ガルヴォルン


「輝く黒」の意を持つ、貴重な金属。
天から墜ちた星屑の中からのみ生成する事が出来るとされ、ある優れた
エルフの鍛冶によりその製法が生み出された。
非常に堅牢かつ強固な金属で、どれほど薄く延ばしても傷つける事は決して
出来ず、ガルヴォルンを生んだエルフの鍛冶はこの金属で作った鎧を常に
身に纏っていたのだという。

ある特定の素材と組み合わせて鍛造することで、この世のあらゆる物質を
――かのオリハルコンすらも――上回る最高の強度を誇る武具が
生まれると言われているが、その製法を知るものはもはや誰もいない。


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J.R.R.トールキン作『シルマリルの物語』に登場する金属。
ドワーフと親交が深く、彼らの住まう都市で鍛冶の修行を積んだ変わり者の
エルフ、エオルによって生み出された。

『シルマリルの物語』は全5部から成り、同じくトールキン作『指輪物語』
『ホビットの冒険』等には知名度の差で遠く及ばないものの、他の作品で
断片的に語られるのみであった神話や英雄譚、また魔法の武具について詳しく
描かれており、トールキンが書いた作品大系の世界観を深く理解する上で
非常に重要な著作物であると言えよう。


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最終更新:2016年04月07日 20:30