そのまま成体のアライさんへ成長していくのだが…
アライさん「うぅ~!アライさんに手足がないのはお前に買われたせいなのだ!返すのだ!アライさんに手足を返すのだぁぁ!」シッポブンブン
飼い主「反抗したら捨てるよ」
アライさん「もうその手は食わないのだ!お前はそう言ってアライさんを本当に捨てたことは一度もないのだ!」
飼い主「…」ガシッ
アライさんを籠に詰める飼い主。
アライさん「お出かけするのか?そうするのだ、お前に罪滅ぼしさせてやるのだ!」
山へ行った飼い主。
籠からアライさんを放り出して捨てる。
アライさん「のだっ」ベチャ
そのまま去る飼い主。
アライさん「また捨てるフリか?もう騙されないのだ!お前はまた前みたいに戻ってくるのだ!」
飼い主「…」スタスタ
アライさん「気が済むまで捨てたフリすればいいのだ!アライさんはお前より賢いから、だまされないのだ!」
飼い主は、車を走らせて去って行った。
アライさん「ふぅ~、あいつが帰ってくるまで、日向ぼっこするのだぁ~」ゴロン
アライさん「気持ちいいのだぁ」
アライさんは気付かない。
自分が飼い主に、本当に捨てられたことに…。
最終更新:2017年11月30日 20:14