概要


Google マップ(グーグル マップ、英: Google Maps)は、Googleがインターネットを通して提供している地図、ローカル(地域)検索サービス。広義で「GIS」という分野のソフト・サービスであり、その中のWebGISにあたる。

このサービスは世界中で広く利用されているが、その地図データのうちスポットや写真に関してはユーザーが地図に投稿・登録したものがそのまま使われており、これによるメリットもありつつも悪用による問題点も指摘されてきた。
実際に悪用され社会的な騒動となった例

VOLKSの騒動においては主に同様のサービスでも小規模であるswarmが初期から悪用されおもちゃにされてきたが、それでは飽き足らない一部の過激派がグーグルマップにも侵攻、おもちゃにした。


悪用の流れ


まず事故のあった2016年秋ごろより、既に存在・登録されているVOLKSの墓周辺のスポットの写真としてVOLKSの墓に関する画像がいくつかアップロードされ始めた。

普通はグーグルマップ上でスポットを選択すると、まずスポットのトップ画面で、スポットの写真としてアップされた画像群の中からグーグルが自動で選んだ画像が1枚大きく表示される。勿論この1枚に選ばれなかった写真も「もっと写真を見る」みたいなところを選べば見ることができるが、トップ画面に選ばれた写真は最初に必ず表示される点で閲覧される確率はかなり高くなる。
更にマップではなく普通のグーグルのウェブ検索でも、施設名で検索したときに候補として検索結果にグーグルマップ上のその施設のスポットへのリンクが表示され、サムネイルとしてトップ画面に選ばれた写真が表示される。

ここを突いた悪用者によって、まず11月ごろには基礎工学部棟のスポットのトップがVOLKSの墓の画像となった。すると「大阪大学 基礎工学部」でWeb検索するだけで検索結果にVOLKSの墓が表示されるようになってしまい、話題を呼んだ。



その後も、1つのスポットにVOLKSの墓関連の画像を大量にアップロードして無理やりトップ画像に押し上げるという手法が続けられ、2月ごろになると阪大内のほぼ全ての施設のトップ画像がVOLKSの墓に差し変わる事態となった。

さらにここまでは画像差し替えのみで終わっていたが、架空のスポット名を登録するというさらに上のカードを切る者が2月下旬に登場した。「空飛ぶスパゲッティーモンスター教VOLKSの墓前会館」というスポット登録は話題となり、阪大POSTが記事にするまでの騒ぎになった。

これを皮切りに不穏なスポット名が増殖し一時期阪大のグーグルマップは使い物にならなかったが、さすがにグーグルがこれらの画像・スポットを一斉に削除し、落ち着きをみせた。


その後も少しずつ架空のスポットが登録されては、暫く経ってから消されるといういたちごっこが続いている。


登録されたスポット一覧(削除済みを含む、カッコ内はスポットが置かれた地点)


  • 空飛ぶスパゲッティーモンスター教VOLKSの墓記念会館 (理学部前テニスコート)
  • Flying Spaghetti Monster in VOLKSの墓(理学部前テニスコート)
  • 軽トラスクラップ工場VOLKSの墓(図書館正門)
  • 日本会議VOLKSの墓支部(言語文化研究棟)
  • 折田先生像阪大VOLKSの墓前分像(大阪大学会館)
  • テニスサークルVOLKS宴会場(中国自動車上の道路上)
  • 軽トラ横転事故記念ライブハウス(軽音サークルの部室)


記事開設以来 - 人が横転しました
本日はここで - 人が横転しています
最終更新:2018年03月03日 15:46