アライさんが世界的害獣国内用途指定益獣フレンズとして扱われ始めて数十年が経過した
特定外来生物として害獣扱いされていたアライグマがフレンズとして日本にやってきたのである
そのアライグマは人間そっくりの姿をして人間の言葉を話し会話が可能であった
しかし、会話が出来ても心を通わせることは不能であった
狡猾、残酷、IQが非常に低く、利己的、自己中、傲慢、不衛生、狂犬病保持、釣り目、不細工、不快な語尾etc・・・
平気で物を盗み、それをとがめても理解しない。
ペットや家族として扱っても、赤ちゃんや弱った子供や老人を捕食しようと襲うこともある
しかも、繁殖力が非常に旺盛で同じアライグマに襲われようが人間にレイプされようが妊娠し、何匹も産み落とすのだ
(これは受精しているのではなく、交尾することによって子宮が刺激され、卵子が分裂し胎児となるのだ
早い話が自分のクローンを産み落としているのである。しかも、サンドスターの影響か性格や語尾までそっくりなのである
一説には精子が拒絶していると言われている)
そして、それらが畑や人を襲いどんどん繁殖するのだ…

もちろん、駆除されることになったのだが駆除される個数より繁殖力が勝っていた
しかも、人間そっくりで言語を会するため一部の愛誤団体が猛反発し、駆除は困難を極めた

しかし、ある出来事をきっかけにそれは一変した

ちなみに、他にも人間の女の子、サーバルキャット、フェネック、ペンギン数匹がほごされたのだが、世界的に温かく迎えられた
女の子はとても高い知性を備え、日本有数の資本家の跡取り娘として養女となった。
サーバルキャットは女の子と一緒に暮らせるようにしてもらい、持ち前の養子と底抜けの明るさでタレントして活躍している
フェネックはモデルに、ペンギンたちは世界的なトップアイドルとなった。

427 名前:世界的害獣国内用途指定益獣フレンズアライさん (ワッチョイ 67ba-qMsK)[sage] 投稿日:2017/07/23(日) 19:11:57.64 ID:olkmc9nn0 [2/5]
世界的な災害、それによる食料不足や失業問題である
問題の解決に各国の首相による話し合いが何度もされ一つの案が上がった

”世界的な害獣となったアライグマのフレンズの駆除と食肉の加工や販売による失業問題と食糧不足の解決”である

アライさんを狩るハンターや加工場の社員を雇うことにより失業問題は劇的に改善され、
各地に潜むアライさんを狩るために一種の町おこしによる地域復興がなされた
食肉は野生のアライグマよりも大量に確保することができ、宗教的な問題もなく世界中の食糧問題の解決に役に立った

愛護団体の反発が予想されたが、自分自身の職を確保し空腹を満たすことに比べれば些細な問題であった
アライさんはあまりにも人々から嫌悪、いや憎悪されていたのだ

他にも、人間に近い遺伝子を持つため生体実験や衣服の素材、ハンティングによる犯罪の低下など様々な恩恵をもたらした

428 名前:世界的害獣国内用途指定益獣フレンズアライさん (ワッチョイ 67ba-qMsK)[sage] 投稿日:2017/07/23(日) 19:13:11.30 ID:olkmc9nn0 [3/5]
食事を終え職場に戻る途中で街頭モニターにPPPのライブ映像が流れた、

「同じフレンズでもここまで扱いが違うのか・・・ アライさんは哀れな存在なのかもしれないな・・・」

ふと路地裏を見るとアライさん料理専門のレストランのゴミ箱をあさっているアライさんを目撃した

アライさん「がつがつむしゃむしゃ!こんなうまいにくはじめてなのだ」グチャムチャ
アライちゃん「アライちゃんのぶんもほしいのだ・・・」

我が子のことを忘れ夢中で貪っているがそれは同族である

シェフ「なにしやがる!」

アライさん「あ、アライさんはなんにちもたべてなくておなかぺこぺこなのだ!かわいそうなのだ・・・」

シェフ「うるせー害獣め!いきながら生け作りにしてやる!」

アライさん「ひ!っごめんなさいなのだー!」

シェフ「おら!」ザク

アライさん「な・・・なの・・・だ・・・」

包丁で体を貫かれたままアライさんは厨房に連れていかれていった

アライちゃんがよちよちとこちらに張ってきた

アライちゃん「ママがつれていかれたのだ・・・かわいそうなアライちゃんをたすk・・・」

俺は無言で両手を踏みつぶした。しばらくすれば駆除業者が清掃するだろう
アライちゃんの泣き叫ぶ声を背に職場へ向かった
今日はアライさん風俗にでも行こう。
午後も頑張れる。そんな気がした。


~終わり~


最終更新:2018年04月06日 01:57