リスニング対策

Last Update 2017/11/03 21:42

1.はじめに
4技能の中で一番難しいのが聴解だと思いますし、このことはプロの海外在住経験のある英語学習者もそうおっしゃっています。
スピーキング、リーディング、ライティングはいずれも本人がコントロールできますが、リスニングだけは完全に相手(音声含む)主導です
(ゆっくり話すこともできますし、読み書きは十分に考える時間が与えられています)

2.方向性
 ・質より量?
  絶対量が必要なのは間違いなさそうですが、だからといってシャワーのようにあびるというスピードラーニングには
  効果はないと思っています。言っていることを理解するつもりで聴かないといけないでしょう。
  とはいえ、テキストのように堅い文章ばかりを集中力マックスで聴くだけが対策というわけではありません。
  ニュース、映画、アニメ、バラエティー、英語で話されている音声を含むコンテンツはすべて教材になりえます。
  英語が使われる場(後述4.)に自らの身を投じ、身体になじませていくことが、
  カジュアルかつエンドレス(後述5.)に続けるためのコツです。
 ・英語力は総合力
  以下に具体的な対策を記載しますが、究極的にはリスニング力はリスニング対策だけで向上しません。
  知らない語彙は聞いても分かりません。自分が話す以上のスピードで話されたら聞きとれないです。
  英語の技能は相互に密接に関連しているので、コツコツと積み上げていくしかありません。
  純ジャパの宿命です。
  近道はありません。でも無駄足はあります(すごく理不尽)。自分にあった最良の方法を見つけることが肝要ですね。

3.具体的な対策

 〇TOEICのリスニング試験のようなまとまった英文を聞き取ることができるリスニング力
  ・TOEIC等の対策テキスト
  ・NHK World(普通):ニュースの他にも旅行番組や落語等もあり、関心に合わせてカジュアルに勉強できる
  ・TED(やや難):やや専門的なのもあるが、デリバリーやプレゼンの勉強にもなる、長いものでも20分くらいで集中して聞く練習に○
  ・シャドウイング:通訳向けの練習方法ですが、リスニング向上に有効なようです。
 ★この手の英文の聞き取りで大事なのは、細部まで聞き取りができなくても大意を把握するように努めることです。
  1回目より2回目、2回目より3回目の方が聞き取れるはずです。


 〇リアルタイムな会話で聞き取る力
  日本人どうしの会話でも聞き取りにくい場面があるように、英会話の現場でも聞き取りづらいことが多々あります。
  ・とにかく留学生や外国人の方と話す
  ・なまりのある英語を取り扱ったテキストも出てるようです
  ・Eテレの海外コメディ番組、海外アニメ(Youtube):かなりヘンな表現もあるが、フランクな会話の場面で使う表現も学習できる

4.教材・方法選びの観点
 ・学習効果:時間あたり学習効果が高いのはちゃんとした教材だと思います。
 ・とりかかりやすさ:TOEIC等のテキストは英文は良質ですが、机に向かっている時でないと難しいのでややとりかかりづらいです。
 ・持続可能性:ルーティン化して、ずっと続けられるものでないといけません。
 ・費用:BBCを家のテレビで見るのは、効果も大きいですし、とっつきやすい方だと思いますが、契約するのにお金がかかります。






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最終更新:2017年11月03日 22:20