スルガの地理

スルガの地理。

地域13。地域9、10、12は清河人民社会主義共和国。東はシンファナ海。21はカノミス王国

水面院(みなもいん)

首都。南東部に位置する港湾都市。7616年時点での人口は80万人。古くからの東西交易の拠点として栄え、蒸気船の時代に移ってからは有力な石炭積出港となっている。北部には石油コンビナートなどの科学工場群が存在し、学術研究都市としても知られる。

ヤーディシア大戦中はシンファナ海という自然の防壁と中立の立場から、ロードレスランドやフォンタニエの王族や有力者の疎開先となった。その影響やアトリオン・ヤード帝国の二大国とも友好関係を持っていることから外国人の数は多く、国際都市としての存在感を増している。

朧宮(おぼろぐう)

ユーナ藩主が住む宮殿。もともと礼王朝の皇族を迎える為の宮殿だったが、独立の際に接収した。木造のスルガ風建築の模範であり、敷地内に温泉がある。

スルガ大学

総合大学。国際関係学科は多数の外交官を輩出したことで名高い。
立憲王政アーカルソン=リペルニアから多数の教員を迎えており、同国へ留学する学生も多い。
アトリオン語による授業も多いため、受験科目にはアトリオン語が存在する。

明神工科大学

科学技術と応用を目的とした国策大学。石油化学や機械工作など多岐に渡る。超難関校であり、学費無料。ただし入学したからには軍への入隊か国策企業への就職が義務付けられる(留学生はその限りではない)。

玄武百貨店

玄武財閥で最も有名な建物であり、スルガ最大の百貨店。手頃な値段で幅広い年代・客層をターゲットにしている。旅行者でも気後れなく入りやすい雰囲気を持っており、休日には家族連れでごったかえす。
ギシギシときしむ木製のエスカレーターが有名。
7階は全面が呉服店のエリアとなっており、スルガロリィタ等が販売されている。

京河(けいが)

水面院を流れ、海に至る河川。

独立記念公園(自由神社)

市中央に位置する中原王朝からの独立を記念した公園。都市の中の緑地であり、市民の憩いの場であり、観光名所にもなっている。
中央には独立時にアトリオンから贈呈された「自由の女神像」が建てられている。像の前には鳥居や賽銭箱が存在し、神社としての体裁が取られている。

烏麻衣(うまい)

高級料亭や割烹などのスルガ食店が多数軒を連ねる。政治家や資本家が通う街と言われていたりもする。隣接する区域にはホテルなどの宿泊施設やレオネッサ料理店、中原料理店が出店している。

天羅至(てらし)神社

水面院におけるスルガ神道の寺院。浄火明神・風見明神を主に祀っていたが、近年では多数の神格が合祀されている。

リエナ画廊

リンディスヴァートの絵画を展示している画廊。写実主義の祖と言われるグラジオラスの絵画が多数展示されている。

アトリオン地区

礼帝国時代に設定された、元アトリオン租界地区。スルガ独立後に返還されたが、現在でも多数のアトリオン商人が居住する。

水面院動物園

ジャイアントパンダやペンギン、ハダカンボ・エレファント、ハタラキモノなど、珍しい動物が集められた動物園。

路面電車

水面院の市民の足。自家用車が普及していないスルガでは、出退勤・登下校に無くてはならない存在となっている。

スルガ鉄道

永遠原や母聖樹などの他都市へ接続される鉄道。

油来池(ゆきち)

郊外沿岸に存在する石油化学コンビナート。原料・燃料・工場施設を計画的・有機的に結び付けた工業区画。機密保持と公害問題のためにやや隔離された場所に建設されている。
浄火明神、激憤明神といった神の名を冠する国策企業の敷地であり、関係者以外立入禁止。軍が警備を担当している。清河の空襲を想定した高射砲も配備されている。

母聖樹(ぼせいじゅ)

スルガの地方行政区分。母聖樹郡。あるいはその中心都市の名称でもある。山岳と森林、河川が入り組む難地形の地域。スルガと旧本国(現清河)の国境にあり、かつては街道と鉄道、そして関所が置かれ交通の要所であった。スルガの独立後は交通から防衛の要所と変貌した。
数少ない経路には前哨地が点在し、7611年のスルガ防衛戦ではそれら前哨地や線路、橋などの争奪に多くの犠牲が投じられた。特に清河赤軍の損害は常軌を逸しており、東海道は流血行路と呼称された。
樹齢千年を超えると目される巨樹がこの地の守護神として崇拝されており、毎年夏には祭が開催される。

父醍樹(ふだいじゅ)

スルガの地方行政区分。父醍樹郡。あるいはその中心都市の名称でもある。母聖樹郡の北に位置しており、同じく山岳と森林の地域だが、東側には平野と農村風景が広がっている。お茶所。
標高3,776mの雲帯岳(うんたいだけ)はスルガを象徴する山で、天気が良ければ水面院からも見える。

今川油田

スルガの石油供給の中心を担う油田。中原王朝時代から存在しているが、スルガ独立時に接収され現在では国有化されており、浄火明神の管轄下にある。戦略的価値は高く、清河=スルガ戦争での清河側の目的の一つでもあった。

永遠原(とわばら)

スルガ北東部の地方行政区分。永遠原郡。あるいはその中心都市の名称でもある。スルガ第二の都市。
水面院が政治と経済の港湾都市であるならば、永遠原は軍事を司る軍港都市である。兵器供給の要となる軍事工廠都市であり、シンガ有数の造船都市でもある。独立以来から戦略的要因により人間と物資と技術が流入し、規模は拡大し続けている。
戦艦ホウジョウや空母モウリからなるスルガ艦隊の係留地でもあり、この一港で赤化艦隊に睨みを効かせ、シンファナ内海の制海権を保持している。
軍港以外では名前の通り平野が広がっており、人口を支える重要な穀倉地帯でもある。清河に対しては国境及び河川沿いに要塞が建設されている。

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最終更新:2019年08月10日 17:45