視点の定め方

カメラの視点は、表示画面右下の操作パネル(図中①)で変更します。右上(図中②)の虫眼鏡は距離、十字は2方向同時移動です。
また、画面の任意の場所で右ボタンを押しながらドラッグすると、X軸+Y軸回転します。
上に書かれた文字は "local" "global" "accessory" の三種類があり、"local" と "global" では視点の動かし方が異なります。

local/global移動設定と移動の挙動

local移動は現在の向きから見た左右/上下/前後方向に動きます。右上の十字は local と同じ上下左右移動です。
global 移動は絶対座標のまま動きます。
回転の挙動については、local移動とglobal移動で差が無いようです。

距離による回転の挙動

モデルを (0,0,0) に置いているとき、「距離50、赤点座標(0,10,0)」 と「距離0、赤点座標(0,10,-50)」は同じ画像に見えます。
しかし赤点をモデルに置いて距離を指定している場合、回転操作は指定距離の地点(赤丸)を中心とした回転となります。
距離を0とし、赤点座標で離している場合、回転操作は自分自身の視界を回転させます(位置は変わりません)。

移動の調整

Ctrl キーを押しながらマウスをドラッグすると1/10の速さになります。
Shift キーを押しながらマウスをドラッグすると10倍の速さになります。
サイズ関連のMMDを作るときは必須のノウハウです。

お勧めの動かし方

鳥瞰や俯瞰などモデルが遠くにある構図なら、モデルの場所に赤丸を固定し(=右下のXYZ移動を使わず)、距離と角度を変えつつベストショットを探してみましょう。
モデルを間近から見上げるような構図なら、FPSのように撮影者自身を動かすのが良いと思います。具体的には距離を0に固定し、右下のパネルはglobal移動として良い場所を探します。仰角の付いた状態でlocal移動に設定したままz軸マイナス(後ろ)方向にカメラを動かすと、地下にめり込むためです。

視野角

この数値を大きくすると広い画角を得られるため近くからでも隅々まで写りますが、遠近感が強調される(近いものほど大きくなる)ため顔を近くに置くと歪みます。そのため、最適値は構図や嗜好によって変わります。
例えば少し引いた画面や鳥瞰・俯瞰の構図を取る場合は、人間の視野角と言われる27~30辺りを使うようです。
町中から見上げるような構図なら40程度、更にカメラに近い指や足などパーツの巨大感を出す場合は50以上といったところでしょうか。

断面問題

カメラを動かしていると、近くにあるビルなどが削れて見えてしまうことがあります。これは以下の状況で起こります。
  • 街アクセサリのSi値を0.001以下のように小さくしすぎた
  • 視野角が広すぎた
  • 赤丸への距離が短い
よって、対策方法は以下の通り。
  • Si値を0.01程度にしてモデルを大きくする
  • 距離を取って視野角を狭くする
実際、10000倍以上のサイズ差を狙う場合はモデル拡大と背景縮小の両方を使ったほうが便利です。
ただしモデルを拡大するときはドームも拡大しないと突き抜けてしまうので注意。

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最終更新:2016年02月15日 23:48