桃太郎と鬼ヶ死魔 作:Mr.M このお話はフィクションです -------------------------------------------------------------------------- 序章 ある日のこと・・・ 小学5年生で図書委員の勇太は、放課後の3時半ごろ図書室の本の整理をしていました。 勇太は一冊の本を手に取ると、 「あーこれ背表紙が破れてるじゃん・・・直さなきゃなあ・・・」 と言って、テープを取ろうとして、近くにあった紙を踏んで転んでしまいました。 勇太は意識を失ってしまいました・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第1章 おばはんとの出会い 気がつくと勇太は知らないところにいました。 そこは、田畑が広がるのどかな場所でした。そして、その真ん中に、一軒の小さな家がありました。 勇太は家に近づくと、すいませーんと言いました。 すると、中から腰の曲がったおばはんが出てきました。おばはんは 「なんじゃ?お前さんは何しに来た?」 と言ったので勇太は 「あの・・・ここはどこですか?」 と言うとおばはんは 「ここ?住所なんてないさ。」 と言いました。 勇太はどういうことだろうと思いましたが、家からは遠くてすぐには帰れなさそうなので、一晩とめてくれるように頼みました。すると、 「ええけど家事手伝えよ?」 といわれました。するとそこに赤い帽子をかぶった人が自転車でやってきて、 「郵便でーす」 と言って封筒を勇太に渡すとどこかに行ってしまいました。 勇太は封筒を開けようとしましたが、おばはんが 「あけるなああああああああああああああああああああああああああ!!!」 と言って封筒を取り上げました。 勇太が 「なんで?封筒ぐらい開けてもいいじゃん」 と言うとおばはんは 「家にはなー、借金が100億円もあるねん。やからこれは借用書かも知れへんねんで?せやからこれは捨てなあかん。」 と言いましたが勇太は 「そんなのしらねえ!開けてやる!うおりゃああああああああああああああ!!!」 ビリッ 勇太は封筒を開けてしまいました。しかし中には借用書ではなく、アメリカ産の腐ったバナナの皮が入っていました。勇太は 「くっせえええええええええええええええええええええええええええええ」 と言い、おばはんは気絶してしまいました。 -------------------------------------------------------------------------- 第2章 冒険の始まり 次の日 勇太はおばはんに呼ばれました。 勇太は、 「こんな朝早くに何・・・?」 と言うとおばはんは 「お前にはなー、鬼退治に逝ってもらうで。」 「逝ってもらうとか怖いんだけど!?」 勇太は大声で叫びました。おばはんは 「間違えただけや。行ってもらうんや。」 と呆れ顔で言いました。勇太が 「で、何で鬼退治に行かないといけないの?そもそも鬼なんていないでしょ。」 と言うとおばはんは 「家の借金はなー、その鬼から借りてんねん。」 「鬼優しいな!?」 おばはんは続けます。 「でも鬼が利息どんどん増やしてくから返されへんねん。やのに早く借金返せって言ってくんねん。やから鬼が死んだら借金返さんでええやろ?」 「最低だな・・・」 「まあそんなわけで鬼退治に行ってもらう。行ってくれたらお前の家に帰したるわ。」 勇太はめんどくさいと思いましたが、帰れるんだからやらないとなと思い鬼退治に行くことを決めました。 「ほんなら、えーっと・・・あったあった。この雷神刀持ってけ。」 勇太はそこそこ大きい日本刀を受け取りました。勇太が鞘から刀を抜こうとするとおばはんが 「ちょっと待てええええええええええええええええええええええい!!!」 と叫びました。勇太は 「何で?ちょっと見るぐらいいいじゃん。」 と言うとおばはんは 「それはなー、名前の通り雷の力が封じ込められてんねん。やからこんな狭い家で刀抜いたら火事になってまうわ。外出てから刀抜きや。」 勇太は、火事になったら大変だと思い刀を抜くのをやめました。 勇太が準備を終えて鬼退治に行こうとするとおばはんが、 「ちょっと待てえ!これ持ってけ!ウマ・コーラや!」 そういうと瓶に入った飲み物を10本ほどもらいました。 「それをうまいこと使って鬼倒していきや。」 「おお!おばはんありがとう!」 「準備は出来たか?」 「出来たよ!」 「ほんなら勇太を鬼退治にシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ」 ゲシッ! 勇太は森の方へと飛んでいきました。 -------------------------------------------------------------------------- 第3章 とある伝説 勇太はおばはんにぶっ飛ばされた後、森の真ん中に落ちて気を失っていました。 その森は、樹が鬱蒼と生い茂る大きく暗い森でした。そして、その森にはとある伝説が伝えられていました。 今から約500年前、この森はたくさんの動物が暮らすとても明るく美しい森でした。しかし、世界征服を目指す悪しき魔女がいました。その魔女は、この大きな森はいい拠点になると考え、森に入りました。そして、魔法の力で森を思うがままに改造しようとしました。森の動物は魔女をどうにかしようと思いましたが、自分たちの力だけではどうにもなりませんでした。そこで、動物たちは森の守護神の力を借りようとしました。しかし、魔女に見つかってしまい、多くの動物が殺されてしまいました。でも、体が小さいおかげで魔女に見つからずに逃げることが出来た3匹のリスがいました。3匹のリスたちは魔女がいなくなるとこっそり御神木の前までやってきました。そして、森の守護神を呼び出す儀式を始めました。そして、森の守護神・ウッキーを呼び出すことに成功しましたが、魔女に見つかってしまい、3匹のリスたちは殺されました。しかし、そこにウッキーがやってきて魔女に猛烈な攻撃を始めました。魔女は必死に魔法でウッキーに攻撃します。しかし、ウッキーに魔法は当たりません。それどころか魔女は攻撃され続け、今にも倒れそうです。そこで魔女はウッキーへの攻撃をやめ、森を黒く染めていきました。これ以上森を壊されてはいけないとウッキーは森の力で圧縮砲を放ちました。魔女は死にましたが、姿の変わってしまった森は元に戻すことができませんでした。ウッキーは疲れ果て、御神木に自らを封印しました。それ以来500年森は黒く染まったままで、元に戻ることはありませんでした。 -------------------------------------------------------------------------- 第4章 封印を解き放つ者 「・・・うーん・・・ここ、どこ・・・?」 勇太は目を覚ましました。そこは暗い森の真ん中です。15秒ぐらいで勇太は思い出しました。 「そうだ・・・おばはんに蹴られてここにぶっ飛んできたんだ・・・いたた・・・」 勇太はとりあえず立ってみました。そして辺りを見渡します。やはりどこか分かりません。 「あ、そうだ!」 勇太は、持ってきたスマホで地図を見ました。しかし、圏外でどこか分かりません。勇太はとりあえず勘で進むことにしました。 1時間ほど歩きましたが、一向に出口のようなものは見えませんでした。勇太は大きな巨木にもたれかかって休憩をしていました。すると、何か声が聞こえてきましたがなんて言ってるか分かりませんでした。 「・・・誰だ。」 勇太がそういうと、また声が聞こえてきました。 (私は森の守護神ウッキー。お前の脳に話しかけている。お前は何故此処に来た。) 「えっと・・・迷子になっちゃって・・・テヘヘ」 (・・・そうか。) (お前は・・・鬼退治をしに行くのではないか?) 「・・・! なんでわかった・・・?」 (私は森の守護神なんだ。それぐらい分かる。) 「は、はあ・・・」 (とにかく・・・) サッ 「!?」 「鬼退治に行くなら私も行こう。」 「えっ!?」 「私も何かと鬼には因縁があるのでね。」 「はあ・・・まあ仲間が増えるのはいいことだ。よろしくお願いします。」 「ん?仲間になるとは言ってないぞ?」 「えぇ!?」 「そのウマ・コーラをくれたら仲間になってやろう。」 「あ、はい。ウマ・コーラなら10本もありますし、あげますよ。」 「おお、ありがとうありがとう。では仲間になってあげよう。」 「やったぜ!ありがとうございます!」 「では早速続きに行こう。私が案内してあげよう。」 「ふう・・・よかった。道わかんないから・・・」 「あ、そういえばお前は私の封印をどうやって解いたんだ?」 「え?封印とかされてたの?勝手に出てきたんじゃなかったんだ・・・」 「ああ。でもお前が封印を解いたのでなければ何故・・・」 「まあいいじゃん!行こう行こう!」 そうして勇太とウッキーは先に進むのでした。 そして、勇太の持つ雷神刀には、光が一つ灯っていたのでした・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第5章 天空の来訪者 勇太は、ウッキーの案内で森の外に出ることが出来ました。出た先は広い平原でした。 勇太とウッキーは、どこまでも広がる平原を当ても無く歩き続けていました。 「はあ・・・ひい・・・この平原どこまで続いてるのぉ・・・?もう疲れたよ・・・」 「そうだな、私も疲れ・・・!」 「どうしたの?」 「あれは何だ・・・?」 ウッキーが見てるほうを勇太も見ました。そこには雲の上まで続く謎の階段がありました。 「階段・・・?でも何でこんなところに・・・」 「これは上ってみるしかないようだな。いくぞ!」 「え!?これ登るの!?ちょっとやすm・・・」 「早くしろ!雲に隠れて分からなくなるぞ!」 「えぇ・・・」 勇太とウッキーは謎の階段をのぼって行きました・・・ その行き先は意外と近く、階段を上り始めてから5分でつきました。 「うわぁ・・・」 「何だこれは・・・」 そこには、大きな城がありました。しかし、門番などはいないようです。 「よし、入るぞ!」 「えぇ!?なんか巨人とか出てきたらどうするの!?」 「どこぞの豆の木ではないのだから・・・とにかく行くぞ!」 「ちょっと待ってよぉ・・・」 そうして勇太とウッキーは城の中に入って行きました。 そして、上ってきた階段はもうどこにもありませんでした・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第6章 巨人の城の鳥かごに... 勇太とウッキーは城に入りましたが。そこには何人もの巨人の姿がありました。 「うわあ・・・これジャックと豆の木みたいじゃん・・・やb」 そこで勇太とウッキーは巨人に捕まってしまいました。 気がつくと勇太とウッキーは暗い部屋の鳥かごの中にいました。 そしてそこにはよれよれの雉の姿がありました。 「君・・・ウマ・・・コーラ・・・を・・・そのウマコーラを・・・くれ・・・ないか・・・」 といわれたので勇太はウマコーラを一本差し出しました。 「・・・ふう。助かった。ありがとう。僕はキジリアン9世。散歩をしていたら家臣たちとはぐれてしまってね・・・雲の上に城があったから助けてもらおうと思ったら捕まっちゃったんだよ。」 ウッキーは話を聞いてびっくりしました。キジリアン9世と言えば鳥の国の次期皇帝なのです。 「あなたがキジリアン9世だったんですか。お目にかかれて光栄です。」 「こちらこそ。森の守護神に会えるなんて夢のようです!」 「・・・ねえ。キジリアン9世さんが助かったはいいけど、これからどうするの?」 「そこはお任せください!さっきのウマコーラで力がみなぎってきました!こんな鳥かごすぐ破壊できますよ!少し離れていてください・・・」 勇太とウッキーは後ろに下がりました。そのとたん、ばごおおん!!!という音とともに鳥かごがぶっ壊れ、勇太とウッキーは落ちていきました。 しかし、キリジアン9世が飛んできたので、2人(?)は捕まって空へ飛んでいきました。巨人たちはぽかーんとした顔でそれを見ていました。 そして勇太の雷神刀にはまた光が灯っていたのでした・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第7章 鳥の神 キジリアン9世につかまって飛んでいった先は、大きな町でした。そこには大きな城もあり、教会のような建物もありました。そして、その町には、鳥がたくさんいました。ていうか鳥しかいない。 「ここが鳥の国です!とりあえずお城に案内しますね!」 といってキジリアン9世は城へと飛んでいきました。 城に着きました。とにかくでかいです。勇太たちは部屋に案内されました。 「あなたたちは鬼退治向かっているんでしたよね。それなら、この国の神もお供にすればいいんじゃないですか?」 「えっ神とかいるんですか!?」 「ええ。とりあえず神殿に行きましょう。」 「あっあれ神殿だったんだ」 そんな感じで神殿に連れてかれました。 「はいでは神を呼び出しましょうか。」 「Great'm golden God bird, yet been spied by a recruiter that figure!」 と言った途端、金色の光が広がりました。 光がなくなると、そこには一羽の鶏がいました。驚いたことにその鶏は金色です。 「ぜえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」 「うわっ何こいつ。まさかこれが神?」 「何か用かぜ〜?」 「えっ・・・えーっと、鬼退治に一緒に来てほしいんですけど・・・」 「嫌だぜ〜」 「あっさり断られた!?」 「でもそのウマコーラ8本くれたらいいぜ〜」 「えぇ・・・ウマコーラなくなっちゃう・・・」 「代わりの飲み物とあと食べ物あるから大丈夫だぜ〜」 「じゃあそれ飲めよっ」 「ウマコーラが飲みたいんだぜ〜」 「じゃあ・・・どうぞ・・・」 ゴクゴク 「やっぱりウマコーラはおいしいぜ〜」 「5秒で8本全部飲んだ!?」 「はいこれあげるぜ〜」 勇太はダンボールを受け取った。 「何が入ってるんだろう・・・お!」 「どれどれ・・・な・・・!?」 「これは・・・伝説の飲料水、MIUじゃないか!しかも10本!!!」 「さらに・・・なんか変なにおいがするぞ・・・」 「じゃがポリも入ってるぜ〜」 「くss」 勇太とウッキーは気絶してしまった 「大丈夫かぜ〜?」 「大丈夫・・・てか臭ぎだろこれ」 「これほど強烈なにおいは初めてだぞ・・・」 「じゃあ鬼退治いくぜ〜」 「ちょっと待てや」 「拒否ぜ〜」 そうしてレグルスは勝手に先に進んでいきました。 「えっと、じゃあ僕は仕事がいろいろあるのでこれで失礼します。」 「あっはい分かりましたではレグルス追いかけますので!」 そうして勇太たちもレグルスを追いかけて走っていった・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第8章 野原の白い犬 勇太とウッキーとレグルスは広い野原を歩いていました。 「この野原、何もないから方向わからなくなるぜ〜・・・」 「そうだな・・・私は疲れたぞ・・・」 「あっ何あれ」 勇太の視線の先を見ると・・・ そこにはわたあめのような白い犬がいました。 「なんだろう、捨て犬かな・・・」 勇太はその白い犬に近づいていきました。 すると急に白い犬がワンワン!と吠えるので何かあったのかなと思いました。するとウッキーが 「こいつ・・・鬼ヶ島に行きたがってるぞ・・・」 と言うのでウッキーに翻訳を頼んで会話をしました。 わかったこと ・この犬の名前はシロ ・もともとは飼い犬だったけどある日急にこの野原にいて戻れなくなってそのままでいた ・嗅覚が人間の464646倍あって普通の犬よりも遥かに高い嗅覚を持っている ・鬼ヶ島の鬼を倒すと元のところに戻れるという情報を持っている 「じゃあ一緒に鬼退治に行こう!」 「いいと言っているぞ。」 「じゃあ早速出発だ!」 そんなこんなで勇太たちはまた野原を突き進んでいくのでした・・・ そしてまた雷神刀には光が一つ・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第9章 悪夢の象徴 赤鬼 勇太たちはどう進めば鬼ヶ島につくのか分かりませんでしたが、怪物級の嗅覚を持っているシロを仲間にしたことによって鬼ヶ島に進むことが出来ました。 そんなわけで鬼ヶ島。 「うわぁ・・・ここが鬼ヶ島・・・ゲームのラス面みたいなところだな・・・」 「そんなことより鬼はどこにいるのぜ〜」 「わん!わんわん!」 訳:大丈夫!僕についてきて! 「じゃあみんなシロを追いかけるぜ〜」 そんな感じで進んでいくと鬼がいました。 「ぐごあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 「うわあああああああ!鬼だあああああ!」 「ここで逃げてどうする!戦わねば!」 「そうだぜ〜!みんなの力をあわせればきっと勝てるぜ〜!勇太には雷神刀だってついてるぜ〜!」 「・・・うん、そうだね!よし!突撃いいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 どかっばんっざしゅっぶちっどどどどどどっ どっかーん 勇太たちは鬼が金棒を振り回したのが当たってみんな離れ離れになって遠くにぶっ飛んでしまいました・・・ -------------------------------------------------------------------------- 第10章 消えてゆく仲間 気がつくと勇太は森にいました。最初の森です。 「てて・・・ここまで飛ばされたのか・・・とりあえず進むか・・・」 とは言ったもののどう進めばいいのかわかりません。当てもなく適当に進んでいくしかありませんでした。 一方そのころ 「うう・・・ここはどこだ・・・だが鬼ヶ島からかなり遠くまで飛ばされてしまったようだな・・・」 ウッキーはよろよろと進んで行ってました。 しかし、1時間ほど歩いたところでもう動けなくなってしまいました。 「ぐっ・・・私はもうだめだ・・・せめて最後に・・・力を・・・勇太に・・・」 そうして手から緑色の発光体をだして、遠くに飛ばしました。そしてウッキーは倒れてしまいました・・・ 「・・・? なんだか身軽になったような気がする・・・」 そういって勇太は走ってみました。するとものすごい速さで走れるようになっていました。そして、あちこちに倒れている木も軽かると飛び超えることが出来ます。 そこでこれはウッキーの素早さだと気づき、同時にウッキーに何かあったのかとも思いました。すると、ウッキーの声がテレパシーのように頭に響いてきました。 (私はもう力尽きてしまった・・・最後に力を勇太に授ける・・・絶対に鬼を倒すんだぞ・・・!) 勇太はしばらく何も考えられなくなりました。そして、このままぼーっとしていても仕方ない、鬼を倒さなきゃと思い、また進んでいきました。 そうして広い平原に出ました。進んでも階段はありませんでした。しかし、大きな岩山がいくつもあって進みにくくなっているので勇太は疲れて休憩をしていました。 そのころ鳥の国では 鳥の国では鳥インフルエンザが国中に広がっていました。そして、皇帝となったキジリアン9世も鳥インフルエンザにかかって今にもタヒにそうな状態でした。 「もう・・・だめか・・・勇太に・・・この空を飛ぶ能力を・・・」 そういってキジリアン9世は翼から黄色の発光体を出して、城の窓から遠くに飛ばしました。そしてキジリアン9世はお空に逝ってしまいました・・・ お城は大変な騒ぎになりました。 「あれっまたなんか力が・・・空を飛べそうな気がする・・・」 そしたら勇太は空を飛べるようになっていました。 「うわあ!空も飛べるじゃん・・・まさか・・・キジリアン9世!?」 そしてまた頭に声が響いてきました。 (勇太君、僕は鳥インフルエンザでタヒんでしまったけど、この空を飛ぶ能力は勇太君に授けることが出来たよ。うまく活用して鬼を倒してね・・・さよなら。) 勇太はかなりのショックを受けましたが、頑張って元気を出して進んでゆきました。 そして、鬼ヶ島の前まで来ました。 -------------------------------------------------------------------------- 第11章 決戦の時 勇太は鬼ヶ島の前まで来ました。そこには、レグルスとシロ、そして見知らぬアホそうな少年がいました。 「レグルス!シロ!無事だったんだな!んでそこのアホそうな子は誰?」 「こいつはシロが召喚した野原s・・・」 「おら、野原しんのすけ!永遠の5歳!アクション仮面がdie好きだぞ!シロの飼い主だぞ!」 「ふーん。まさか君も戦うの?」 「うん!おらも戦うぞ!」 「じゃあ行こう」 そんなわけで鬼ヶ島 「うおー!!!あれが鬼かー!すごいぞー!」 「感動してないで戦わなきゃ!」 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 「うわあ!鬼の金棒だぞ!シロガード!」 「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」 シロ撃沈 「ちょっと!シロ氏んじゃったよ!」 「気にしないぞ!」 「えぇ・・・」 「おらの攻撃だぞ!これでも喰らえ!3日履いたままの父ちゃんの靴下!」 「ぐごわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 「くっさ・・・鬼にもかなり効いてるな・・・」 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 どかん 【悲報】レグルス下敷きになる 「レグルスううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」 「ぜ・・・ぜえ・・・・・・」 「ぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼ」 「ゼエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」 「!?」 「ヨクモヤッタゼー!フゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼ!オマエハシネゼエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」 どどどどどっかああああああああああああああああああああああああああああん 鬼氏亡 「やったあああ!レグルスすご・・・」 「フゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼ!オマエラモミンナシネゼエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」 「えええええええええええええええええ!?レグルスが暴走しだした!」 「フゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼwwwwww」 -------------------------------------------------------------------------- 第12章 裏切りの暴走 「フゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼwwwwwwオマエラミンナシヌゼエエエエエエエエエエエエエwwwwwwwww」 「・・・そうはいくか!この裏切り者め!しんのすけ!レグルスに攻撃だ!」 「わかったぞ!喰らえ!5日履き続けた父ちゃんの靴下!」 「フゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼwwwwwwwソンナノキカナイゼwwwwwwwwwハナセンシテルゼwwwwww」 「鼻せんって何だよ」 「勇太!父ちゃんの靴下が効かないってこいつ強いぞ!これをかいだ人はみんな気絶してるんだぞ!」 「その靴下やべえ」 「フゼゼゼゼゼゼゼゼゼゼwwwwwモウオワリカゼ?wwwwwwwwwwww」 「まだ終わってないぞ!これでも喰らえ!あくしょおん!びいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいむ!!!」 「ゼエエエ!?ナンダコレゼエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」 「・・・はあ・・・勇太・・・おらは・・・もうだめだぞ・・・今ので・・・体力なくなったぞ・・・」 「おい!しんのすけ!氏ぬなよ!」 「がんばるんだ・・・ぞ・・・」 バタッ 「・・・」 「フゼゼゼゼゼゼゼゼゼ!アノチビモシンダカゼwwwwww」 「・・・許せない」 「ゼエ?」 「お前が許せない!!!であああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 雷神等を抜く。雷が起こる。 「フゼエエ!?ケッカイゼエエエエエエエエエ!?」 「氏ぬのはお前だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 ぴかっ どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん 「バイバイゼエ〜^p^」 -------------------------------------------------------------------------- 終章 終り無き永遠の悪夢 気がつくと勇太は図書室で寝ていました。 「・・・あれ、戻ってきたんだ・・・」 ふと勇太は時計を見ました 「あれっ・・・4時・・・?じゃあ今のは・・・夢?・・・じゃあ、この雷神等を持った感触、ウマコーラの味、そして、知らないたくさんの姿声・・・どうしてこんなにはっきりと・・・」 「夢・・・いや、幻・・・?・・・そんなのあるわけ・・・じゃあこれは・・・」 勇太はポケットの中に何か入っていることに気がつき、取り出してみました。 「・・・!?アメリカ産の腐ったバナナの皮!?これは・・・おばはんの家に届いた封筒の中身・・・じゃあ今のは・・・現実?てか臭いっ!」 勇太はアメリカ産の腐ったバナナの皮を投げ捨てました。 「・・・とりあえず、早く背表紙を直して帰らなきゃ。」 勇太はテープを取ろうと机の方を見るといつの間にか司書さんがいました。 「あ、司書さn・・・おばはん!?」 司書のおばはんはご苦労さんというような顔でこっちを見て、どこかに行ってしまいました。 「・・・あっテープテープ・・・うわっ!」 勇太はさっきのアメリカ産の腐ったバナナの皮を踏んでまた転んでしまいました。そして勇太は意識を失ってしまいました・・・ ~fin~