イエスの時代のシナゴーグ

シナゴーグ(ヘブライ語: בית כנסת‎、英: synagogue)とは、ギリシャ語のシュナゴゲー(集会所)に由来するユダヤ教の会堂のことである。聖書には「会堂」の名で登場し、ユダヤ教会と俗称されることもある。キリスト教の教会の前身であるが、役割はやや異なる。

マタイ4:23
イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。

もともとは聖書の朗読と解説を行う集会所であった。現在では祈りの場であると同時に、各地のディアスポラのユダヤ人の礼拝や結婚、教育の場となり、また文化行事などを行うコミュニティーの中心的存在ともなっている。

エルサレム神殿破壊後はユダヤ教の宗教生活の中心となる。

イエスの時代のシナゴーグ


デイリーメールの2016年8月18日付けの記事(これらの古代の廃墟は聖書の物語が事実であることを証明するのか?)に掲載されるように、西暦20~40年頃と推定されるシナゴーグがガリラヤ湖周囲のユダヤ人の村で発掘されたと言う(日本語記事はこちら)。


シナゴーグは極めて大きなサイズで、一部屋がおよそ8.8m×7.9mほどもあり、室内は石灰石で造られたベンチが並んでいた。人が実際に座ってみるとかなり広いことがうかがえる。
最終更新:2016年09月21日 10:21