空よりも高いところへフライトしたアライさん一家

908 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:14:07.41 ID:8yirhfjvdNIKU [1回目]
成田国際空港でフライトを待っている飛行機内。

アライさん「ふははー!チビ達!待ちに待った海外旅行なのだー!」

アライちゃん1「なのりゃー!」シッポフリフリ

アライちゃん2「おかーしゃんありがとなのりゃー!」シッポフリフリ

アライちゃん3「たのちみなのりゃー!」シッポフリフリ

アライさん「この時のために、頑張って働いてお金貯めたのだぁ!ふははーワクワクなのだぁ!」ピカピカガイジガオ

機内できゃっきゃとやかましく騒ぐ、アライさん親子。
一匹につき一席、合計四席を占有している。

このアライさんは、労働して貯めたお金で海外旅行に行くようだ。

アライさんなんぞに人間社会での労働なぞ無理ではないか…という気がするが、
会社の『フレンズ雇用枠』でもって土木作業系の仕事に採用されたようだ。


909 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:22:54.56 ID:8yirhfjvdNIKU [2回目]
そこへ…

係員「えー、お客様に申し上げます。当機でオーバーブッキングが発生しました。どなたか三席、席をお譲りください」

乗客「…」シーン

アライさん「ふーんなのだ」

飛行機のオーバーブッキングはよくある話である。

飛行機は、可能な限り満席になるようにして飛ばないと収益がとれない。

当日予約キャンセルする客が出ると、その分席が無駄になってしまう。

そこで、数名が予約キャンセルすることを想定し、定員よりも多めにチケット発行を行っているのである。

オーバーブッキングした客には他の機への乗り換えを案内し、それに応じた者には協力金1万円が支払われる。

…通常は、搭乗ゲートが開く前に乗り換え協力者を募るのだが、
今回はやむを得なかったようだ。

係員「どなたかご協力お願いしますー!乗り換え協力してくれたら一万円差し上げますよー!」テクテク

しかし、乗客は誰も乗り換えに応じないようだ。


910 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:28:34.40 ID:8yirhfjvdNIKU [3回目]
係員「あ、アライさんだ」ピタッ

係員の目に、アライさん親子が留まる。

係員「お客様、よろしければ乗り換えにご協力いただけませんか?」

アライさん「嫌なのだ!ここはアライさんが買った席なのだ!アライさんのものなのだ!」

アライちゃん1~3「「なのりゃー!」」シッポフリフリ

係員「四名なら総額4万円差し上げますよ」

アライさん「うぬぬ、うまい話なのだ…次の便はいつなのだ?」

係員「明日になります」

アライさん「ダメなのだ!チビ達は明日の海外サッカーの試合観戦が楽しみなのだ!降りたら観に行けないのだ~!」

アライちゃん1~3「「「さっかーみたいのりゃ~!」」」シッポフリフリ

自分勝手な都合で乗り換えを拒否するアライさん。

係員「そこのアライちゃん三匹どかせばいいのでは?」

アライさん「何言ってるのだ!嫌なのだ!」フゥーッ

親アライさんは子供のように駄々をこねている。


911 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:35:16.98 ID:8yirhfjvdNIKU [4回目]
客1「ピーピーうるせえな…」

客2「とっとと出てけよ…」

周りの客達も、アライさん一家の事故中心的な我儘に心底迷惑しているようだ。

係員「うるせえ!調子乗んなクソハエガイジ!」バチチィ

アライさん「ぎびいいっっ!?」ビググゥ

なんと係員は、アライさんにスタンガンをくらわせた。

アライちゃん1~3「「「!?おがーしゃん!?」」」ビクゥ

係員「ここはてめえらクソ害獣の席じゃねえ、人間の席だ!不快害獣共が占拠してんじゃねえよ!」ドガァッドガァッ

係員は鉄の棒でアライさんの顔面を何度も殴打する。

アライさん「びぎ!ぎびゃあ!いだい!いだいのだああっ!ぼぐえっ!」ブシュウ

客達「イエーイ!」

突如機内で繰り広げられたアラ虐ショーに、観客たちは大盛り上がりである。


912 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:42:24.66 ID:8yirhfjvdNIKU [5回目]
アライさん「い…だ…いだい…のだ…なんで…アライさん…なんにも悪い…こと…してないのだ…」

アライさんは自分の罪を自覚していないようだ。

係員「ハイハイクソ害獣はさっさと駆除しましょうね」シュルッ

アライさん「ふぎゅっ!?」ギュゥ

係員はアライさんの首にロープをかけ、ズルズルと引きずった。

アライさん「ぐ、ぐぶうぅぅ!?ごぶえええ!い…や…なのだあ…」ズルズル

アライさんは首にロープが食い込みながら、ズルズルと引きずり出されていく。

と、そこへ。

アライちゃん1「こらあああーーっ!ゅるるるぅ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん2「おがーしゃんをいじめゆなぁーーっ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん3「おかーしゃんはいだいなんだぞぉ!おまえみたいなわゆもの、やっちゅけてやゆのりゃあ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライさんの子供達が、善良な係員を悪者扱いして逆恨みしてきた。

アライちゃん1~3「「がぶぅっ!」」ガプリ

係員「…」

そして、係員の足首に噛み付いた。

人間に危害を加える…こんな恥知らずなフレンズがいてよいものか。


913 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:46:18.06 ID:8yirhfjvdNIKU [6回目]
係員「てめえらが降りねーのが悪いんだろうがコバエ共!人のせいにしてんじゃねえよ!」ドガァッドガァッドガァッ

係員は、アライちゃん達を順番に踏みつけた。

アライちゃん1「びぎ!」
アライちゃん2「いぢゃいぃ!」
アライちゃん3「びぎゅるぅっ!」

アライさん「げほっごほっ…ち…ちびいぃぃ…!」

アライちゃん1~3「「いぢゃいいいーーーーっ!いぢゃいのりゃああああーーーーっ!びえええーーんっ!おがーしゃああーーんっ!」」ビエエエエン

客達「パチパチパチパチパチパチ…」

係員「さて、害獣は放り出しますか」グイグイズルズル

アライさん「おご…ぎゅ…なんで…」ズルズル

アライさんは機外へ引き摺り出されていった。

係員「これで1席空いた。あと2席はどするか…」キョロキョロ


914 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:50:18.42 ID:8yirhfjvdNIKU [7回目]
アライちゃん1「がほっげほっ」
アライちゃん2「ちっぽいぢゃいのりゃああーーっ!」ジタバタ
アライちゃん3「いながいぢゃいいーっ!おがーしゃん!おいしゃしゃんつれてってぇーーっ!はやぐぅーーっ!」ゲボゲボ

係員「…こいつらちっちゃいし、ロープで巻いて1つの席に置けばいいか」グルグル

アライちゃん1~3「「ぴいぃぃ!?」」ギュッ

アライちゃん達はロープで縛られ、三匹まとめて1つの席へのせられた。

アライちゃん1~3「「ほどいてえーーっ!おがーしゃんどこなのりゃあーーっ!」」ビエエエエン

係員「これで害獣が占拠していた席が三つ空きました!」

客達「パチパチパチパチパチパチ…」

こうしてオーバーブッキングは平和に解消された。


915 名無しさん@お腹いっぱい。 (ニククエ Sdad-oV1T) sage ▼ New! 2018/04/29(日) 16:54:09.81 ID:8yirhfjvdNIKU [8回目]
その後、飛行機は無事に海外へ到着した。

係員「ほら、降りろ」ポイッ

アライちゃん1~3「「ふぎゅうぅ!」」ドサッ

アライちゃん1「おかーしゃん!?おかーしゃんどこなのりゃ!?」キョロキョロ

アライちゃん2「おかーしゃんがいないのりゃあ!」

係員「日本で降ろしただろが!さっさと出てけ!」ゲシゲシ

アライちゃん1~3「「ぴいいぃいーーっ!」」ビエエエエン

その後、海外に到着したアライちゃん達は、母親がいないとなんにもできず、そのまま野垂れ死んだ。

引き摺り出されていったアライさんは、ロープで首が絞まって死んだので、空港のごみ捨て場へ廃棄された。


HAPPY END









最終更新:2018年04月30日 16:49