リリー

概略

ユ・テニオン巫女長。「聖女」の称号を持つ。
80歳。レベル51。*1非常に若く見える。
ハヤトの先代の勇者の従者をしていた。
蘇生魔法が使用でき、20年前には公爵の嫡子を蘇生したことがある。
ナナシが分けた魔力を使用して、魔王の生贄になり死亡したセーラを蘇生した*2
現在web版では、老衰で死ぬところをサトゥーが魔法で幼児にまで若返らせ、強引に寿命を延長させ結果新たな人生を送っている。

作中での活躍

66年前(つまり14歳で?)に、ハヤト・マサキの前の勇者の従者を務め、ブルーメ・ジュレバーグセベルケーアらと共に魔王を退治している*3

7章にて初登場。黄金の猪王復活の生贄にされたセーラを蘇生魔法で復活させる*4

8章にてサトゥーとして初めて対面するが、その時に「ナナシの正体は他言しないから安心して」と、言外に正体を知っていることを仄めかす*5が、のちにカマをかけただけと判明する。

14章にて老衰のため危篤状態に陥り、見舞いに来たナナシに最後の願いと称し正体がサトゥーであることを聞く。その後寿命で死ぬところを、サトゥーが死なせたくないと願い、足掻き、チート能力で新しい魔法「生命遡航」を作り若返らせる。
寿命を破り死なずに済んだが、行き過ぎて6歳まで若返ってしまった*6
。対外的には、巫女長リリーは寿命で亡くなり、新たな巫女見習いとしてテニオン神殿でサポートしていくことになった。*7

その他、テニオン神に関わらず、神々全体のことなどをサトゥーが相談するときの相談相手になっている。

蘇生魔法

テニオン神殿に伝わる蘇生の秘宝を使うことで、蘇生魔法を唱えることが出来る。
ただし、死者を蘇らすには以下の条件が揃っていることが必要
  • 対象者がテニオン神殿の洗礼を受けている事。
  • 死後30分以内である事。
  • 蘇生の秘宝十分な魔力が蓄えられている事
作中では、蘇生魔法を使ってから20年経過していても、次に使えるのは後数年後と言われていた。
仮に後5年ほど必要とすると全体の4/5が充填されていた事になるが、その状態でもナナシが魔力を2万ポイントも注ぐ必要があった。
これを踏まえると、秘宝には魔力を10万ポイント近く充填させないと使えないことになる。
また、洗礼が条件であるため、神の洗礼を受けることのできない王や領主、その後継者は蘇生できない(書籍版のみの設定だが、侯爵の嫡子の話がそのままなあたり、たぶん作者も忘れてる)。

  • 蘇生魔法欄の最後、ナイスツッコミw 言われるまで気づかなかったけど確かにその通りですね (2020-05-13 10:10:52)
  • オリオン (2021-09-06 18:37:13)
  • 漫画版 15巻の巻末SS「セーラの試練」の内容からするとオーユゴック公爵(侯爵ではない)には息子が2人いる模様。そこからすると当時嫡子だったが蘇生の為に急遽洗礼をし(出来るのか?)た為、廃嫡され。それを逆恨みで魔王信望者に成り下がった……と言う推察も成り立つのでは無いだろうか? (2023-03-09 20:09:30)
  • WEB版(7-19 誰も知らない夜)の時点で「公爵の三男」という単語が出ているので、少なくとも公爵に3人の息子がいることは確定。 そして言われてみれば太守になるにはどの神にも洗礼を受けてはいけないから、蘇生の秘宝を使った息子は太守になれないはず。とても面白い考察でした。下手したら作者も気づいてないやらかしでは・・・ (2023-03-14 23:24:34)

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最終更新:2020年05月05日 16:25

*1 web版7-23.

*2 書籍版 5巻 奇跡の対価

*3 web版 14-5.

*4 web版 7-23.誰も知らない夜(5) http://ncode.syosetu.com/n9902bn/138/

*5 web版8-11.公爵城へ(2) https://ncode.syosetu.com/n9902bn/155/

*6 web版14-12.オーユゴック公爵領(1)https://ncode.syosetu.com/n9902bn/434/

*7 web版14-13.オーユゴック公爵領(2)https://ncode.syosetu.com/n9902bn/435/