468 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 07:17:33.38 ID:oe8KANGA0 [2/11]
おむすびころころ inアライ 2話
おばあさんが作ってくれたおむすびを穴に落としたおじいさん。
もう食べられなくても、せめて拾おうとして穴に手を突っ込みました。
その中に生き物がいるとも知らずに…
おじいさんの右手「」ゴソゴソ
アライちゃん「うゆ!?なんなのだ、あらいしゃんのおうちにけものがはいってきたのだ!」ビクゥ
アライちゃん「おっぱりゃうのだ!がぶぅ!」ガブゥバリバリ
右手を噛まれ引っ掛かれたおじいさんは、巣穴から手を引き抜きました。
アライちゃん「おっぱらったのだぁ!あらいしゃんはちゅよいのだぁ!」コスリコスリシッポフリフリ
すると今度は、巣穴の中にお団子がゆっくりと入ってきました。
アライちゃん「またたべものなのだ!もらってやりゅのだぁ!はぐっ!」パクッ
アライちゃんは、お団子にかぶりつきました。
469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 07:29:53.53 ID:oe8KANGA0 [3/11]
アライちゃん「じびいいいいぃぃ!?」
おや、どうしたのでしょうか。
アライちゃんの口には、釣り針が引っ掛かっています。
アライちゃんは、どんどん引っ張られ、巣穴のそとへ引きずり出されました。
アライちゃん「ぴぎいぃぃ!いぢゃいのやああぁ!」ズルズル
おじいさんは、魚釣りにいく途中だったのです。
釣り竿を使って、アライちゃんを見事釣ることに成功しました。
おじいさん「丸々太ったいいアライちゃんじゃ」ガシッ ボギン
アライちゃん「ふぐぎゅうぅぅ!?」
おじいさんは、アライちゃんの両手両足の骨をへし折りました。
アライちゃん「ぴぎいいぃぃ!いぢゃいいぃぃ!おがあしゃあああーーんっ!!」シッポブンブン
おじいさん「家でおばあさんと一緒に食おうかの」ガシィ
アライちゃん「はなちて!はなちて!」ブラーン
アライちゃん「ぴいいいぃぃっ!!おがあぁーーしゃぁあーーんっ!!」ビエエエエエン
尻尾を掴まれ、吊り下げられたアライちゃん。
こうなっては、折れた手足だけでなく、尻尾すら動かせません。
470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 07:36:20.17 ID:oe8KANGA0 [4/11]
アライさん「お前えええええええええええっ!チビに何するのだああっ!」フシャアアア
アライちゃん「!おがあしゃあああーーんっ!!」モゾモゾ
おじいさんの目の前に、母親アライさんが現れました。
大事な赤ちゃんの手足をへし折られ、ブチギレています。
おじいさん「…」スッ
おじいさんは、おむすびをひとつ取り出しました。
アライさん「食べ物なのだ!な…何する気なのだ?」
おじいさんは、おむすびを先程の巣穴へ向かって投げました。
アライさん「食べ物なのだー!」ドタドタ
母親アライさんは、おむすびを追って去っていきました。
アライちゃん「おがーしゃんっ!?」
471 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 07:39:48.40 ID:oe8KANGA0 [5/11]
おむすびは、巣穴に落ちていきました。
アライさん「拾うのだ!」スポーン
巣穴に飛び込むアライさん。
巣穴の中からは、「美味しいのだ!美味しいのだあああ!」と声が聞こえてきました。
アライちゃん「おがーしゃん!おかぁーしゃぁーん!ぴぃぃーっ!ぴぃぃーっ!」モゾモゾ
アライちゃんの声は、穴の中の母親の耳に届いていなかったのか。
それとも耳には届いても、おむすびを貪る母親の心に届いていなかったのか。
どちらかわかりませんが、アライちゃんがぴぃぴぃ鳴いても巣穴から出てきませんでした。
アライちゃん「あらいしゃんがかわいそーなのだああっ!」ビエエエエエン
472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 07:46:25.42 ID:oe8KANGA0 [6/11]
アライちゃんは、おじいさんの家に持っていかれました。
おじいさん「婆さんや、見てくれ。丸々太ったアライちゃんじゃ」
おじいさんはアライちゃんをまな板に乗せて、おばあさんへ渡しました。
おばあさん「おやまあ、いいアライちゃんだねぇ」
アライちゃん「おまえぇっ!あらいしゃんをゆーかいちて、どうすゆきなのだ!」フゥーッ
手足が折れたアライちゃんは、歯をくいしばっておじいさん達を睨み、威嚇しています。
アライちゃん「あらいしゃんがかわいーからって、ゆーかいしてそだてるつもりなのりゃ?」シッポフリフリ
どうやら自分が可愛いから誘拐されたものと思っているようです。
アライちゃん「だとしたら、さっきのよりもっとおいちーごはんもってくゆのだぁ!あらいしゃんはほっぺさされて、おててとあんよおられたのだ!」フゥーッ
おじいさんを威嚇しながら、食べ物を要求するアライちゃん。
アライちゃん「しゃざいとばいしょーをよーきゅーすゆのだぁ!」シッポブンブン
473 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 07:53:45.81 ID:oe8KANGA0 [7/11]
アライちゃん「あらいしゃんにあやまゆのだ!うやまうのだー!≧∀≦」シッポフリフリフリフリフリフリ
おばあさん「ああ!?謝罪と賠償ゥウ!?しゃらくせーんだよボゲェッ!」 ガシィ
おばあさんは、アライちゃんの尻尾を掴み…
おばあさん「死にさらせクソ害獣!ハエガイジ!ウジ虫!毛ジラミ!脳ミソ五体不満足!のけものッ!」ブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッ
アライちゃんを何度も振りまわし、まな板に叩き付けました。
アライちゃん「じび!じび!じび!じび!じび!じび!じび!じび!じび!じび!」ガァンガァンガァンガァンガァン
アライちゃんは腹を打った上に遠心力で胃の内容物が尻尾の反対側に偏り…
アライちゃん「おぶげええええ!!えれえげええええ!!」ゲボゲボ
消化しかかったおむすびと団子を吐き、台所を汚しました。
アライちゃん「ひぎ…げぽ…」エレエゲー
仰向けになってダウンするアライちゃん。
おばあさん「きたねえゲロ吐くなや!ゲロ以下脳ミソのゲロブタ害獣がああぁ!」ガシッ
おばあさんは、包丁を握りました。
474 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 08:01:16.75 ID:oe8KANGA0 [8/11]
おばあさん「アライ開きになりやがれえええッ!」ザグウゥ
アライちゃんのみぞおちに、深く深く突き刺しました。
アライちゃん「ぎびいいいぃぃいぃぃーーーーっ!!?」
おばあさんはそのまま包丁をざくざくと動かし、下腹部まで切りました。
そして内臓を引きずり出しました。
アライちゃん「かえ…ぢで…あらい…しゃんの…おなかの…ながみ…がえじでぇ…」ドクドク
おばあさん「部位ごとにカットするかね」ザグザグ
アライちゃん「ぶぐ…ぎびぃ…!」ブシュウゥ
アライちゃんは、バラバラに解体されました。
…
おばあさん「できましたよおじいさん。アライちゃんの旨煮とモツ煮です」
アライちゃんは、とっても美味しそうな旨煮となっておりました。
丸々太ったアライちゃんは、お肉の量もたっぷり詰まっていました。
おじいさん「おお、美味しそうじゃ!悪くならんうちに、モツ煮から食べようかのう。ふん…美味い!」モグモグ
おじいさん「ばあさんの料理は世界一じゃ!」モグモグ
老夫婦は、仲良くアライちゃんモツ煮を食べました。
475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 08:09:35.04 ID:oe8KANGA0 [9/11]
翌日。
おじいさんは、おばあさんが作ってくれたおむすびを持って魚釣りに出掛けました。
おじいさん「なかなかいい川魚がおるのぉ」
おじいさん「ふぅ飯にするかの」ゴソゴソ
おじいさんは、おむすびを取り出しましたが…
おむすびが1つ落ちて、転がっていきました。
おじいさん「ああっ!」
おむすびは、地面に置いた穴に落ちていきました。
476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW ed20-KszC)[sage] 投稿日:2017/11/03(金) 08:10:05.60 ID:oe8KANGA0 [10/11]
アライさん「うぅ…ちび、どこに行ったのだぁ…」ションボリ
巣穴の中には、アライさんが一匹いました。
おむすび「」コロコロ
アライさん「ん…?食べ物なのだぁ!食べるのだーーー!」モグモグ
おむすびの具は、どこかで見たことのある…お肉の旨煮でした。
アライさん「美味しいのだ!中のお肉も美味しいのだぁ!」ガツガツ
団子「」スルスル
今度は、糸がついたお団子が穴にゆっくり入ってきました。
アライさん「げぇっぷ…。ん?今度はお団子がきたのだ!食べるのだ!」ガシィ
アライさん「はぐっ!」パクッ
アライさんは、大喜びでお団子にかぶりつきましたとさ。
めでたしめでたし
最終更新:2018年04月06日 22:36