プロフィール
台詞
「人殺しに愛を語る資格はねェ」
「俺は…お前たちと一緒に生きたい」
基本情報
- 読み:あかぼし れん
- 年齢:21歳
- 性別:男
- 身長:163cm
- 体重:60kg
- 誕生日:4/19
- 職業:カラーギャング
- 所属:-
- 好きなもの:チョコレート、車
- 嫌いなもの:雨
- 好きな人:-
- 苦手な人:溜池 恵
- 尊敬する人:大八洲 武剛
- 血液型:A型
- あだ名:赤い彗星
- 夢:なし → 仲間と共に未来へ生きる
- 趣味:スイーツ巡り
ステータス
-STR 16
-DEX 15
-INT 9
-CON 16
-APP 10
-POW 14
-SIZ 9
-EDU 14
技能値
拳銃:86%
目星:85%
スリ:60%
回避:85%
早撃ち:85%
武器術<ナイフ>:86%
図書館:33%
経理:16%
ナビゲート:20%
クトゥルフ神話:28%
家族構成
人物背景
いまだに部落の風習残る日本の片隅で非嫡出子として生を受ける。
一通りのネグレクトと最底辺の義務教育を満了した後に、暴力団の獅子音組の傘下に加わる。
獅子音組は矢印学園を卒業したにも関わらず社会的な成功を享受できず堕落した通称『矢印の落とし子』が集ってできた犯罪組織である。
彼に天恵があるとすれば、それは拳銃の才覚と泥水を啜る生活にも耐える精神力である。
命中率と速度を兼ね備えた彼の弾丸は、抗争の際他勢力から『赤い彗星』と恐れられた。
しかし間も無く、自分の居るカラーギャング内で裏切りの連続する派閥争いが発生し、赤星も仲間から裏切られてしまう。
赤星の居たカラーギャングは、獅子音組からも切り捨てられメンバーは散り散りとなり、赤星もその例外ではなかった。
その後はスリや万引きなどを続け、生きるだけの生活を続けている。
上記のような生い立ちのため、やがて「信じられるのは自分とお金だけ」という信条が生まれ、それは赤星の口癖でもある。
自分が社会に疎まれる存在であることは理解しており、愛や情を受けるまっとうな人間には今後一生なれないと、己が人生を一笑に付し諦めている。
また、人を殺めた経験があるため、そんな人間に命の大切さを語る資格はないと、人と関わることを避けようとする節がある。
念のため記しておくと、望んでこのような人生を送っていたわけではない。
移動手段としてチューニングされた赤いスカイラインGT-R32を持つ(抗争のどさくさでパクった)。
2030年現在だと30年以上前の車なのでいつ廃車になるかわからない。
活躍
初登場は
『移』。
物語に巻き込まれる形で、この怪異に参戦する。
アウトロー出身であり、力がモノを言う世界で生きていたため、他のほとんどの探索者とソリが合わず(特に
光明 風輝)、完全な対立になりかけることもしばしばあった。
しかし、他の探索者である
天野原 結星、
四ツ谷 ヒノカと初めに触れ合うことで、徐々に心をひらいていく。
二冊目で自分のかつての親友である
稲刈 駿夜と
桜樹 マリアの死と、自覚はないが母代わりであった
溜池 恵の殺人と向き合う物語を歩むことを強いられる。
深く悩みながらも戦うことを選択し、探索者である
虚宮 始郎、
ルマウと共に初めて共同戦線を張る。
そして自分の父代わりである
大八洲 武剛とのケリをつけ、この異変の首謀者であった
アッカーマンを倒すことで二冊目の物語を終わらせる。
三冊目では最もソリの合わなかった
光明 風輝とお互い嫌々ながらも共闘する。
このあたりからは無意識で探索者を仲間と認識するようになり、
天野原 結星等の非戦闘員を守る動きをしたり、自分の利益になるわけでもないのに物語の進行に協力したりした。
ここで
笠原 糸吉とも共闘を重ねている。
四冊目以降はもうほとんど探索者と対立することはなく、物語の進行に協力する姿勢を見せている。
第二次世界大戦の真っ只中、密かに行われた日本本土上陸作戦に巻き込まれる形となり、そこで勝ち目のない戦いに怯える兵たちを激励する。
そして圧倒的数の米軍相手に早撃ちで特攻をしかけ、逃げたいと震える兵を逃げるよう呼びかけるが、直後米軍のドーントレスに狙い撃ちされリタイアする。
五冊目では自分から動くことはしなかったが、他の探索者と足並みを揃えて行動する。
深淵ちゃんに一度救われた借りを返すため、孤軍奮闘(というか余裕で戦っていたが)していた
深淵ちゃんの側から離れないよう行動した。
これは、
深淵ちゃんが「逃げたい」という人間の恐怖心から生まれる集合的無意識の具象化であり、そのため孤軍奮闘をするのは彼女(?)にとっては耐え難い苦痛なのではないかと考えた結果である。
六冊目では
四ツ谷 ヒノカや
光明 風輝の過去にあった
『守』の事件の前日譚に巻き込まれる。
矢印学園史上最悪の事件の発生を防ぐため、そして
鳥栖城 武正によってすっかり変わってしまった街を元に戻すために探索者たちと共闘する。
そこで強者に常に虐げられる
八面 楽麗をかつての自分と重ね、個人的にも
鳥栖城 武正を討つ決意をする。
ここでは皇族の出自である
御崎宮 雷覇とも対立することとなるが、皇族という言葉の意味を知ってか知らずか、特に対立に躊躇はなかった。
探索者のような立場在る人間が皇族を相手取ることがどういう意味かわかった後は、自分には守らなければならないというほどの地位と人がいないことと、既に人を殺めた手であることを理由に、自己犠牲のような発想で、自らの手で皇族を倒すことを考えていた。
しかし一回目の物語への挑戦では失敗に終わり、
矢印学園の生徒に他の探索者らと共に囲まれてしまい、大量の機銃で狙い撃ちにされる。
なんとかそれを決定的成功で回避し、直感的に、自分よりも物語を見届けるにふさわしいと
四ツ谷 ヒノカ、
光明 風輝を庇い倒れる。
それを彼らに指摘された時は、「反射的に体が動いてしまった」と言い訳をしたが、結果はぐらかしは失敗したようで、
光明 風輝には笑われた。
実際のところ、既にこの時、探索者たちは
稲刈 駿夜や
桜樹 マリアと同じように、自分にとって大切な存在になっており、ただ黙って死ぬのを見るのは耐え難かったのだ。
六冊目二回目の挑戦では
光明 風輝と完全に共闘、カラーギャングとして同志たちと戦っていた昔を思い出しながら、探索者たちと肩を並べて戦うに至った。
かくして物語をすべて終え、二度と会うことはないだろうと探索者に伝え、自分の帰るべき裏社会に帰ることになった。
使い慣れないLINEも、探索者らと連絡をとるためいつの間にか使い慣れており、その違和感は自分にとって少し可笑しかった。
しかしその矢先、ドリームランドへと呼び出され、
タイタス・クロウから物語が世界を歪める元凶であり、そのせいで人類の未来に暗雲が立ち込めたこと、物語を元通りにしなければ人類の反映はないこと、それらがすべて
扶桑 法典の企み通りだったことを知らされる。
物語を元に戻すということはつまり、生き残る未来に書き換えたことによって生き延びた
稲刈 駿夜と
桜樹 マリアをもう一度見殺しにすることと同義であり、人類の未来かかつての仲間の命か、その二択を迫られる。
また、
天野原 結星を行方不明にさせたのも
扶桑 法典と知り、激しく動揺する。
扶桑 法典のことは最初から最後まで信用してはいなかったが、少なくとも
天野原 結星のことは大事にしていると思っていたからだ(一冊目ではその関係を誰よりも近くで見ていた)。
他の探索者が物語を元に戻すことに覚悟を決め、
扶桑 法典の企み、願いを砕くためにさらなる物語に足を踏み出そうとする中、ただ一人、自分だけはその覚悟ができずにいた。
正確には、人類の未来より、人類の絶滅が必至でも、友人たちとひとときを過ごすほうが自分にとって幸せなんだと自覚したというべきか。
既に大事な仲間になってしまった探索者の邪魔をすることはできないと悟り、かつて最も自分に敵意を向けていた
光明 風輝に自分を殺してもらうため、彼にとって最も大事な人間である
四ツ谷 ヒノカに銃口を向ける。
だが、他の探索者は、赤星が引き金を引けないということを理解し、ただその双眸で赤星を見つめるだけであった。
「あんなに軽かった引き金が、こんなにも重い」とつぶやき、自分が悩んでいることを苦し紛れに探索者に伝える。
光明 風輝は、そんな赤星の悩みを断ち切るために、一騎打ちを行う。
引き金を引けない自分を理解していたため、この際はナイフだけを使用した。
そして一騎打ちで負けを確信した瞬間、得意の早撃ちで
光明 風輝にカウンターを仕掛けようとしたが、結局最後の最後まで引き金は引けず、敗北する。
そして
光明 風輝に、たとえ人を殺めた人間であれど、誰かを愛してもいい、未来に歩いてもいいと言葉を受け取る。
一騎打ちの果に見出した答え、それはかつての仲間たちに嘲笑われるような、恥ずかしい生き方はしないこと、そして、新しく出来た守りたい仲間を守るために戦うこと。
未来を生きるため、これからの仲間と生きていくことを決意し、探索者たちと初めて本当の仲間として最後の戦いに臨む。
赤星は、家族や仲間として認めた人間のことは、下の名前で呼ぶ。
なぜならば、ほとんどの「家族」と称せるほどに親しい人間は皆、苗字などあってもなくても変わらないようなアウトローや、同じ苗字を襲名する組の人間くらいのものだったからだ。
未来を見据える仲間たちと共に、自分の大切なものの為に生き、死のうとしている
扶桑 法典と、最後の戦いに臨む。
「俺は……お前たちと、生きたい」
すべての物語を終え、アナザートースとの争いに突入。
切り込み隊長を買って出て、探索者たちと協力しこれを打ち倒す。
その後、
柩 クロエに諭され剣を下ろした瞬間、アナザートースに吹き飛ばされた
扶桑 法典を
天野原 結星と共に追いかけ、それを見届ける。
夢から醒め、すべてを失い、ほんの少しのかけがえのない大切を手に入れたことを自覚し、太陽の照りつける街で目をさます。
最後に
光明 風輝とのたしかな絆を確かめあった後、それぞれの探索者が平穏に過ごしていることを確認し、一人街を去る。
そんな彼のスマートフォンにあるLINEに登録された名前は、物語が始まる時と比べれば、ずいぶんと増えていた。
「風輝、ヒノカ、始郎、糸吉、薫、ルマウ……結星。……ありがとう。」
関係者
PC
最も反りが合わなかった探索者の一人。
秩序だけを重んじる最もつまらない人間だと思っていた。
しかし、それは違った。
それは、かつての自分と似ていた。
友と共に生きる毎日を、誰よりも愛していた自分と同じ。
アウトローであり、人を殺めたことすらある自分に、初めて触れ合った陽の当たる住人。
びくびくと怯えながらも声をかけてくれたその存在に、実は初めから救われていた。
今なら言える。
お前も、守りたい。
危険な思想にがんじがらめにされているクソガキ。
関わるまでもないのに、いつの間にか気になってしょうがなかった。
その危なっかしさが、誰かと似ていたのだ。
思想に生きてほしくはなかったのだ。
きっといつか、後悔してしまうから。
自分の正義のためならその後のことなど問わない生き方に共感を覚えた。
誰になんと言われようと、自分の感情に素直に生きるのが一番いいに決まっている。
少なくとも、誰かのせいにして生きるより、遥かに綺麗だろう。
カラーギャングという危険組織であることを知った上で、まるで先生のような顔で世話を焼きに来る常識はずれな女。
しかし、無意識に実の母からはもらえなかった無償の愛を求めていた。
苦手な人間ではあるが、嫌いでは決してない。
NPC
その他
関連項目
●小ネタ
最終更新:2018年05月05日 10:49