用語集

「なんとなく分かれば良い」という感じで書いているため、厳密には間違っているかもしれません。


NAND(NAND型フラッシュメモリ)

 NAND型フラッシュメモリとは、1987年に東芝が開発したフラッシュメモリ技術。磁気ディスクに代わってデータの保存・運搬などに利用することを主な用途としている。
 プログラムを収容するためのNOR型フラッシュメモリとは異なり、消去や書き込みの速度が速く大容量化に適した仕様となっているが、ブロック単位での読み書きしかできず、ランダムアクセスが遅いという欠点もある。
 メモリカードメディアに広く応用されており、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、SDメモリーカードなどの記憶素子として利用されている。
(出典:NAND型フラッシュメモリとは - IT用語辞典)

システムソフトウェアを含む諸々のデータが書き込まれている部品(領域)のこと。
A9LHやハック時に使うDSiウェアなどもここに書き込まれているが、ハック・改造しない場合にはあまり意識することはない。
余談だが、3DSに限らずWiiやPSPにも内蔵されている。

SysNAND

本体に内蔵されているNANDのこと。単にNANDといった場合はSysNANDのことを指す。
SysNANDのデータを吹っ飛ばしたり必要なファイルを誤って消去してしまうと3DSが起動しなくなってしまうため、A9LHを導入していない場合はもちろん、導入していても書き換える際には充電を含めて細心の注意を払うべきである。
CFWを導入する場合にはバックアップを取っておくことが強く推奨されているが、これはバックアップをSysNANDに書き戻すことでCFW導入前の状態に復元できるためである。
以前はハック状態で色々するためにSysNANDはバージョン9.2.0のまま維持してEmuNANDのみをアップデートする方法が取られていたが、A9LH登場後はSysNANDを更新して最新版にするユーザーも多い。

EmuNAND

本体のNAND(型フラッシュメモリ)ではなく、SDカード上に作った領域に書き込まれたNANDのこと。
通常は3DSの電源投入時にSysNANDが参照・使用されるが、(昔の)CFWではSysNANDではなくEmuNANDを使用するというもの。
SysNANDとは違いデータを吹っ飛ばしてしまっても本体側には影響が出ないため、SysNANDはそのままでEmuNANDのみを更新・変更するユーザーもいる。
詳しく言えば「本体の更新したら脆弱性消えてCFW使えなくなる?なら同じもの(=NAND)を別の場所(=SDカード)に作ってそっちを使えばいいじゃんwww」ということである。

rxなど昔のCFWが主流だった当時は「SysNANDを更新してもCFWを維持できるハック」など登場しておらず、実用するCFWと言えばEmuNAND方式のものしかなかった。
(その後、システム起動前にハックできるA9LHが登場し、SysNANDの方を更新してもCFW維持できるようになってEmuNANDが不要になった)

rxToolsよりも前の大昔、CFWやEmuNANDの使用には専用のフラッシュカートリッジ(いわゆるマジコン)などが必要だったが、今は環境さえ整えば3DSとSDカードのみで使用できる。
なお、SDカード内に専用の領域を作成する必要があるためEmuNAND作成時にSDカード上のデータがすべて消去されるほか、通常はEmuNANDの領域を見ることができないのでパソコン上ではSDカードの容量が減ったように見える。

RedNAND

Wii UにおけるEmunandのようなソフトウェア。3DSとは無関係。起動が面倒だったり大して利点がないためそこまで用いられない。


rxTools

マジコン不要のハック登場した黎明期からA9LHが登場するまで(もしくはNew3DSが出るまで)長い間愛されていたCFW
通称は「おっさん」、由来はアイコン。ググれば出てくるけど奇抜どころかシュール
結構多機能で、かつては「CFW入れるならこれ」という鉄板、PSP界のM33。当時はrxToolsの登場によりマジコンが不要になった…はず

起動方法も多彩で、(SysNANDの)Ver.4.xのMSET、Ver.6.xのMSET、ブラウザから起動(HBLのBrowserhaxではない)、HBLのMenuhaxを応用したColdbootなど色々ある。
もっとも、最後発のMenuhaxが一番便利だったので末期はみんなColdbootしてた。

だが開発停止やNew3DSとA9LHの登場、別のCFWの発足も重なりrxToolsは次第に使われなくなった
…と思いきや、総合スレで時々「rxで不自由してないし満足、A9LHの導入もメンドイし一生rxでいいや」といったレスも見かける

Luma3DS(別ページあります

最近出てきて絶賛開発中のCFW。作者はAuroraWright氏。通称は「Luma」、普通すぎて何も言えない
別作者のReiNand→AuroraWright氏がAuReiNandという亜種を作る→それをLuma3DSに改称という経緯を辿っている
A9LH入れたらこれ入れろ、という現在のCFWの鉄板。PSPのPROやME並
唐突だけど内容がだいぶ被ってるから別ページ参照お願い


カスタムファームウェア(CFW)

ゲーム機本体のシステムソフトウェア(ファームウェア)に手を加え、機能を追加したものがカスタムファームウェア(Custom firmware, CFW)である。
また、CFWに対して公式に配布されている(オリジナルの)システムソフトウェアのことをOfficial firmware(OFW)と呼ぶ。
3DSにCFWを導入することで何ができるのかは、本Wikiの何ができるのか等を参照のこと。
なお、CFWは3DS以外のゲーム機(WiiやPSPなど)のみならずiPodなどのデジタルオーディオプレーヤーにも存在している。

Homebrew

非公式アプリケーション。自作アプリ。
3DS以外のハードでも使われる用語。
当然署名されていないため大半のハードではそのまま起動することは出来ず、HBLやCFW等を通して起動する。
brewとは醸造の意味であり、Homebrewは自家醸造(主にビール)を意味する。
市販(=公式)のものではなく、自家醸造(=自作アプリ)する、というような意味合いである。

The Homebrew Launcher(通称:HBL)

Homebrewを起動するためのアプリ。
3DS以外のハードでも使われる用語。HBLはHomeBrew Launcherの他、HomeBrew Loaderの略とされることもある。
当然これ自体も非公式アプリであり、CFWが導入されていない環境ではソフト、或いはハードの脆弱性を突いて強引に起動する。
この場合、HBLを起動するための脆弱性が対策されてしまえばHBLは起動できなくなってしまう。
しかしながらCFWと違い基本的にNANDの書き換えは伴わないためリスクは低く、HBL単体でHomebrewを使用し続けるユーザーも少なくない。
3DSの場合、HBLからは3dsx形式のアプリケーションを実行可能である。

FBI

CIAファイルをインストールするためのインストーラー(Homebrew)で、CIAファイルのインストール以外にもインストール済みのTitleやTicketを見たり、SDカードやCTRNANDへの読み書きを行うファイラーとしての機能もある。
「CIAファイルをインストールするためのFBIのCIAファイルのインストール」には、Hourglass9を使って「健康と安全のために」の中身をFBIに差し替えてFBI(in健康と安全のために)を使ってFBI(CIAファイル)をインストールし、インストール後に「健康と安全のために」を元に戻す手順が取られる。

NFIRM

NATIVE_FIRMの略、ファームウェアの根幹をなす部分である。

Hardmod

Hardware=物理的な, Modding=改造 の名前のとおり、3DSを開けて半田ごてを使ってmicroSDをSDカードに変換するアダプタを取り付けて…という物理的な改造のこと。
当然のことながら難易度はとても高い上に保証対象外になってしまうため、自身でなんとかできる自信と技術がなければやらない方が無難。
内容的には、普通はHourglass9やDecrypt9を使ってNANDの読み書きを行うが、HardmodではNANDをそのままPCに繋いで読み書きを行うものである。
A9LHが入っていないがシステムソフトウェアが最新版、SysNANDがおかしくなって電源を入れても正常に起動しない、といった状態でもNANDを直接書き換えられるので最終手段の1つだが、できればHardmodの必要がない状態を維持するべきである。

Decrypt9

Hourglass9

GodMode9

○○Hax

ARM9/ARM11

3DSに搭載されたCPUファミリーの名称。3DS(及び2DS)とNew3DSでは搭載されているARM11が異なる。
ARM11がアプリケーション(ゲームそのもの)の処理を担当しているのに対し、ARM9はI/O、DSとの互換、そしてセキュリティの処理の担当をしている。
3DSのハッキングにおいてARM9の掌握が重要とされるのはこのためである。
3DSにはこの2つのほか、ARM7が搭載されている。これはDSやGBAとの互換性のために使われる。
GBAはARM7を、DSはARM9とARM7のデュアルプロセッサ構成をそれぞれ使っていたため、このような構成になっている。
ARM自体はスマートフォンを始めとして多くの組み込み機器に搭載されているアーキテクチャである。
ARMに関してはWikipediaを参照のこと。

BootNTR

チートしたりスクリーンショットを撮影できるプラグインNTR CFWを常駐させるためのトリガーソフト。
実装的に概ねシステムバージョン変更毎に更新が必要だが、これだけがオープンソースであり、
本家よりも有志のフォークによりサポートが継続されている。

otherapp/ropbin

/boot.3dsxを起動するペイロード。ropはReturn-Oriented Programmingと思われる。

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最終更新:2023年11月01日 12:28