南蛮貿易(ヴェネツィア編)


地中海最奥の航海先進国(だった)ヴェネツィア。
公式サイトでは思い切り斜陽と言われている通り、とにかく外洋との交易が不便。
リスボン沖まで帰ってきたのにそこからさらに10分15分かけてようやく自国の領地である。
そんな時代に乗り遅れた国家もスエズの運河開通で変わる
―というのはストーリーだけの話であり、運河は時間も手間もお金もかかり荷物が運べない。
北米を横断する馬車と鉄道は一瞬なのにどうして運河だけがとか言ってたら運河が一瞬になった。
そんな、時代と仕様に翻弄される海洋国家である。


はじめての南蛮交易

南蛮交易に初めて手を付けるヴェネツィア人のための項目。
東アジアに滞在し続けての貢献度上げは一旦除外し、交易品を欧州に持ち帰ることを目的とする。
先に言ってしまうと、バルカン地域が同盟かどうかで難易度は激変する。

長崎(日本)

種子島の聖地。そのほかに目立つ在庫は繊維・雑貨である。
要するに持って帰るものが何もない。交易経験を目的とした場合極めて不向き。
種子島は近隣のバルカン地域で評価が高いのでバルカンを同盟国として利用できるなら。
とにかく堺の日本画を開放するまでが長くなるだろう。ナスや五倍子、柚子は不景気なら持ち帰れるか。
持ち込み品は近隣では用意できないので、一旦他地域を中継するといいだろう。
或いは欧州からワインを運ぶかインド方面から硝石を持ってくるか。

浦項(朝鮮)

やはり持って帰るものが何もない
高麗青磁・螺鈿漆器・大刀の売値が高いと言われても浦項はおろか朝鮮半島全土で在庫は
枯渇している有様。まして初めての南蛮では何もできることが無い。
サンショウがバルカン地域で高値なのでこれを扱えるならば。やはりバルカンの有無に左右される。

淡水(台湾)

またしても持って帰るものが何もない
強いて挙げるならば不景気でボレイの在庫が天元突破している時は有力。
それ以外の産品はどれも在庫が不足。在庫上限も低く設定されており交換率は伸びない。
こちらもバルカン地域があればボレイに加えアイギョク・台湾米酒が一気に主力に躍り出る。
特に台湾米酒は暴落耐性港が2つあるのが心強い。

澳門(華南)

持って帰るものが何もない。と言いそうになったが辛うじて宋白磁がイタリア・南仏で高値で売れる
…しかし在庫は決して豊富ではない。できるだけ高い交換率で数を確保しないと辛いだろう。
それ以外では唐錦がお約束のごとくバルカンで高値。
最初に開く港は全てバルカンでの売りが主力であり、本土で売れるものはほぼ無い。



応用編

ここから先は貢献度が上がり港の数が増えた後の内容になる。
交易品の種類も量もワンランク上を目指したい人へ。
ヴェネツィア全般に言えることだが耐性港には全く恵まれないので売り方には注意を要する。
ヴェネツィアとアンコナで美術品・工芸品に耐性があるが、ほぼそれだけ。

日本

有効な取引:雑貨・美術品・工芸品
堺の日本画が扱えるようになれば一気に情勢は良くなる。
在庫はそこそこだが戦争以外では変動が起きないので安定した供給が見込める。
最終的には江戸の提灯を狙うことになるがこちらは在庫が激動するので要注意。
華南・台湾の交易品を持ち込む以外に鉄道経由のワイン・ガラス細工も有力。

朝鮮

有効な取引:美術品・工芸品
主力交易品は相変わらずだが釜山が開けば高麗青磁・螺鈿漆器の仕入れが楽になる。
ただ困ったことに釜山は家畜の在庫が豊富なのでリンジャオを持ち込むことになるだろう。
貢献度を上げても旨みの少ない地域ではある。
どちらかといえば揚州栗を中心とした中継基地である。
ただし雲台山と漢陽の往復で古墨を水増しできるのは便利。

台湾

有効な取引:食料品・嗜好品・酒・宝石
主力交易品に変化は無い。
他国家と同じく金針花(嗜好品)・リンジャオ(食料品)が並ぶと中継地点の比重が
高くなる。ここを起点にして華南と日本の交易品を大量に持ち帰ろう。堺には銅手銃の持ち込みも有効。
変わったところとしては台湾サファイヤを用いたコンボで綿竹年画を仕入れることもあるが上級者向け。

華南

有効な取引:雑貨・織物・工芸品・美術品
華南の都市限定品で目玉は綿竹年画と古墨。
前者は売値も高いが重慶では常に在庫も少なく仕入れには努力と工夫を要する。
後者はバルカン地域を制圧しているならば主力足り得るだろう。売値は提灯に匹敵し在庫も豊富。
漢陽の揚州栗が解放されているならば往復して水増しも容易である。
それ以外だと沿岸都市で工芸品・美術品の在庫が多く宋白磁・中国書画は十分に主力級。
さらに唐錦・宋白磁・中国書画は日本での交換率が非常に高いので提灯への転換や数の水増しも期待できる。
これにより醤油や柚子、五倍子あたりが大量に手に入ったりする。


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最終更新:2017年05月30日 13:26