世界宗教の比較

比較

項目 仏教(Buddhism) ヒンドゥー教(Hinduism) ユダヤ教(Judaism) キリスト教(Christianity) イスラム教(Islam)
開祖(教祖) ゴータマ・シッダッタ〔釈迦〕 なし なし(モーセ?) イエス・キリスト ムハンマド
発祥年代 紀元前6~5世紀(釈迦の誕生) 紀元前5-4世紀頃(バラモン教の衰退) 紀元前10世紀頃 紀元30年頃(イエスが活動する) 610年(ムハンマドが啓示をうける)
主要地域 東南アジア、東アジア、チベット インド周囲 ユダヤ人共同体 ヨーロッパ、南北アメリカ 西南アジア、東南アジア、アフリカ
おおよその人口 4億人 9億人 1300万人 22億人 15億人
母宗教 バラモン教 バラモン教 - ユダヤ教 ユダヤ教・キリスト教
教典 仏教経典 ヴェーダ? 旧約聖書 旧約聖書・新約聖書 クルアーン
象徴 仏像 オーム(アウム) ダビデの星 十字架 月と星
創造主 いない(ブラフマー〔梵天〕や宇宙仏は原理であって創造主ではない) 三神一体のブラフマー神 唯一神ヤハウェ 三位一体の唯一神 唯一神
インドの神々 三神一体の至高神と多数の神(仏教、シク教、ジャイナ教も含む) 唯一神ヤハウェ 三位一体の唯一神 唯一神
神の性質 長寿だが死ぬ
世界をコントロールできない
世界の創造、維持、破壊 全知全能の絶対神 全知全能の絶対神 全知全能の絶対神
諸々の現象 因縁が和合して起こる - 神により起こる 神により起こる 神により起こる
崇拝対象 ゴータマ・ブッダ(原始仏教)
宇宙仏(大乗仏教)
三神一体の神 唯一神ヤハウェ 三位一体の唯一神 唯一神
教祖の立場 この世の真理を悟った者(原始仏教)
宇宙仏から遣わされた使者(大乗仏教)
なし (モーセは預言者) 唯一神から遣わされた子たるキリスト 唯一神の最後にして最大の預言者
祈りの方法 合掌、五体投地 両手をくむ、十字を切る 深くかがんだのち、直立し両手をかかげる
教義 三法印/四法印、四諦、八正道(原始仏教)
宇宙仏に対しお経を唱える(大乗仏教)
なし 律法の遵守 神を信じること 六信五行/柱
目標 ブッダになり解脱すること(原始仏教)
宇宙仏に救われ死後、極楽浄土へ行くこと(大乗仏教)
神に救われ、現生でイスラエルが栄えること 神に救われ死後、天国へ行くこと 神に救われ死後、天国へ行くこと
未来 釈迦の元弟子にして、兜率天で修行している弥勒菩薩が下生して仏となり、人々を救う(大乗仏教) シヴァ神が世界を破壊する 裁きの日に、神がユダヤ教徒を救う イエス・キリストが再臨し、人々を裁き、ユダヤ教徒とイスラム教徒を救う イーサーが再臨し、マフディーに加勢して経典の民を救う
死後の世界 ない(または輪廻する) 輪廻する ない 最後の審判前に復活する 最後の審判前に復活する
救済される場所 現世救済型(原始仏教、弥勒信仰)
来世救済型(浄土宗)
現世救済型 来世救済型 来世救済型
救済される対象 個人救済型 - 集団救済型(ユダヤ人) 個人救済型 個人救済型
救済される方法 自力救済型(原始仏教)
他力救済型(大乗仏教)
- 他力救済型 他力救済型 他力救済型
聖職者 ラビ(教師) 神父、牧師 ウラマー
おもな聖地 八大聖地(ルンビニー、ボードガヤーなど) - エルサレム エルサレム、ベツレヘム、ナザレなど メッカ、メディナ、エルサレム
宗教施設 寺院 - シナゴーグ 教会 モスク
戒律 五戒、八斎戒 - 十戒、律法、口伝律法 十戒 五行(柱)
安息日 - - 土曜日 日曜日 金曜日
おもな行事 灌仏会、彼岸会、涅槃会 - 過越しの祭り(ペサハ)、七週の祭り(シャブオット)、仮庵の祭り(スコット) 降誕祭、復活祭、聖霊降臨祭 断食明けの祭り、犠牲祭
派生した神秘主義 密教(タントラ教) ウパニシャッド哲学 カバラ グノーシス主義
カバラ
スーフィズム
シッダッタ〔釈迦〕の扱い 最後のブッダ〔仏〕 ヴィシャヌ神の化身 - (インドの聖人ヨサファト) 預言者ブルハン(Burxan)
イエスの扱い - 偽預言者 神の子キリスト 預言者
ムハンマドの扱い - 偽預言者 偽預言者 最後にして最大の預言者

宗教地図


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ヒンドゥー教


ユダヤ教


キリスト教


イスラム教



最終更新:2018年02月18日 17:19