小規模な宗教歌
- 聖歌:古代・中世から続く宗教歌、東方教会(正教会・東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌や、カトリック教会・聖公会等の典礼歌(多くはラテン語)
- 『グレゴリオ聖歌』
- グノー:『アヴェ・マリア』
- ヴェルディ:『聖歌四篇』
- 讃美歌:教会の会衆によって賛美される、世の民衆への証し的な性格を持つもの、特にプロテスタントを中心として西方教会で用いられる宗教歌を指す。
- コラール:もともとルター派教会にて全会衆によって歌われるための賛美歌
典礼(ミサ)に関連するもの
- ミサ曲:ミサ通常文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多くはラテン語)
- パレストリーナ『教皇マルチェルスのミサ曲』
- バッハ:『ミサ曲 ロ短調』(BWV.232)
- モーツァルト:『ミサ曲 ハ短調』(K.427)
- ベートーヴェン:『ミサ・ソレムニス』(op.123)
- レクイエム:ミサ固有文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多くはラテン語)
- モーツァルト:『レクイエム ニ短調』(K.626)
- ベルリオーズ:『死者のための大ミサ曲 ト短調』(op.5)
- ヴェルディ:『レクイエム』
- ブラームス:『ドイツ・レクイエム』(op.45)
- フォーレ:『レクイエム ニ短調』(op.48)
ポリフォニー宗教歌
- モテット:中世末期からルネサンス音楽にかけて成立・発達した、ミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲。
- パレストリーナ『泉の水を求める鹿のように』
- ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』
- モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調』(K.618)
- ブルックナー:『テ・デウム』
- プーランク:『黒い聖母像への連祷』
- オラトリオ:多くの場合宗教的な物語に曲を付けた芝居のない宗教的オペラの様な作品。様々な言語の物があり、稀に世俗的な物語のこともある。
- ヘンデル:オラトリオ『メサイア』(HWV.56)(「ハレルヤ・コーラス」など)
- ヘンデル:オラトリオ『ユダス・マカベウス』(HWV.63)(「見よ、勇者は帰る」など)
- バッハ:『クリスマス・オラトリオ』(BWV.248)
- ハイドン:オラトリオ『四季』(Hob.XXI-3)
- ハイドン:オラトリオ『天地創造』(Hob.XXI-2)
- メンデルスゾーン:オラトリオ『エリヤ』(op.70)
- 受難曲:キリストの受難物語に曲を付けたもの(多くはドイツ語)。
- バッハ『マタイ受難曲』(BWV.244)
- バッハ『ヨハネ受難曲』(BWV.245)
- アルヴォ・ペルト『ヨハネ受難曲』
- カンタータ:多楽章の声楽曲で、歌詞は宗教的な教会カンタータと、世俗的な世俗カンタータがある(ドイツ語が多い)
- バッハ:教会カンタータ『目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ』(BWV.140)
- バッハ:教会カンタータ『心と口と行いと生活』(BWV147)(「主よ人の望みの喜びよ」など)
- バッハ:世俗カンタータ『楽しき狩こそわが悦び』(BWV.208)(「羊は安らかに草を食み」など)
- カール・オルフ:世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』(「おお運命の女神よ」など)
その他の宗教的クラシック
- 器楽曲
- オーケストラ曲
- リスト:『死の舞踏』:カトリック教会の聖歌「怒りの日」の旋律を転用
- オラトリオ形式
- マーラー:『交響曲第8番変ホ長調』より第1楽章「来たれ、創造主たる聖霊よ」
最終更新:2017年09月27日 06:39