ゆきしろ

もうよい!!汝の役目は終わりだ!!死ぬがよい!!
通称 クロノス
教授
出演作品 時冒☆(クロノス、井上聡、ジャック・ザ・リッパー、ニコラス・ガルシア、秋月正樹、藤原朔弥、檮兀)
こさゆライブ!(ファンの皆様)

概要

時冒☆でクロノスを演じた声優。時冒☆シリーズ最初の作品である『時の冒険者 ~荒ぶる時代の波を越えて~』のラスボス。
同シリーズではその後も多くの役を演じている。
+ 時冒☆での活躍(クロノス)

キャラクター概要

「時の冒険者 ~荒ぶる時代の波を越えて~」に登場したキャラクター。
妖怪の総帥であり「時空を司る者」を自称している。ローブをまとった骸骨のような姿が特徴。
直属の部下であるクロノス五芒星集を従え、時の冒険者の抹殺を図る。

身長は193cmで、年齢・体重・出身などは不明。

「部下を簡単に捨て駒にする」
「部下をいちいち小出しに出撃させる」
「敵を倒す事よりも、味方にいる裏切り者・邪魔者の粛清を優先して行う」
「部下・仲間に自分の目的を話さない」といった性質は、後々のシリーズのボスにも受け継がれている。
ただし、クロノスがこういった行動方針を取った事には明確な理由がある。



関連人物


クロノス五芒星集
妖怪の中でも特に力のある5人、玄武・百虎・朱雀・蒼竜・黄竜の総称。クロノス直属の部下たち。
実際には黄竜はクロノスを作った存在であり、
他4名もクロノス同様、黄竜によって作られているため、実質的には兄弟に近い間柄と言える。

朱雀ドール、アンデッドナイト、ヤマタノオロチ
それぞれ朱雀・蒼竜・黄竜直属の部下。
朱雀ドールとアンデッドナイトはクロノスの部下でもあると思われるが、
ヤマタノオロチは太古の封印から解かれた妖怪なのでクロノスの部下ではない可能性もある。

時の術者
クロノスの仮の姿。黄緑色の長髪が特徴的な、人間の青年。身長は182cm。
クロノスはこの姿を使って藤原宗介たちに接触し、彼らに魔力を与え「時の冒険者」として戦わせた。
CVはゆきしろではなく霧隠ハヤトが担当している。

「FBI」に登場する時空神サトゥルヌスの前身である古代人「サトゥル=ナリア・クロノス」の見た目は、時の術者とほぼ同一。

時の冒険者
クロノスが魔力を与えた6人の人間(藤原宗介、結城亜美、深瀬明日香、二階堂麗子、横山優樹菜、綾小路雛子)の総称。
クロノスの死後も彼らの体内に魔力は残留し、その子孫にも魔力は継代され、
やがてはその遺伝子を用いて「精神的成功体」と呼ばれる「魔力を持った人間」が生み出される事になる。

サトゥルヌス
時空を司る神。クロノス自身はあずかり知らぬことだったが、実はクロノスの生みの親でもある。
クロノスが自らの意志でやっていると思っていた「時の冒険者の育成」も、実はサトゥルヌスの計画した事であり、
クロノスはサトゥルヌスの写し身として「実行」を任されているにすぎなかった。
一度は復活させたあたり、クロノスには多少期待していたと思われる。



本編での活躍


時の術者としての初登場は第一話「選ばれし者」。
普通の高校生だった藤原宗介と結城亜美を「時空の神殿」と呼ばれる異空間に召喚し「妖怪」について二人に説明。
妖怪と戦う事を藤原と亜美に依頼した。この時、二人に魔力を与えているが、
この時点では藤原と亜美に真実を伝えず「眠っていた魔力を目覚めさせた」と説明している
(以後の時の冒険者たちも同様。第七話でクロノスとして一行の前に姿を現した時、はじめて一行に真実を語った)

以後も、第七話で決別するまでは時の術者の姿で藤原たちに何度も接触し、支援や助言を行っている。



クロノスとしての初登場は第二話「空手部主将は女!?」。
魔力を開花させた人間「時の冒険者」の誕生を察知し、方々に散っていたクロノス五芒星集を招集。
手始めに、五芒星集の一人である玄武に時の冒険者の抹殺を命じた。
ただし、実際には時の冒険者の力を図る事が真の目的であり、玄武の事は捨て駒同然に扱っている。



第三話「運命の再会」では、玄武の敗北を受け「やはり玄武では力不足であったか」と語り、
五芒星集の一人である百虎(白虎ではない)に出撃を命じる。



第四話「宿敵の美女転校生」では、五芒星集の紅一点である朱雀に、時の冒険者として覚醒していない横山優樹菜の抹殺を命じる。
朱雀は「皆川葉子」という人間に化けて優樹菜に接触するも、最終的に優樹菜の抹殺に失敗。

葉子に友情を抱いていた優樹菜は朱雀にとどめを刺せず、朱雀は彼女の意を汲んで撤退しようとするが、
クロノスはそれを許さず、戦いの場に自ら姿を現すと、敵前逃亡を図った朱雀を抹消してしまう。
しかし、その場にいた5人の時の冒険者には手を出すことなく撤退した。
なお「時の冒険者大百科」の「クロノス」の項によれば、朱雀を抹消したのは「朱雀の茶番に耐えられなくなった」ためらしい。



第五話「絶望の夢」では蒼竜に出撃を命じるが、この蒼竜が茶番を演じた上に当然のように任務に失敗。
前回同様に戦いの場に現れ、蒼竜を抹消した。
時の冒険者に対しては「我と争いをするにはまだ力不足」と釘を刺したが、やはり攻撃は仕掛けずに帰還している。



第六話「聖なる加護の光」では、五芒星集最後の一人である黄竜に時の冒険者の抹殺を命じる。



第七話「迫り来る恐怖」では、黄竜がどこかへと姿を消したことで使える戦力がいなくなったため、
ついに自ら時の冒険者と戦う事を決意。
時の冒険者一人一人の脳内に語り掛け、決戦の日時と場所を伝えた。
決戦前日には(時の術者として)時の冒険者たちの魔力をこれまでの数倍にパワーアップさせている。

この話では、時の冒険者たちの魔力を目覚めさせた「時の術者」とクロノスが同一人物であった事、
また実際には、魔力はクロノスが「与えた」ものであり、目覚めさせたものではなかった事、
クロノスの真の目的が、妖怪との戦いで力をつけた時の冒険者たちを手駒として並行世界を侵略する事だった事が判明。
藤原たちに全てを明かしたうえで、自身への服従を迫った。

藤原宗介たち時の冒険者が服従を拒否すると、洗脳してでも時の冒険者を配下にする事を宣言し、実力行使に出る。
時の冒険者の魔法が直撃してもほとんどダメージを受けない圧倒的な耐久力を見せつけたが、
必殺技「デストリュクスィオン」は、時の冒険者の一人である結城亜美に芽生えた謎の力「聖なる加護の光」に防がれてしまう。

聖なる加護の光によって力までも奪われてしまったため、最後のあがきに自爆して世界を滅ぼそうとしたが、
藤原宗介が時の冒険者たちの魔力を集約して放った必殺技「驚天動地」によってあえなく倒されてしまった。



第九話「敵は時空の神!?」では、時空神サトゥルヌス(黄竜の正体)によって復活させられる。
ただし、クロノス本人は自分がなぜ復活したのか理解できていない。

復活後は、藤原宗介を魔法で無力化し人質にすることで、残りの時の冒険者たちを自身の本拠地へと誘い込む。
更に、本拠地では新たな「時の冒険者」として、生まれながらに魔力を持つ少年・徳川家康を江戸時代から召喚
(クロノスのミスにより、徳川家康の配下である三大武将も一緒に召喚されてしまう)。

クロノスは召喚した徳川家康に対し、自身の命に従うよう迫るが、
そもそも状況が把握できていない家康は困惑するばかりだったため、配下にする事に失敗。
その様を密かに見ていた黄竜(サトゥルヌス)に嘲笑された上、
サトゥルヌスの口から自分自身が「サトゥルヌスの写し身」に過ぎない事を宣言され激怒する。

サトゥルヌスの言い分を信じず「デストリュクスィオン」でサトゥルヌスを攻撃するも、
一切ダメージを与えられず、逆に一瞬でサトゥルヌスに消滅させられた。



劇中ではあまり強さを発揮できなかったクロノスだが、実力は確かなものであり、
「時の冒険者大百科」の「ミカエル」の項では
「ミカエルの存在無くしては、藤原宗介たちは時空神サトゥルヌスどころか、時空を司る者クロノスにさえ勝てなかったと思われる」と書かれている。

+ 時冒☆での活躍(井上聡)

キャラクター概要

「時の冒険者」「時の冒険者3」の登場人物。東京都立○×△□高校の校長。
年齢は「時の冒険者」では57歳、「時の冒険者3」では58歳。身長162cm、体重60kg。
禿げ頭と眼鏡が特徴の男性。威厳がなく、内田経子と鈴木京香の言い争いを仲裁しようとして怒鳴られるのが常。

こんな役柄だが、全登場人物のうち最初に画面に映った記念すべき存在でもある
(台詞に関しては、タイトルコール、ナレーション、時の術者の方が先)

校長という立場もあり、基本的には全校生徒に向かって話す場面が多い。
そのため、生徒と一対一で話をした場面は皆無。藤原と同じ画面に映ったのも「3」の第六幕のみ。

関連人物


内田経子
都立○×△□高校の女性教諭。厳しい性格であり、生徒からはやや恐れられている。
鈴木京香とは犬猿の仲で、言い争いを始めると井上には止められない。

鈴木京香
都立○×△□高校の養護教諭。こちらは生徒から人気がある。
内田経子とは犬猿の仲で、言い争いを始めると井上には止められない。


+ 時冒☆での活躍(ジャック・ザ・リッパー)

キャラクター概要

未来のアメリカで暗躍する三人の怪人「黄昏の三闘士」の一人。
身長は180cmで、年齢・体重・出身などは不明。

フードで顔を覆い、鋭い爪を付けた暗殺者。
「ウヒヒヒヒ…」「フヒヒヒヒ…」という甲高い笑い声が特徴で、あまり助詞を用いずに話す。

関連人物


ギルバート・マックスウェル
未来世界のアメリカ軍准将。怪人を作り出した男でもある。

ジャックを含む怪人は、時の冒険者との戦いで一度死亡した後、ギルバートの力で復活させられている。
その恩義もあるため、ギルバートへの忠誠心は厚い。

ブラック・ジョーカー
ギルバートの配下であり、三闘士の上官である男。
正体は「真の成功体」であるクリス・スタンフォードであり、洗脳されギルバートの配下となっていた。
黄昏の三闘士は、クリスの魔力を研究して生み出された存在である。

洗脳が解けた後、クリスはギルバートを裏切ったため、三闘士とも敵対関係となった。
三闘士のマームは、離反したクリスに対して「今までデカイ顔しててむかついてた」と語っているが、
ジャックがクリスの事をどう思っていたかは不明。

ヴラド公爵、マーム
ジャック・ザ・リッパーと並ぶ「黄昏の三闘士」の一員。リーダーはヴラド。
他の二人に比べると、ジャックは精神的に幼い、あるいは単純に知能が低いと思われる。

あまり話は噛み合わないが、ヴラドを中心とした三人の連携は強固。
三人の必殺技である究極魔術「デルタ・アタック」は高い威力を誇る。

パン、バンブー、プリューヌ
創造主の眷属である「アカシック・レコードの使者」。
ジャックを含む三闘士は「時の冒険者3」で、使者によって復活させられ更なる力を得ている。

本編での活躍


「時の冒険者2」のPhase.1「別れと出会い」で初登場し、Phase.2「姉のいない夏」でも登場しているが、目立った活躍は無い。
ヴラドの「魔力をビンビンに感じる」という少し下ネタじみた発言に「ビンビンってなんだ…?」と返し、ヴラドとブラック・ジョーカーを沈黙させた。



Phase.3「悪魔のくちづけ」では、精神的成功体イザベル・クリーブランドを抹殺するために出撃。
暗殺者であるイザベルに対して不意打ちを喰らわせる事に成功したが、致命傷を与えるには至らず長期戦となる。
結局、駆け付けた藤原宗介に攻撃を受け止められ、その隙にイザベルが放った炎魔法で倒された。



Phase.7「天使のくれた時間」では、ギルバートの力によって復活
(劇中ではランドルフ・ノイマンが復活させたと豪語しているが「時の冒険者大百科」によれば、実際はギルバートが成し遂げた)。



Final Phase「未来への鍵」では、三闘士の連携技、究極魔術「デルタ・アタック」を使い、
先に奥へと進んだ藤原宗介を除いた一行を圧倒。しかし、駆け付けたクリス・スタンフォードにはデルタ・アタックを封じられ、
その後直接対決で倒された。クリスとの戦闘描写は省略されており、どう倒されたかは不明。



「時の冒険者3」の第一幕「新たな使命」で復活・再登場。
ヴラド、マームと協力し、フィルモア、モニカ、イザベルを打ち破った。



第三幕「人の心、理解したモノ」では、藤原、亜美、クレアと対決。
デルタ・アタックを超える魔術「デルタ・アタックΩ」で全員に大ダメージを与えるが、
駆け付けたシーラの素早い攻撃には対抗しきれず、他の三闘士とともに撤退した。



第八幕「宣戦布告」では、三闘士の仲間や時空三魔王と共にAOT本部を襲撃。
究極の連携魔法「エグゼキューター・ディメンジョン」で藤原とフィルモアに大ダメージを与えるが、
その後は大した活躍も無く、優樹菜と雛子の援護を受けた三大武将にヴラド、マームともども倒された。

この時は断末魔すらなく死亡しており、時冒☆キャラとしては面白みのないやられ方をしている。

+ 時冒☆での活躍(ニコラス・ガルシア)

キャラクター概要

「時の冒険者ACE ~後世に語り継がれる叙事詩~」の登場人物。
物語開始時のAOT第4本部小隊長(階級少佐)。リオン・ガルシアの父。
年齢は「ACE」前篇では44歳、後篇では48歳。「ACE外伝2」では40歳。身長177cm、体重69kg。

優性精神的成功体/劣性肉体的成功体。
ただし、彼の魔力は遺伝子操作によって得たものではなく、実際には遺伝子操作を受けていない「ネイキッド」である。
大天使ミカエルの力も持っているが、人知を超越した強さを持つ神憑りの中では実力的に少々見劣りする。

厳格な人柄であり、AOT本部代表・秋月正樹からは、本部小隊長の中で最も信頼されている
(秋月代表の一人娘である秋月望愛がニコラスの部下となっているのも、ニコラスへの信頼があっての事である)。
一方で「世界を導く存在が、必ずしも魔力を持っている存在である必要はない」という、
魔力を持ったエリートたちが集う「AOT」によって世界が統括されている「ACE」の時代では異端と言える考えを持っている。

関連人物


シモン・フェルナンデス
AOT本部第4小隊長補佐であり、ニコラスの一の部下と言える存在。
優性肉体的成功体だが、魔力は持たない。

シモンは「破壊神シヴァ」に操られてスペインで大虐殺を行い、死刑を言い渡された過去があるが、
その死刑を取り止めさせた上で、シモンをAOTに引き入れたのがニコラスである。

ニコラスは息子リオンと同様、シモンの事も「世界にとって大きな存在となる人物」と考え期待をかけていたが、
細かい事情に関しては話さなかったため、シモンからは慕われる一方で少し不審に思われている描写もあった。

リオン・ガルシア
ニコラスの一人息子。「ACE」中篇以降は、空席となったAOT本部第4小隊長を引き継いでいる。
優性精神的成功体/優性肉体的成功体。「剣聖」の称号を持つ使い手でもある。

ニコラスは家を空ける事が多かったため、世話はほとんどシーラが行っていた。
だからといって親子仲が険悪と言う訳ではなく、リオンは父を慕っており、
ニコラスを殺害した(という虚偽の情報が流されていた)シモン・フェルナンデスには強い憎しみを抱いていた。

ニコラスからは大天使ミカエルの力を受け継いでおり、その力の大きさはニコラスを遥かに凌いでいる。

マリアンヌ・ガルシア
ニコラスの9歳年下の妻であり、代々AOT本部第2小隊長を務める名門貴族、マルティネス家の出身。
優性精神的成功体/優性肉体的成功体。
マルティネス家でも飛びぬけた魔力を持っていた逸材で、本来はコーネリアではなく彼女が小隊長になる予定だった。

結婚した時期は不明だが、子を設けたのは「ACE」前篇の13年前(22歳)であり、
病死したのは「ACE」前篇の8年前(27歳)。
死後、脳死状態となった彼女の脳はシーラ2号機に移植された。

コーネリア・マルティネス
AOT本部第2小隊長。マリアンヌの7歳年下の妹であり、ニコラス・ガルシアの16歳年下の義理の妹。
優性精神的成功体/優性肉体的成功体で大佐なので、身体スペックや階級はニコラスよりも上だったりする。
ついでに剣聖でもある。

ニコラスの事を「義理兄上(あにうえ)」と慕っており、彼がAOT代表暗殺事件の犯人とされた際には激しく動揺。
第4小隊の追撃任務に自ら立候補し、ニコラスの口から直接真実を聞く事を望んだ
(結果的には、義兄を討つ事になりかねない任務は精神的負担が大きいと考えたイリヤーが任務を引き受けている)

「ACE」では姉とまるで似ていなかったが(マリアンヌは色白・黒髪、コーネリアは色黒・青髪)、
「紅き閃光の黙示録」ではマリアンヌが色黒・青髪となり、見た目の違和感はだいぶ減った。

秋月正樹
物語開始時のAOT本部代表。
秋月はニコラスがどこから来た人間で、どういった素性なのかを知っている数少ない存在である
(物語後半でクラウディオが暴露するまで、これらの事情を知る人間は秋月、マリアンヌ、クラウディオのみだった)

イリヤー・ムーロメツ
AOT本部第1小隊長。「ACE」前篇では78歳、中篇では82歳だが、肉体年齢を全盛期にまで戻す薬を服用しており見た目は若い。
優性精神的成功体/優性肉体的成功体で、階級は中将。彼も「剣聖」の称号を持つ。
本編開始時点では、AOT最強の実力者とされていた(実際にはヴィリアムの方が強いが、ヴィリアムは真の力を隠していた)

ニコラスがシモンの力について打ち明けていた相手は秋月代表とイリヤーの二名のみであり、
他の小隊長よりもニコラスからは信頼されていたと思われる。
イリヤーの側も、代表殺害事件勃発時にはランダやマジードの命に従って追撃を行ったものの、
「代表を殺害したのはニコラスではないと思いたい」と、内心では彼が無実である事を望んでいた。

なお、その他の小隊長はコーネリア以外誰もニコラスを擁護していない。
あまり信頼関係がなかったのかもしれないが、逃げを選択したニコラスにも非はあるといえばある。

グレース・フォンティーヌ
リオン・ガルシアの幼馴染。ニコラスとの関わりはほとんど描かれていないが、面識はあった様子。

梁紅玉、シルヴィア・パパンドレウ、ルクレツィア・ディ・カプア、秋月望愛
第4小隊の部下たち。

本編での活躍


Page.1「前奏曲 -prelude-」では、AOT本部小隊長たちによる臨時の幹部会に出席。
幹部会の議題は、電気軍需産業EAIC代表「マジード・アリー・ムフタール」と、
武器商人「ランダ」をスポンサーとして受け入れるか否かであり、ニコラスは素性の知れないランダを警戒するが、
AOTの資金繰りの問題を鑑みた上で「賛成」の立場を取った。
この2名と本部代表の顔合わせは翌日に行われる事になり、ニコラスと第4小隊はAOT本部の守備を、
他の6つの小隊は本部付近の哨戒を担当する事となった。

その晩には秋月代表に呼び出され、秋月から「自分にもしもの事があったら、AOTとこの世界、そして娘の事を頼む」と頼まれる。



Page.2「勃発 -break out-」では、案の定ランダに秋月代表が殺害された後、ランダ達によって代表殺害の犯人に仕立て上げられる。
ニコラスは、このままAOTにとどまれば第4小隊全員が殺害犯として扱われると考え、
「極秘任務」の名目で、秋月代表の死を伏せたまま第4小隊と共にAOTを脱出する。
しかし、かなり無理のある行動だったため、部下には終始疑いの目で見られていた。



Page.3「誤解 -mislead-」では、スポンサー特権を行使したランダとマジードの命を受け、追撃してきたイリヤーと遭遇。
イリヤーからは本部に戻り弁明するよう説かれるが、ニコラスはこれを拒否し、やむなくイリヤーとの戦闘に入る。
戦いはほぼ防戦一方であり、結果的には重傷を負わされてしまい敗北した。
そのまま囚われかけたが、シモンが望愛に転送魔法を唱えさせたため、イリヤーから逃げおおせる事に成功した。



Page.4「犠牲 -victim-」では、イリヤーに負わされた傷も癒えぬまま「魔導兵器ラグナロク」と戦闘。
その直前にはシモンたち部下を転移魔法で退避させた。
しかし、重傷を負った体ではラグナロクに敵うはずもなく敗北、消息不明となる。
なお、引き続き追撃にあたっていたイリヤーはこの顛末を目撃し、ニコラスの無実を知る事になった。



その後のAOTではランダ達によって「代表殺しを行ったのはニコラスではなくシモンであり、
ニコラスは第4小隊に人質として連行された後、逃避行の最中で殺された」という虚偽の経緯が広められた。
AOTで唯一真実を知るイリヤーはランダに洗脳されたため、ニコラスの死とAOT代表殺害事件の真実は、
ランダが討伐され第4小隊の面々がAOTに復帰するまで闇に葬られる事になる。
結果、リオン・ガルシアは「父の仇」としてシモン・フェルナンデスを強く憎むようになり、
その憎しみを糧に修行し「剣聖」と呼ばれるほどの力を得た一方で、生来の優しさは影を潜めるようになってしまった。



中篇では本人の登場は無かったが、後篇で「最凶魔道兵器ラグナロク」の生体ユニットとして再登場
(前篇で消息不明となった後、ランダ達に捕縛されており、傷が癒えた後篇で生体ユニットとされてしまった)。
主戦力であるリオンが父を傷つける事を拒み、ラグナロクに攻撃できないという危険な事態となったが、
この戦いの最中、シーラの中に眠っていたニコラスの妻(リオンの母)、マリアンヌの人格が覚醒。

マリアンヌとニコラスの言葉を受けて「無限光(アイン・ソフ・オウル)」の力に目覚めたリオンの手で、
ラグナロクの呪縛から解放される。その後、無限光の中で息子と最後の別れを交わした。

+ 時冒☆での活躍(秋月正樹)

キャラクター概要

物語開始時のAOT本部代表であり、AOT本部第4小隊員・秋月望愛の父。
世界を統括する組織「AOT」の長。人柄は柔和だが、AOTの掟には厳格。

ネイキッドであり、魔力は持たない。身長168cm、体重84kg、48歳。

関連人物


秋月望愛
秋月正樹の一人娘。体力は無いが、魔力に関してはAOTでもトップクラス。
実は、秋月正樹と秋月望愛が同じ画面に映った事はなく、本編で会話を交わす場面もない。

ニコラス・ガルシア
AOT本部第4小隊長。秋月正樹が最も信頼する小隊長でもある。
ニコラスとはほぼ同年代(ニコラスの方が4歳年下)であるため、2人の間には階級を越えた友情があったのかもしれない。

ニコラスの正体は並行世界からやって来た藤原宗介の曾孫「藤原朔弥」なのだが、秋月はこの事情についても把握している。

ランダ
自称「闇の武器商人」。
正体は時空テロ組織DSの長だが、秋月正樹に対してはその正体を隠し、武器商人として接触している。
こんな怪しい人物の申し出を受け入れている辺り、AOTの資金繰りは相当に苦しいものだったようだ。

マジード・アリー・ムフタール
電気軍需産業EAIC会長にして、時空テロ組織DSの幹部。死を司る天使アズラエルの神憑りを受けた男。
彼もランダ同様、AOTのスポンサーになる事を志望して秋月代表と面談した。

ランダが先制して行動したため、マジードは秋月代表に対して危害を加えてはいない。
しかし、元々マジードもAOTの掌握を目的として秋月代表に接近したので、
仮にAOTがランダを受け入れず、マジードのみを受け入れていたとしても、いずれ秋月は殺されていたと思われる。

本編での活躍


Page.1「前奏曲 -prelude-」では、本部小隊長を招集し、臨時の幹部会を開催。
全小隊長の賛同を得たうえで、スポンサー志望者であるランダとマジード・アリー・ムフタールとの面談を決定した。
面談前夜には、何か不穏なものを感じていたのか、ニコラス・ガルシアに対し
「自分にもしもの事があったら、AOTとこの世界、そして娘の事を頼む」と言い残している。

Page.2「勃発 -break out-」では、AOT本部を訪れたランダ、マジードと面談を行うが、
ランダの目的が「並行世界の一元管理」である事を知ると態度を一変。
AOTの掟では「並行世界への干渉」は禁忌であるとしてランダからの協力要請を拒んだが、
ランダによってあえなく殺害されてしまった。

どのように殺害されたかは不明で、死体がどう処理されたかも不明で、以降の回想にも登場しないという不遇な男。

+ 時冒☆での活躍(藤原朔弥)

キャラクター概要

「時の冒険者ACE外伝2 ~時空を越えた愛のカタチ~」の主要登場人物。
外伝2の主人公・藤原朔翔の双子の兄で、初代主人公・藤原宗介の曾孫でもある。
年齢は16歳、身長177cm、体重57kg。幼少期(6歳時)は身長123cm、体重21kg。

藤原宗介からは魔力を、その妻にあたる女性からは大天使ミカエルの力を受け継いでいる。
朔翔よりも能力の覚醒が早く、6歳時には既に魔力を扱えるようになっていた。

関連人物


藤原朔翔
朔弥の双子の弟。朔弥に比べると思いつめがちな性格。
並行世界では「藤原」の名が一種の称号として扱われている為、
朔弥は「ニコラス・ガルシア」、朔翔は「クラウディオ・デ・ペドロ」の偽名を使って生活していた。

藤原宗介
朔弥と朔翔の曽祖父。「時の冒険者の系譜の始まり」と位置付けられる男。
宗介は6歳の朔弥と朔翔を見て「まるで昔の自分を見ているようだ」「朔弥は特に自分に似ている」と感じている。
一方、シーラは16歳の頃の朔翔に対して「朔翔さんは宗介さんとすごく似ている」と語っている。

結城亜美、クレア・スタンフォード
亜美はミカエルの神憑りを受けた女性。クレアは、亜美の遺伝子によってミカエルの力を得た「真の成功体」。
この2人のどちらかが朔弥と朔翔の曾祖母であり、ミカエルの力の源流なのだが、どちらが藤原と結婚したのかは不明。

シーラ(1号機)
未来のアメリカで作られたアンドロイドであり、かつて藤原宗介らと共に戦った経験がある。
「ACE外伝2」の時点では、製造されてから79年が経過しているが、アンドロイドゆえに老いはない。

本来は未来の並行世界に属する存在だが、何らかの事情から藤原宗介の時代で生活する事を選択したらしく、
「ACE外伝2」では、藤原朔弥と藤原朔翔の母親代わりとなっている(本来の母親については特に触れられない)。

「時空の戒律を乱す存在」に朔弥が襲撃された際は共に戦うが、戦いに不慣れで隙が生まれた朔弥をかばい、
機能停止に陥る大ダメージを負ってしまう(シーラは未来で作られた存在なので、現代では修理が利かない)。
この時の怒りと悲しみが引き金となり、朔弥は大天使ミカエルの力を覚醒させた。

全ての戦いが終わった後、一人のアカシック・レコードの使者の計らいによって、朔弥と共に現代で復活。
その後は、朔弥の「母親代わり」ではなく「パートナー」として付き合っていくようになる。

藤堂伊織
朔弥・朔翔の幼馴染。朔翔とは恋人でもある。年齢は16歳。
朔翔に対しては厳しい伊織だが、朔弥にはあまり無茶を言わない傾向がある。

谷村櫂斗
朔弥・朔翔の幼馴染。年齢は16歳。

伊織が瀕死の重傷を負って入院した際、色々あって朔弥は櫂斗にぶん殴られて気絶した。
朔弥は厳しい修行を積んでいたはずなのだが、櫂斗相手には油断していたのか、あるいは櫂斗が超強いのか。

水谷優菜
朔弥・朔翔の幼馴染。年齢は16歳。あまり朔弥と関わる場面はない。

本編での活躍

6歳の頃、双子の弟である朔翔と共に、曽祖父・藤原宗介から時空神やアカシック・レコードの使者との戦いについて聞かされる。
藤原宗介の死後は、16歳になるまで剣術や魔力の鍛錬に励んできた。

16歳のある日「時空の戒律を乱す存在(正体はランダ。ただしこの時点では藤原兄弟と対面せず)」に襲撃され、大量の次元蟲と戦闘。
しかし、実戦経験が無かった事、敵の数が膨大だった事から隙を見せてしまい、
次元蟲にトドメを刺されかけた際、それをかばったシーラが被弾し機能停止に陥ってしまう。
その怒りと悲しみから大天使ミカエルの力に目覚め、一瞬で次元蟲を全滅させた。

この事件の後「時空の戒律を乱す存在」を倒すため、並行世界へと渡る事を決意。
「並行世界へ干渉してはならない」という掟に引きずられた朔翔はしばらく迷いを見せたが、
最終的には納得し、朔弥と共に並行世界へと渡っている。
しかし、創造主Sの介入によって二人が並行世界に到着する時期には24年のズレが生じてしまう
(朔弥が西暦3196年ごろ、朔翔が西暦3220年ごろに到着)

並行世界への転移後は「ニコラス・ガルシア」という偽名を名乗り、様々な活動を行っている。
  • AOT本部に所属し、第4小隊長に就任。最終的には少佐にまで昇格する。
  • 「時空の戒律を乱す存在」との対決に備え、秋月代表と協力し、必要な戦力をAOTに集める。
  • 名門マルティネス家出身の女性、マリアンヌと結婚。一児を設けるが、マリアンヌは後に病死。
  • かつてAOT本部があった跡地から、アンドロイド「シーラ」の2号機を回収。マリアンヌの没後、彼女の脳を移植
    (シーラ2号機は、他者の脳を移植する事でその人物の人格を再現できる。なお、生前にマリアンヌから合意を得たうえでの移植である)
  • 自分よりも24年遅く並行世界に転移してきた朔翔と偶然接触した際には、この世界について簡単に説明し、
    当時調査を行っていたシモン・フェルナンデスの元に朔翔を送る。

「ACE後篇」でニコラス・ガルシアとして死亡したが(享年48)その後、アカシック・レコードの使者の力によって本来の世界で復活。
その際には、使者の計らいによって年齢も24歳にまで戻されている(ニコラスとしての記憶は有したままである)。
結果的に息子とは離れ離れになったが、グレースやコーネリアの事を信じていたため心配はいらないと考えていた。

「AfterF」にてこれまでの輪廻ではフィッツジェラルド兄妹ではなく彼と朔翔がSovereign Forceの一角を担っていたことが創造主Sの口から語られる。

+ 時冒☆での活躍(檮杌)

キャラクター概要

古代の悪神「四凶」の一角。
自称「四凶一の怪力の持ち主」だが、公式HPの記載を見る限り、実力は四凶の中で最弱。

スキンヘッドとタンクトップが特徴的な肥満体の男で、見た目はクロノス五芒星集の玄武と瓜二つ。
これは玄武が「四神の玄武」を元に作られた妖怪であり、その四神が四凶に関連する神(劣った存在)である事が理由となっている。

「ぶっ殺す」「そんなことはどうでもいい」が口癖であり、四凶の中でも際立って粗暴。
戦いぶりも凶暴そのものであり、相手が死んでもしばらくは殴り続けるのを止めないほど。

関連人物


渾沌、饕餮、窮奇
檮杌と並ぶ、四凶の面々。

四凶のリーダーである渾沌の命令には素直に従う事が多いが、たまに反抗する。
四凶の紅一点である饕餮からは度々嘲笑されており、彼女との仲は険悪そのもの。
残る窮奇とは割と仲がいいが、喧嘩する時もある。

こんな感じなので、召喚主である伊邪那岐からは「四凶の連携にはいささか難がある」と苦言を呈されている。
しかし、まったく連携できない訳でもなく、劇中ではいくつかの連携技を披露している。

三貴神
仙術を極めた古代人、建速須佐之男命、天照大神、月読命の総称。
檮杌を含む四凶は、三貴神の得意技「五行封閉仙法の印」によって封印された。

伊邪那岐
現世における、四凶の召喚主。
四凶はかつて古代人を殺戮していたので、伊邪那岐にとって四凶は仲間の仇にあたる存在でもあるのだが、
その辺りの心情は描かれておらず、四凶側も特に反応していない。

ゼノン
「After F」における四凶の主。四凶を復活させ、その際に魔力も強化している。

本編での活躍


時系列上、最も古い話にあたる「FBI」の回想では、伝説の三貴神によって他の四凶ともども封印された事が語られる。
その後、古代人サトゥル=ナリア・クロノスは、四凶の力の一部を取り込み己のものとしている。

「時の冒険者F」では、伊邪那岐によって封印を解かれ、現世に復活。
その後は常に他の四凶と共に行動し、一度目の出撃時には伊邪那美を確保。
二度目の出撃では、トレジャーハンターとフーリガンを瀕死の重傷に追い込んだ。

しかし、三度目の出撃では、自身の「心象体」と融合し、魔力を得ていた現実世界の人間たちに苦戦。
最後の切り札として、他の四凶と共に「凶魔死怨の印」を放つが、絆の力の前に競り負け消滅した。



「時の冒険者 After F」では、ゼノンの力によって復活。こちらでも基本的に他の四凶と行動する。
力も強化されており、シルヴィアによれば秘めている魔力はランダをも上回る。
ただし、四凶一人一人の力がランダを上回っているのか、全員合わせてランダを上回るのかははっきりしない。
比較対象のランダも、ディメンジョン・ラグナロクを含むかどうかで全く実力が違うので、
結局のところ「After F」の檮杌がどれくらい強いかはよくわからない。

一度目の出撃では、アル・マムーンの姿を見たとたんに発作を起こし*1、そのままゼノンに強制帰還させられる。
これはゼノンの調整不足によるものであり、二度目の出撃までの間に調整が施され、魔力もさらに上昇している。

二度目の出撃では、ヴィリアム、ディエゴ、アル、サリヴァン、セラフィナなど強力な神憑りたちをものともせず、
4人VS23人という数の差も覆し、ごく短時間で一行を全滅に追い込むという凄まじい強さを見せた。
その後、檮杌は立ちはだかった伊邪那美に暴行を加えるが、その行為によって双葉刹那の力を覚醒させてしまい、
最後は刹那に瞬殺された(渾沌、饕餮、窮奇も直後にまとめて倒されている)。



ニコニコでの扱い


本スレでの扱い


実況での扱い



主な持ちネタ

茶番はよせ!!くだらぬ!!
劇中の台詞。蒼竜のあんまりな作戦に呆れて乱入する際に言った言葉。本当にくだらない茶番だったため視聴者の気持ちを見事代弁したセリフでもある。
語録としては文字通りくだらない茶番に対して使われる。
ちなみにクロノスのプロフィールでも「茶番を嫌っている」と書かれている。
そんなことはどうでもいい!!
劇中の台詞。檮兀は気が短く血気盛んであり、とにかく相手を殺す事にこだわる。
そのため、登場した時は他キャラの長話の最中に「そんなことはどうでもいい!!」と叫ぶのがお約束になっている。

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最終更新:2020年10月17日 12:14
添付ファイル

*1 四凶がかつて自分を倒した刹那を恨んでいた事と、アル・マムーンが刹那の心象体であり、もう一人の刹那とも言える存在だった事が原因。