東西教会の分裂

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  • 教会史
    東西教会の分裂(1054年) 教会大分裂(1378年-1417年) 宗教改革(1517年) <旧約時代> 前1500~1200 イスラエルの祖先たちの諸集団、カナンの地(現在のパレスチナ)に定着、次第に民族的同一性を形成。 1250頃(?) モーセに率いられた出エジプト。 1010頃 イスラエルに王政導入、預言者サムエルが最初の王にサウルを選ぶ。 1003-965頃 ダビデ王、統一王国体制を確立。周辺諸民族を征服。 965-926頃 ソロモン王のもとでイスラエル繁栄、エルサレム神殿の建設 926 王国分裂。北王国(イスラエル)と南王国(ユダ)が成立。 750-725頃 アッシリアの進出。南王国(ユダ)はアッシリアの属国となる。 721頃 北王国、アッシリアにより滅亡。 627頃-586 預言者エレミアの活動。 586 新バビロニアによるユダ王国の滅亡と...
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  • フィリオクェ問題
    フィリオクェ問題とは、ニカイア・コンスタンチノポリス信条の解釈・翻訳をめぐる問題である。キリスト教の神学上最大の論争のひとつで、カトリック教会と正教会の分離、いわゆる大シスマ(東西分裂)の主因となった。 730年、東ローマ皇帝レオーン3世は、イコン崇敬を禁じる聖像禁止令を出した。しかし、この勅令にローマ教皇は真っ向から反対し、東西教会の対立が始まった。863年には「フィリオクェ問題」でコンスタンティノープル総主教フォティオスとローマ教皇ニコラウス1世が激しく対立した。 フィリオクェ問題とは 聖霊に関するキリスト教の教義の違いで対立した。 東方教会:「聖霊は父より出で」 西方教会:「聖霊は父と子から出て」 ラテン語で ex Patre Filioque procedit 「フィリオクェ」という語はラテン語で「子もまた」を意味する “Filioque” の音写で...
  • 聖霊論
    ...、フィリオクェ問題を東西教会の分裂の根源的かつ唯一の教義上の原因であるとしている。 「異端」とされた考え 以下の考えは正統派より異端とされている。 三神論(聖霊は「三つの神のうちの一つ」) 聖霊は一様式(mode)もしくは「一つの『役』」 聖霊の神性は比較的劣っている 聖霊は神ではない
  • カトリック公認公会議
    公会議はローマ=カトリック教会公認のものでは今まで21回開催されたことになっている。 カトリック・正教会・プロテスタントの多数派で正当性を認められている公会議 第1回 第1ニカイア(325年):アタナシウス派を正統としアリウス派を異端とする。 第2回 第1コンスタンティノープル(381年):三位一体説を正統教義として確立。 第3回 エフェソス(431年):三位一体説の再確認と、キリストの神人両性論を採択し、ネストリウス派を異端とする。 第4回 カルケドン(451年):単性説を異端とする。 カトリック・正教会で正当性を認められている公会議 第5回 第2コンスタンティノープル(553年) 第6回 第3コンスタンティノープル(680-681年):単性説を異端と確認する。 第7回 第2ニカイア(787年):聖像禁止令を否定。 カトリックのみで正当性を認められている公会議 第8回 第4コン...
  • ニカイア・コンスタンティノポリス信条
    ニカイア・コンスタンチノポリス信条(ニケア・コンスタンティノープル信条)もしくは、ニケア信条(ニカイア信条)は、キリスト教会の宗教的会議(公会議)である第1回コンスタンティノポリス公会議(381年)で定められた信条(信仰告白)である。 今日、この信条を認め礼拝に用いる教派は、カトリック教会・正教会(東西のキリスト教会が1054年に分裂、西が「カトリック教会」、東が「正教会」となる)、カルケドン公会議などでそれ以前に分離した東方諸教会や、聖公会を含む大半のプロテスタント教会である。 わたしは信じます。唯一の神、全能の父、天と地、 見えるもの、見えないもの、すべてのものの造り主を。 わたしは信じます。唯一の主イエス・キリストを。 主は神のひとり子、 すべてに先立って父より生まれ、 神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神、 造られることなく生まれ、父と一体...
  • 地上の分裂
    Q資料の41番目。 ルカ12 51-53 あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。 そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ。 今から後、一つの家に五人いるならば、三人は二人と、二人は三人と対立して分かれるからである。 父は子と、子は父と、 母は娘と、娘は母と、 しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、 対立して分かれる。」 マタイ10 34-36 「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。 平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。 わたしは敵対させるために来たからである。 人をその父に、 娘を母に、 嫁をしゅうとめに。 こうして、自分の家族の者が敵となる。
  • 教会法
    教会法(ラテン語 ius ecclesiasticum、英 Ecclesiastical law、独 Kirchenrecht)は、広義においては、国家のような世俗的権力が定めた教会に関する法と教会が定めた法を包括した概念であるが、狭義においては、キリスト教会が定めた法のことをいい、世俗法(ius civile)と対比される概念である。最狭義においては、カトリック教会が定めた法のことをいい、カノン法(羅 ius canonicum、英 Canon law、独 Kanonisches Recht)ともいう。 カノン法 カトリック教会は、カノン法の制定・執行を、一般世俗の権力から独立して、教会内部で行っている。カトリック教会は、キリストによって造られたものであり、ローマ教皇は、キリストの代理者であって、信者の代表ではないので、その統治構造ないし構成は民主主義とは無縁である。...
  • 基本信条
    基本信条は、キリスト教の正統教会が共有する正統教義もしくは正統的な教理を規定する信条で、別称、世界信条。主に西方教会で使われる概念。具体的には使徒信条、ニカイア・コンスタンチノポリス信条、カルケドン信条、アタナシオス信条を指し、これに原ニケア信条を加えることもある。 教会の東西分裂(大シスマ)以前の公会議で決定された基本信条は、東方教会、西方教会を通じて有効であり、すなわちキリスト教界全体に共通の公同にして福音的な正統信仰の基本となっている。そのため、教義上の対立者を安易に異端宣告して排斥するようなことがなくなった今日でも、これらの基本信条に言い表される信仰に抵触する信仰理解を持つ特定分派は「異端」と判定される。 基本信条一覧 使徒信条(7世紀、起源は2世紀の古ローマ信条)三位一体父なる神 神の子(イエス・キリスト) 精霊 陰府降下 ニカイア信条(原ニケア信条)(325年)子...
  • 使徒教会礼典
    使徒教会礼典(Apostolic Church-Ordinance)は、教会法に属する正教会の論説書である。 3世紀末のエジプトかシリアで書かれたと考えられるが、著者は不明である。 この文書は、コプト教会、エチオピア正教会、その他の東方正教会の法典としての役割を果たした。 権威に取って代わり、ディダケー(十二使徒の教え)を尊重したものである。 イエスのアグラファを含んでいることが知られている。 使徒教会礼典26 なぜならば彼(イエス)は我々に以前、彼が説教しているときに言ったのです。 「弱いものは、強いものを通して守られなければならない」 参考 https //en.m.wikipedia.org/wiki/Apostolic_Church-Ordinance
  • 教会音楽史
    賛美歌・聖歌 キリスト教(特にプロテスタント教会)において、礼拝や集会等で歌われる、神をたたえる歌のことである。 グレゴリオ聖歌 ミサ曲 カトリック教会のミサ(感謝の祭儀)に伴う声楽曲。 通常文の全文(キリエはギリシア語、ほかは、ラテン語による)と、その概要は次のとおり。 キリエ (Kyrie)、グローリア (Gloria)、クレド (Credo)、サンクトゥス (Sanctus)、ベネディクトゥス (Benedictus)、アニュス・デイ (Agnus Dei)、イテ・ミサ・エスト (Ite Missa Est)  バッハ「「ミサ曲 ロ短調」 モテット 声楽曲のジャンルのひとつ。一般的に、中世末期からルネサンス音楽にかけて成立・発達した、ミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲を指す。 カンタータ 単声または多声のための器楽伴奏付の声楽作品をいう。典型的なカンタ...
  • 東方正教会
    正教会の組織は国名もしくは地域名を冠した組織を各地に形成するのが基本である。コンスタンディヌーポリ総主教庁、アレクサンドリア総主教庁、アンティオキア総主教庁、エルサレム総主教庁、ロシア正教会、セルビア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、グルジア正教会、ギリシャ正教会、日本正教会などは個別の組織名であって教会全体の名ではない。いずれの地域別の教会組織も、正教として同じ信仰を有している。教会全体の名はあくまで正教会であり、「ロシア正教に改宗」「ルーマニア正教に改宗」といった表現は誤りである。 ただし、アルメニア使徒教会、シリア正教会、コプト正教会、エチオピア正教会なども同じく「正教会」を名乗りその正統性を自覚しているが、上に述べたギリシャ正教とも呼ばれる正教会とは別の系統に属し、非カルケドン派正教会や東方諸教会などと呼ばれる。 フィリオクェ問題で西方教会(カトリック教会...
  • キリスト教と倫理学
    キリスト教に関連する倫理学の主な項目を時代別に簡素にまとめた。 古代キリスト教 パウロによる贖罪論 はじめ、イエスの教えを奉じる人たちを迫害していたパウロは、回心して、異邦人への伝道に大きな力となる。彼はユダヤ人であると同時に、ローマ市民権を有しており、ギリシャ・ローマの教養も深かった。 旧約時代は、律法を守ることが救済の条件であると考えられていた。しかし、人間は、今も昔も律法を破り続けており、律法を完全に守ることはできなかった。パウロは己を振り返り、律法では人は救われないことを、痛切に告白する。 では、人の罪は、どうすれば救われるのか。人間の内面に潜む根源的な罪は、自力で償うことはできない。誰かほかの人によって、贖ってもらうしかない。そのために、神の子羊として、全く罪けがれのない人物が、血の犠牲となるために必要とされた。 イエスの十字架死によって、人間の罪は赦された。...
  • キリスト教会・教派
    分類 西方教会 カトリック教会 プロテスタントルター派 バプティスト派 カルヴァン派 聖公会 東方教会 東方正教会ロシア正教会 ギリシア正教会 ブルガリア正教会 ルーマニア席教会 東方諸教会ネストリウス派 シリア正教会 コプト正教会 エチオピア正教会 教派別の割合 西方教会と東方教会の違い 古代5主教座 ローマ、コンスタンティノポリス、アンティオキア、エルサレム、アレクサンドリアがあった。 ローマ カトリック プロテスタント コンスタンティノポリス ギリシア正教 ロシア正教 アンティオキア 後のシリア正教 エルサレム (消滅) アレクサンドリア コプト正教 エチオピア正教 http //55096962.at.webry.info/201110/article_15.html http //www2.biglobe...
  • 旧約聖書偽典
    旧約聖書の正典・外典に含まれないユダヤ教・キリスト教の文書である。旧約偽典とも呼ばれる。 定義は流動的だが、いかなる正統派の教派によっても正典として扱われず、つまり異端派のみから正典として扱われたり、捏造が明らかであったりする書がこれに含まれると言ってよいだろう。 歴史書・伝記/小説/殉教物語 アダムとエバの生涯(モーセの黙示録) ヨベル書(小創世記)(※エチオピア正教会のみ) ヨセフとアセナテ イザヤの殉教 ソロモンの指輪 イザヤの殉教と昇天 預言者の生涯 マカバイ記三(3 Maccabee)(※東方正教会のみ) マカバイ記四(4 Maccabee)(※東方正教会でも特にグルジア正教会のみ) エチオピア語マカバイ書1-3(1-3 Meqabyan)(※エチオピア正教会のみ) バルクの歴代誌(第四バルク書、バルクの残余のことば、エレミヤ歴代誌)(※エチオピア正教会のみ) 聖書...
  • エイレナイオス『異端反駁』
    エイレナイオスは四つの福音書が特別な地位にあることを力説した神父。 彼は著作『異端反駁』(Adversus Haereses)の中で、一つの福音書しか受け入れないキリスト者グループや新しい黙示文書を受容したヴァレンティアヌス派のようなグループを非難している。エイレナイオスは新約聖書の四福音書こそが教会の四つの柱であるという。「四つ以上でも以下でもない」と四が東西南北の四方位などをあらわす重要な数字であるという。エイレナイオスはさらに『エゼキエル書』1章にあらわれる四つの生き物(人の顔をしたもの、獅子、鷲、牡牛)を四福音書の予型であると見ている。ここから四福音書の福音記者のシンボルが生まれた。 以下は異端派の文章として収録されたものである。 シモン派の教説 ヴァレンティノス派プトレマイオスの教説
  • 聖歌
    ここでは、「広義の聖歌」をキリスト教において用いられる宗教歌を幅広く指す語とする。 「広義の聖歌」は、「狭義の聖歌」と「讃美歌(讃美歌)」を含む。 礼拝で用いられるのが「狭義の聖歌」であり、そうでないものが「讃美歌」である。 キリスト教音楽が聖歌より広義の内容をもち、歌詞を伴わない器楽曲なども含まれるのに対し、「聖歌」はふつう歌詞が伴われるものをいう。正教会の聖歌は原則としてア・カペラ(無伴奏声楽)であって器楽を伴わないため、正教会の奉神礼で用いられる音楽は必然的に全て聖歌となる。 狭義の聖歌 古代・中世から続く宗教歌、東方教会(正教会・東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌、カトリック教会・聖公会の典礼に用いられる歌。カトリック教会で古くから伝統的に歌われてきた聖歌には、ラテン語のグレゴリオ聖歌がある。祈祷文などに音楽をつけたものとも言える。 賛美歌 教会の会衆に...
  • 旧約聖書外典
    もともと旧約聖書におさめられていたが、ヤムニア会議で正典から排除されたものである。 第二正典(続編) ユダヤ教とプロテスタントは除外するが、カトリックや正教会などが聖書として認めるもの。 カトリックや正教会からは第二正典、プロテスタントからは旧約聖書続編と呼ばれる。 これらは七十人訳聖書等ギリシア語訳に見られるが、現在残るヘブライ語写本には対応する箇所をもたない。そのことから、旧約と新約の間にあたる中間時代に付け加えられたものと考えられ、省かれた。 ただし、「マカバイ記2」と「知恵の書」を除いては、もともとヘブライ語かアラム語で書かれ、それがギリシャ語に翻訳されたと考えられている。 なお、エズラ記(ギリシャ語)、マナセの祈り、詩篇第151篇は正教会のみが正典としている。 (また、エズラ記(ラテン語)はどの教派も正典としていない。) 歴史書 トビト記 [前727年頃-...
  • プロテスタント
    プロテスタント(英語 Protestantism、Protestant)は、宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離し、特に(広義の)福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指す。 プロテスタントという総称は、その担い手達がローマ・カトリック教会に抗議(ラテン語 prōtestārī, プローテスターリー)したことに由来する。 有名な派閥にルター派(ルーテル教会)がある。 歴史 1517年以降、マルティン・ルターらによりカトリック教会の改革を求める宗教改革運動が起こされた。 1524年、ドイツ農民の不満を背景に、急進派トマス・ミュンツァー率いる武装農民が蜂起し、これに対してルター派の諸侯らが激しく衝突、多くの犠牲が生じたいわゆるドイツ農民戦争が勃発した。1529年にルター派の諸侯や都市が神聖ローマ帝国皇帝カール5世に対して宗教改革を求め...
  • 聖伝
    聖伝あるいは聖伝承(Sacred Tradition, Holy Tradition)は、キリスト教における伝承のこと。正教会、東方諸教会、カトリック教会、聖公会では重要視される。 聖伝の位置づけについては正教会とカトリック教会の間に違いがある。正教会は「聖伝の中に聖書が含まれる」と捉えるのに対し、カトリック教会は「聖書と聖伝」と並び称す。 他方、プロテスタントでは位置付けが異なり伝統と訳すが、伝統をどこまで認めるかには幅があり、純粋に聖書のみを主張する者も居れば、逆にカトリック教会に近い伝統主義の者などもいる。 正教会の聖伝 次のものが聖伝の主要構成要素であるとされる。 新旧約聖書 七回の全地公会議決定 地方公会(教会会議)決定 信経、教義議定(公会で制定されたニカイア=コンスタンティノポリス、ニカイア、カルケドンの三つ。使徒信条やアタナシウス信条は公式には認められていな...
  • マリア崇敬
    聖母マリアに三位一体の神との仲介者 (Mediatrix)として取り次ぎを願うことなどを中核としたカトリック教会の教義における宗教概念。トマス・アクィナスを始めとするスコラ哲学者が使い始めた用語。 外典ヤコブ原福音書にみられるように、母マリアを特別視する思想は2世紀初めには成立していたと思われる。 プロテスタントでは、聖書に根拠がないとして、マリア崇敬を一切認めない。 マリア個人については聖母マリアを参照されたい。 マリア崇敬のさきがけ 1世紀前後の地中海世界では、文化の中心はエジプトのアレクサンドリアにあった。ユダヤ教も初期のキリスト教もここが神学の一つの中心地となっていた。ところがこの地はエジプトの伝統的な信仰「イシス信仰」の地だった。この信仰はヘレニズム時代からギリシャに受容されてギリシャ文化の地に根付いていた。イシス神とは、我が子ホルス(王権のシンボル)を...
  • ローマのクレーメンス
    使徒教父である。 史実の裏づけはないが、伝承ではペトロを直接知る人物であり、パウロの書いた「フィリピの信徒への手紙」4 3に現れるクレメンスとは彼のことである、といわれてきた。 彼の手によるといわれる「クレメンスの第一の手紙」(96年)はコリントスの教会で起きたトラブルを仲裁しようとしたクレメンスの書簡である。カトリックを中心に、ここから諸教会の仲介役としてローマ司教が役割を果たしていたと考え、それが後の教皇制度の萌芽になっていくと見るむきもある。一方、これをクレメンスがローマ教会の権威を他教会に及ぼそうとしたのであって、ローマ教会が常時そのような役割を果たしていたとは考えない学者もいる。 伝統的にクレメンスに帰された「クレメンスの第二の手紙」は、今日では2世紀半ばごろの成立と推測され、クレメンスの作ではないと考えられている。 死についての詳細は不明であるが...
  • トマス行伝
    新約外典使徒行伝の一つ。3世紀の後半にシリア(エデッサ)で成立したと考えられる。シリア語本文と並んでギリシア語訳が現存する。紀元52年にインドを訪問したという伝承がある使徒トマスの〈インド伝道〉を読物風に叙述する。初期シリア教会の禁欲主義的特徴やグノーシス主義的な観念を含み,後にマニ教徒の間でとくに尊重されたが,正統主義教会の信徒の間でも大衆文学の一種として好んで読まれた。〈天的結婚の歌〉(6章)や〈真珠の歌〉(108~113章)などの伝承は史料的価値が高い。 この外伝はマニ教徒やグノーシス主義者に読まれたらしく、グノーシス主義に近い思想(とくに禁欲)が語られる。前半はインドへの布教の旅である。後半はマツダイ王のもとで家臣ほかに宣教したり、夫に性行を強要される女性を救ったりする。最後は殉教で終わる。
  • クレメンスの第一の手紙
    ローマのクレメンス(ローマ司教クレメンス1世)による手紙。西暦96年頃に書かれた。 はコリントの教会で起きたトラブルを仲裁しようとしたクレメンスの書簡である。カトリックを中心に、ここから諸教会の仲介役としてローマ司教が役割を果たしていたと考え、それが後の教皇制度の萌芽になっていくと見るむきもある。一方、これをクレメンスがローマ教会の権威を他教会に及ぼそうとしたのであって、ローマ教会が常時そのような役割を果たしていたとは考えない学者もいる。 ペトロとパウロの殉教 クレメンスの第一の手紙には、ペトロとパウロの最期について書かれている。 Ⅰクレメンス5 1-6 けれども、昔の例(旧約聖書の殉職者たち)から離れて、私たちの時代に最も近い時に生きた闘士たちについて考えましょう。私たちの世代に生きた高貴な人々の例を見ましょう。嫉妬によって、最も偉大で正しい教会の支柱が迫害され、死に至...
  • 使徒信条
    使徒信条(Symbolum Apostolicum)は、キリスト教のうち、西方教会(カトリック教会、聖公会、プロテスタント)における基本信条のひとつ。ラテン語原文の冒頭の語をとってクレド(Credo) とも呼ばれる。 東方教会(正教会、東方諸教会)は、使徒信条に告白されている内容は否定しないものの、使用はしてはいない。 使徒信条(または使徒信経)は、「古ローマ信条」(紀元200年頃に成立)に由来するもので、全世界にある多くのキリスト教会における共通したキリスト教信仰の基本的な告白となっており、それらの教会の礼拝においても唱えられている信条である。 現在の形のものは紀元7世紀にカール1世の時代の典礼統一に伴い、南ガリアで成立したが、一時期、十二使徒に由来するとも言われ(現在、その説は完全に否定されている)、この名称が付いた。 古代教会の代表的な信条としては他に「ニカイア・...
  • 十字軍
    十字軍(ラテン語 cruciata、英語 crusade)とは、中世に西ヨーロッパのキリスト教、主にカトリック教会の諸国が、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことである。 実態は必ずしも「キリスト教」の大義名分に当て嵌まるものではなく、中東に既にあった諸教会(正教会・東方諸教会)の教区が否定されてカトリック教会の教区が各十字軍の侵攻後に設置されたほか、第4回十字軍や北方十字軍などでは、正教会も敵として遠征の対象となっている。また、目的地も必ずしもエルサレム周辺であるとは限らず、第4回以降はイスラム最大勢力であるエジプトを目的とするものが多くなり、最後の十字軍とされることもある第8回の十字軍は北アフリカのチュニスを目的としている。 十字軍派遣 トルコ人のイスラム王朝であるセルジューク朝にアナトリア半島を占領された東ローマ帝国の皇帝アレク...
  • イエスの兄弟
    『マタイ福音書』及び『マルコ福音書』から、イエスにはヤコブ、ヨセフ、シモン(シメオン)、ユダ及び妹2人がいたことが分かる。彼等の位置づけについては、キリスト教会間では意見が分かれる。 マルコ6 3 この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。 プロテスタントの解釈 プロテスタント教会では文字通りに、ヨセフとマリアとの間の子供と見做している。つまり、マリアは処女懐妊した後、ヨセフとの間にイエスの弟と妹を設けたという解釈である。 正教会の解釈 正教会はヨセフが先妻との間にもうけた子供たちであると見做している。新約聖書外典である『ヤコブ原福音書』にその要素が見出される。但し、正教会は自らの解釈を伝承に由来するものである...
  • バラ窓
    「バラ窓」は教会の正面に作られる円形の窓である。ガラスや彫刻でまるでレース飾りのような繊細な装飾が見られ、主にロマネスク様式かゴシック様式の教会に見られる。 歴史 教会におけるバラ窓の原型は5~6世紀のバジリカ(教会堂の形式)に始まる。バジリカのバラ窓は、ローマ建築やイスラム建築の「オクルス」に影響を受けていると考えられている。12世紀にローマの大理石工が、ローマだけではなくウンブリア地方などでもバラ窓をつくり、教会の装飾として普及していった。 薔薇はカトリックでは聖母マリアのシンボルのひとつだが、「バラ窓」という用語は17世紀から後に見られる。しかし、「バラ窓 rosone」という単語は、「薔薇 rosa」から来たのではなく、「roue 車輪(フランス語)」に由来するのであり、これが後で「薔薇」と関連付けられた。 バラ窓の中央にはキリストの像が入っているものがあり...
  • 歴史神学
    歴史神学(Historical Theology)は聖書神学、組織神学、弁証学、実践神学、に並ぶ神学の一部門である。 歴史神学とは、神の人間に対する超自然的啓示と、使徒時代に始まる教会の歴史を、歴史学的方法によって研究する神学の部門である。 歴史学に属する諸学科には、教会史、教理史、信条史、伝道史、教父学、教会政治史、礼拝史、キリスト教美術史、教会音楽史、など、教会活動に関係する全領域が含まれる。
  • 聖画像・イコン
    イコン(聖画像) イコン(ギリシア語 εικών, ロシア語 Икона, 英語 Icon, ドイツ語 Ikon)とは、イエス・キリスト(イイスス・ハリストス)、聖人、天使、聖書における重要出来事やたとえ話、教会史上の出来事を画いた画像(多くは平面)である。"εικών"をイコンと読むのは中世から現代までのギリシャ語による(ειは中世・現代ギリシャ語では「イ」と読む)。古典ギリシャ語再建音ではエイコーン。正教会では聖像とも呼ぶ。 「イコン」と言えば正教会で用いられるものを指すことが多く、場合によってはイコンは正教会のものとして限定的に説明されることもある。 西方教会と東方教会の違い 西方カトリック教会と東方正教会の聖画像の扱い 西方カトリック 東方正教会 形状 平面像&立像 平面像 用途 装飾 聖なるもの 画家 誰でもよい 資格者のみ 記名 ...
  • キリスト教美術史
    初期キリスト教美術 紀元2世紀末から3世紀はじめにかけて地中海沿岸の各地にローマ美術の流れを汲んだキリスト教美術が誕生した。以降キリスト教美術は1500年以上に渡って東西ヨーロッパにおける美術の中核を担っていったが、キリスト教の誕生から5世紀後半までの美術を初期キリスト教美術と呼称している。 ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂 ラヴェンナのガッラ・プラキディア廟堂 ビザンティン美術 330年、コンスタンティヌス1世により帝都がコンスタンティノポリス(現イスタンブール)へ移されたことがきっかけで美術活動の重心も東方へと移っていった。これによって初期キリスト教美術に古代アジアやサーサーン朝ペルシアの美術的要素が融合し、ビザンティン美術が確立された。 ハギア・ソフィア大聖堂の内部 チェファル大聖堂の大構図モザイク装飾 オシオス・ルカス修道院 コーラ修道院 初期中世美術 ...
  • 組織神学
    組織神学(Systematic Theology)はキリスト教神学の科目(聖書学、歴史神学、組織神学、弁証学、実践神学)の一つであり、聖書を絶対的基準として、教会の歴史的遺産である信条などを参考にして、聖書において啓示されている真理を体系的に提示し、教会形成と伝道の働きに用いることを目的とする学問である。主に、英米系の神学者によって用いられる名称である。主なテーマは、神、罪、救い、終末と天国 の4つに区分される。 序論、神論、人間論、キリスト論、聖霊論、救済論、教会論、終末論によって構成される。
  • 歴代の預言者
    聖書に登場する預言者一覧 前族長時代 ユダヤ教 キリスト教 イスラム教 アダム アダム アーダム アベル — — ケナン — — エノク エノク イドリース ノア ノア ヌーフ — — サーリフ(※シェラ) エベル — フード(※エベル) 注:ケナン(創5 9-14)、シェラ(創10 13)、エベル(創11 14-17) 族長時代 ユダヤ教 キリスト教 イスラム教 アブラハム アブラハム イブラーヒーム — ロト ルート サラ — — — — イスマーイール(イシュマエル) イサク イサク イスハーク ヤコブ ヤコブ ヤアコーブ ヨセフ ヨセフ ユースフ ヨブ ヨブ アイユーブ — — シュアイブ(※エトロ) ビトヤ — — このほか、リベカ、ラケル、レア 注:ビトヤ(歴上4 18) トーラーの預言者 ユダヤ教 キリスト教 イスラム教 アロン アロン ハールーン...
  • ヴルガータ
    ヴルガータ(Vulgata)とはeditio Vulgata(ラテン語:共通訳)の略で、カトリック教会の標準ラテン語訳聖書のこと。1545年に始まったトリエント公会議においてラテン語聖書の公式版として定められた。伝統的にヒエロニムスによる翻訳とされるが、実際にはより複雑な成立過程をたどっている。なお古代のラテン語では、Vuはヴではなくウと発音されたので、それに従えば「ウルガータ」である。 ヴルガータの成立 ヒエロニムス訳以前にも、editio Vulgata, 『ヴルガータ』という名称は用いられていたが、これは古ラテン語聖書を指していた。つまり、すでにヒエロニムスの時代において聖書は完全なものから断片的なものまで多くのラテン語訳が存在していたのである。ヒエロニムスの業績はそれらのラテン語訳をふまえた上で、原語を参照しながらラテン語訳の決定版を完成させたことにある。 ローマに...
  • 音楽
    小規模な宗教歌 聖歌:古代・中世から続く宗教歌、東方教会(正教会・東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌や、カトリック教会・聖公会等の典礼歌(多くはラテン語)『グレゴリオ聖歌』 グノー:『アヴェ・マリア』 ヴェルディ:『聖歌四篇』 讃美歌:教会の会衆によって賛美される、世の民衆への証し的な性格を持つもの、特にプロテスタントを中心として西方教会で用いられる宗教歌を指す。 コラール:もともとルター派教会にて全会衆によって歌われるための賛美歌 典礼(ミサ)に関連するもの ミサ曲:ミサ通常文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多くはラテン語)パレストリーナ『教皇マルチェルスのミサ曲』 バッハ:『ミサ曲 ロ短調』(BWV.232) モーツァルト:『ミサ曲 ハ短調』(K.427) ベートーヴェン:『ミサ・ソレムニス』(op.123) レクイエム:ミサ固有文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多く...
  • ペトロの宣教集
    ペトロが主イエスの肉の兄弟で教会の監督をしているヤコブに書き送った手紙という体裁となっている。中身はペトロの講和で、モーセ、イエス、ペトロが「真の男性的預言者」であるのに対して、モーセ律法を否定するパウロは「女性的預言者」に貶められる。
  • 大天使聖ミカエルへの祈り
    大天使聖ミカエルへの祈りは、かつて1965年はじめまでカトリック教会のミサの終わりに唱えられていた祈り。レオ13世の祈りとも呼ばれる。1886年に教皇レオ13世がミサ典書に付加したため、『レオ13世の祈り』と呼ばれることもある。カトリック教会のミサ(トリエント・ミサ)の終わりに、『終わりの福音』に続けて唱えられていた。典礼書中の『祓魔式(Exsorcista)』の部にはこの祈りは存在しない。第2バチカン公会議の典礼刷新によって1965年3月7日より正式に廃止された。なお、『大天使聖ミカエルに向う祈り』は別の祈祷文である。 原文(ラテン語) Sancte Michael Archangele, defende nos in proelio contra nequitiam et insidias diaboli esto praesidium; Imperet illi Deu...
  • アンテオケのイグナティオス
    アンティオキアのイグナティオス(35年頃 - 107年?)は、アンティオキアの第2代主教(司教)。正教会、非カルケドン派、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人とされる。使徒教父の一人。 イギナティオスは若年の頃にキリスト教に帰依し、ローマ皇帝がネルヴァからトラヤヌスに変わった頃(98年)にはアンティオキア教会の第2代目の司教になった。ローマで殉教する旅の途中、イグナティオスは、最も初期のキリスト教神学の例と見なされている一連の手紙を書き送った。これは、教会論、サクラメント論、主教論を含んでいる。 イグナティオスは、ローマのクレメンスとポリュカルポスとともに、使徒教父の筆頭であり、個人的に使徒を知っていた初期のキリスト教著述家の一人であると伝えられる。 http //www.newadvent.org/cathen/07644a.htm https //ja.w...
  • ノベナ
    ノベナとは、17世紀にキリスト教で始まった信心業で、神が恵みを与えてくれるように願うこと、または、聖母や聖人など、特定の崇敬対象に対して、神への執り成しをしてくれるよう願うこと、9日間に渡り、連続して行うこと、以上の特徴を持った祈祷の信心業をいう。これは個人的な祈祷や、公けに集団での祈祷がある。 「ノベナ:Novem」は、ラテン語の「9つの」を意味する形容詞に由来する。日本ではその訳として、「9日間の祈り」「9日祈祷」「9日特祷」が充てられており、、連続して9日間祈ることを意味する。ノベナはその殆どがカトリック教会、聖公会、東方正教会、プロテスタントのルター派教会によって行われている 。 ノベナを行うことは、使徒言行録の記載に由来する。主イエスが昇天された日と聖霊降臨の日の間は9日間であると考えられている。そしてこの間、弟子たちは祈りをし続けていた。それは使徒言行録1 12に「心...
  • 礼拝
    神に対する奉仕行為、および儀礼一般のような間接的行為を指す。狭義には教会における儀礼一般を指す。教派によって若干の語義の差がある。 礼拝の内容 もっとも代表的な礼拝は聖餐(聖体拝領・領聖)を伴う聖餐式(カトリックのミサ)である。 ほかに各種のサクラメントを伴う祈祷・儀式も礼拝である。 また、カトリックでは、秘跡(サクラメント)ではない葬儀も典礼に含まれる。 教派 プロテスタント 聖公会 カトリック教会 正教会 祈祷・儀礼の総称 礼拝 礼拝 典礼 奉神礼 羅 サクラメント希 ミスティリオン 礼典 聖奠 秘蹟 機密 主の晩餐に由来する祈祷・儀礼 聖餐式主の晩餐 聖餐式 ミサ 聖体礼儀 時課(時を定めて行う儀式) - - 聖務日課 昼夜奉事 冠婚葬祭 - - 結婚式、葬儀 - カトリック教会のミサ(聖餐式) ここでは第2ヴァティカン公会議(1962/66)...
  • 教会芸術
    建築 http //deo.o.oo7.jp/construction/study/top.html http //enjoy.sekaiisan-yay.jp/archives/2010/10/post-232.php 美術 イコン、絵画 http //www.art-library.com/bible/index.html http //www.ne.jp/asahi/art/dorian/Bible/JBible.htm 音楽 聖歌:古代・中世から続く宗教歌、東方教会(正教会・東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌や、カトリック教会・聖公会等の典 ミサ曲:ミサ通常文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多くはラテン語) 受難曲:キリストの受難物語に曲を付けたもの(多くはドイツ語)。 映画 http //www.worldfolksong.com/classic...
  • ペシタ訳
    ペシタ訳(Peshitta)は聖書の古シリア語訳(東方アラム語訳)である。 「ペシタ」という名前は、9世紀にシリア語の標準的で一般的な聖書として最初に受け入れられたもので、モシェ・バル・ケファ(Moshe bar Kepha)によりそう名づけられた。とはいえ、ペシタ訳がその名をとどめる前にも、明らかに長く複雑な歴史があった。事実、ペシタ訳は旧約聖書と新約聖書で別々の翻訳作業がなされたのである。 ペシタ訳旧約聖書 ペシタ訳旧約聖書はシリア文学の最初期のもので、おそらく2世紀に書き始められたものである。大多数の初期キリスト教会がギリシャ語七十人訳聖書に頼り、旧約聖書もそれを翻訳したのに対し、シリア語を母語とする教会は旧約聖書をヘブライ語から直訳したのである。翻訳の原写となったヘブライ語本文は、中世または現代のヘブライ語聖書にあるマソラ本文と極めてよく類似したにちがいない。昔の研...
  • 聖書が禁じられている国
    国際ギデオン教会によると、以下の国々で聖書は禁止されているという。 以下はアルファベット順である。 Afghanistan アフガニスタン Algeria アルジェリア China (People s Republic) 中華人民共和国 Comoros コモロ Djibouti ジブチ Iran イラン Iraq イラク Libya リビア Maldives モルディブ Mauritania モーリタニア Morocco モロッコ North Korea 北朝鮮 Saudi Arabia サウジアラビア Somalia ソマリア Tunisia チュニジア Turkmenistan トルクメニスタン Uzbekistan ウズベキスタン Yemen イエメン 北朝鮮 聖書の所有を完全に禁止しており、単純所有により禁固刑以上となり、場合によっては死刑となる。所有者の三世代に至る...
  • 祈祷文
    カトリックや正教会では、独自に伝承されてきた祈祷文が存在する。 たとえばカトリックの典礼の一種である聖務日課における祈祷文をまとめた「教会の祈り」はカトリック教会で読まれる祈祷書である。 旧約聖書の祈祷文 『詩篇』と『哀歌』は旧約聖書の時代における祈祷文を集めた書物である。 また、正教会の聖書に含まれる『オデス書』は、詩篇以外の旧約聖書から抜粋された祈祷書である。 カトリックの祈祷文 ミサの祈祷文 通常文:求憐誦(Kyrie), 栄光頌(Gloria), 信仰宣言(Credo), 三聖頌(Sanctus)と幸いなる哉(Benedictus), 神羔頌(Agnus Dei) 固有文:入祭唱(Introitus), 昇階唱(Graduale), アレルヤ唱(Alleluia)または詠唱(Tractus), 続唱(Sequentia), 奉納唱(Offertorium), ...
  • イザヤの殉教と昇天
    イザヤの殉教、イザヤの幻、イザヤの昇天の3部から成る初期キリスト教の書。第1部は前1世紀初めヘブライ語またはアラム語で書かれ、第2~3部は紀元100年頃キリスト教徒の手でギリシア語で書かれたが、原文はない。現在ギリシア語、ラテン語、コプト語、古代スラブ語写本の断片がある。 内容 イザヤが偽預言者バルキラによって、王ヒゼキヤに無実の罪で訴えられ、のこぎりで引かれて殉教死を遂げる物語である。第1部はマナセ王下のイザヤの殉教を語り、第2部はイザヤの預言、キリスト教会の建設、終末時の反キリストの出現、最後の審判を述べる。 第3部は新約聖書の外典であり、イザヤが昇天して、7つの天を見たこと、イエスの受肉、十字架の死、黄泉降下と復活を語っている。
  • 非キリスト教徒の死後
    過去の神学者らの見解 キリスト教以外に救いはあるのかという問いについて、過去の著名な神学者らは以下のように答えている。 人は思い違いをしてはならない。この家の外、つまり教会の外では誰も救われない。(オリゲネス、没 254 年) 誰もカトリック教会の他には救いを見出すことはできない。カトリック教会の外に、人はすべてのものを見出すことができ るだろうが、救済を得られることはない。(聖アウグスティヌス、没 430 年) 教会の外では救済への参入は存在しない。(トマス・アクィナス、没 1274 年) キリスト教の外にいる者、すなわち異教徒、トルコ人、ユダヤ人あるいは偽キリスト教徒は、唯一の真なる神を信じている 場合も、それでも永遠の神罰と地獄にとどまる。(ルター、没 1546 年) それゆえわれわれは、創造の理由において神に属するすべての非キリスト教徒たちに、彼(イエス・キリスト)を...
  • コリントの信徒への手紙一
    パウロ書簡の一書。真筆性は極めて高いとされる。 この手紙はエフェソスで書かれ、おそらくパウロのエフェソス滞在の三年目の五旬祭を前に書かれたものであると考えられている。このころ、パウロはマケドニアの信徒を訪ね、コリント(コリントス)へもまわろうとしていたと考えられる。しかし、コリントの共同体がもめているという話を知らされたパウロは愕然とした。この話をパウロは、協力者アポロやクロエの家の人々から、またステファナらが直接もたらした書簡によって知ったのだった。当時のローマ帝国には一般市民が利用できる郵便配達システムは存在しなかったため、手紙は旅行者によってもたらされていた。 パウロがこの手紙を書いてコリントの共同体の人々に伝えたかったことは「信仰によって一致してほしい」ということであった。また、この書簡を利用してコリントの人々からの疑問に答えている。この手紙はテトスとその兄弟によっ...
  • イエスの時代のシナゴーグ
    シナゴーグ(ヘブライ語 בית כנסת‎、英 synagogue)とは、ギリシャ語のシュナゴゲー(集会所)に由来するユダヤ教の会堂のことである。聖書には「会堂」の名で登場し、ユダヤ教会と俗称されることもある。キリスト教の教会の前身であるが、役割はやや異なる。 マタイ4 23 イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。 もともとは聖書の朗読と解説を行う集会所であった。現在では祈りの場であると同時に、各地のディアスポラのユダヤ人の礼拝や結婚、教育の場となり、また文化行事などを行うコミュニティーの中心的存在ともなっている。 エルサレム神殿破壊後はユダヤ教の宗教生活の中心となる。 イエスの時代のシナゴーグ デイリーメールの2016年8月18日付けの記事(これらの古代の廃墟...
  • ヘルマスの牧者
    使徒教父文書に含まれる一文書。 140年頃、ローマにおいてヘルマスという一信徒が書いたもの。原典(ギリシア語)の題名は単に『牧者』となっている。本文は5個の「まぼろし」、1個2の「いましめ」、10個の「たとえ」の三つの部分からなる。最初の四つの幻は絶えず若返る老女の姿をした教会によって,第五の幻と残る戒めおよび比喩は牧者の姿をした天使によって示される。悔い改めの必要を説き、全体の基調は実践的、禁欲的。本書の主要問題は,受洗後罪を犯した者の赦しであった。著者の立場は,それらの者に一度限り悔い改めの機会が与えられる,とする。一時は「聖書」同様にも取り扱われたが、2世紀の教会の一面をよく反映している。 構成 5個の「まぼろし」 12個の「いましめ」 10個の「たとえ」 ジエ(S.Giet)は、とりわけ本書に見出される思想的矛盾を理由として、まず原本(まぼろし一-四)が二世紀初期...
  • 聖遺物
    産着、下着、肩帯、帯、サンダル、弟子の足を洗ったたらいと足をぬぐったタオル、奇跡によってパンをふやした一二のパン籠、サマリアの女にあったときの井戸の縁石、アブガル王にあてた自筆の手紙、自印聖像、最後の晩餐のさいのテーブル、ゴルゴタの丘で脱がされたチュニカ、遺体を包んだかたびら、小びんに保存された血、その他受難のさいのほとんどすべてのもの、すなわち聖十字架、それをつくるときに使った槌、鋸、ねじ、十字架に打ち付けられた釘、いばらの冠、スポンジ、槍の穂先…など。 聖十字架 聖十字架は、聖遺物のうち、イエス・キリストの磔刑に使われたとされる十字架。 その断片は各地の正教会をはじめとした東方教会とカトリック教会に祭られ、他の聖遺物とともに信仰の対象となっている。 中世の伝説には、エデンの園の命の木(『創世記』2 9, 4 22)で作られているというものもある。 エルサレムは2度のユ...
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