銀音聖杯戦争

開催予定

事件簿式セッション 企画中 21:00~


トレーラー


「では、聖杯戦争を始めましょう」

2004年、冬木。
マキリ、アインツベルン、遠坂の主導により開催された5回目の"聖杯戦争"は、大聖杯の破壊により閉幕。
その10年後、魔術協会は大聖杯の解体を提案。 遠坂当主とロード・エルメロイⅡ世により執り行われた。

しかし、大聖杯解体に関与したとある魔術師により、聖杯戦争の儀式詳細の一部が外部へと拡散。
早々に手は打たれたが、儀式について細々と研究を続ける外部魔術師にとって、これは好機であった。

そして2024年。
その体系の限定的な模倣に成功したと語る魔術師の家系が、銀音(しろがね)市において聖杯戦争を執り行うことを宣言。
同地に集められた7人による、"聖杯"を巡る戦いが此処に幕を開けた――。


ハウスルール

  • ルール記載サイトの『サーヴァント』に記述のあるクラスは使用可能。 参加者間でのクラス被りあり。
  • 1つ以上の令呪、もしくは6以上の英雄点を使った【スキル】は禁止(クラススキルを除く)。
  • 2つ以上の令呪、もしくは6以上の英雄点を使った【宝具】は禁止(令呪1つ+英雄点5点も不可)。
  • 【宝具】を3つ以上持ったサーヴァントは禁止。
  • 同様の効果のスキルを2つ以上持ったマスターは禁止。
  • その他、ルールに沿ったシートであれば基本的に許可。

また本世界線は、コミュニティで行われている各日帰り卓、及び『パルニング・オーダー』とは無関係の並行世界におけるものである。
そのため、この世界戦におけるセッションは「銀音聖杯戦争参加経験を持つキャラ」及び「新規作成、且つ別時空における聖杯戦争参加をしないキャラ」に限られる。
「別世界線の同一キャラ」などは可能だが、明確な時代背景・年代設定があるため注意されたし。


セッションログ

第一次



世界観

この世界戦において、基幹となるおおよその設定は「Fate/stay night [Heaven's Feel]」の真エンディング(桜ルート)に準ずる。
大聖杯は機能を停止し、のちに時計塔の勢力により完全に解体された。
故に、通常の聖杯戦争どころか「小規模の亜種儀式」すら起こりえない世界となっている。

但し、公式での言及の通り、「聖杯戦争」と呼ばれるモノ自体は冬木のような形式をとらずとも開催可能。
(例として、聖杯と名の付くモノを争うオークションがそれに該当する)
認識として単に「英霊を使い魔とするサーヴァント・システムを有する聖杯戦争は実現が難しい」であり、「行うにはそれこそ第三魔法に近しいナニカが必要」となる。

+ 歴史
2004年の2月、日本の冬木市で5回目となる「冬木聖杯戦争」が行われた。
本来、「マキリ、遠坂、アインツベルン」の御三家により設置された大聖杯は起動に60年を要するが、前回から僅か10年という異例の期間で開催される。
この儀式は過去4回に比べマスターの平均年齢が最も若く、また過去最強のサーヴァント達が集うものであった。
詳細情報は伏せられているが、勝利者はセイバーとそのマスターであるとされ、結果として大聖杯は機能を破壊されている。

第五次冬木聖杯戦争による敗北により、アインツベルンが第三魔法の成就を諦めたため、機能を停止した聖杯は放置された。
ところが10年後の2014年、これを横取りしようとした者たちが冬木へ渡り、大聖杯の復活を画策していた魔術協会の勢力と衝突。
のちに「冬木聖杯解体戦争」と呼ばれる大騒動が起こる。
事態をいち早く察知した時計塔の現代魔術科学部長「ロード・エルメロイⅡ世」と、冬木の御三家である遠坂家当主「遠坂凛」が戦争に介入。
また聖堂教会からも代行者が派遣され、時計塔法政科も裁定者として「シャルル・ヴァロア」を送り込むなど、事態はさらに拡大した。
最終的に大聖杯は完全に解体され、冬木の地における聖杯戦争の歴史はここに終結した。

2019年、冬木聖杯解体戦争の当事者を名乗る男が、ある文書を魔術師たちに公開する事件が起こる。
『大聖杯の設計図(ブループリント)』と呼ばれたそれは瞬く間に拡散され、極東の儀式を認知していた魔術師たちに衝撃を与えた。
幸いこの文書を解読できたものは居なかったものの、魔術協会は対応を迫られることとなる。
結果として協会はその男を捕縛し処罰、拡散された文書の9割を回収することに成功した。
しかし、男の証言から推測される残りの1割は未だ見つかっておらず、現在でも秘密裏に調査を続けている。

そして現在、2024年の秋に、再び魔術師社会を震撼させる事件が発生する。
数年前に別の事件で滅びたと目されていた家系「ソブレト」が、『大聖杯の設計図』の解読及び大聖杯の模倣成功を大々的に告知。
同時に聖杯戦争の開催を宣言、自身を監督役とした儀式を、銀音市という街にて執り行う運びとなった。
事態を重く見た協会は使者を派遣。 聖堂教会も同様に代行者を送り込み、各地から集められた魔術師を含め7人のマスターとサーヴァントにおける儀式が行われた。
この戦争の勝利者はライダーとそのマスターで、冬木とは異なる点として「願いの成就が明確であった」と証言されている。
また、冬木の御三家が目指していた根源への接続は行われなかった。
依然ソブレトの目的や聖杯模倣の手段は明らかになっていないものの、上述の理由もあり、戦争終了後の両組織は静観の構えを見せている。



人物

タルク・ソブレト
【年齢】15歳  【性別】女性
【所属】未所属(ソブレト家現当主)
数年前に起こった「ソブレト襲撃」と呼ばれる事件の唯一の生き残りにして、現ソブレト家の若き当主。
拡散された『大聖杯の設計図』の解読者を自称し、日本の銀音市という街を舞台とした聖杯戦争の開催を宣言した。
そのため魔術協会から目を付けられているが、秘密裏に送り込まれた使者を難なく撃退している。
詳細情報が全くないために噂話の域であるが、彼女が死徒であると証言する者も居るという。

ロード・エルメロイⅡ世
【年齢】49歳  【性別】男性
【所属】魔術協会(時計塔・現代魔術科)
時計塔におけるロードの一人。 本名ウェイバー・ベルベット。
魔術の腕はお世辞にも良いとは言えないものの、特筆すべきは教師としての辣腕。
「教えるもの」としての才能が時計塔内でも群を抜いており、彼の教え子はその全員が大成している。
冬木聖杯解体戦争において遠坂家当主と協力し、過去の経験や類稀なる知識を以て各勢力を抑止、結果的に大聖杯の解体を成し遂げた。

遠坂凛
【年齢】37歳  【性別】女性
【所属】魔術協会(遠坂家当主)
冬木聖杯戦争の御三家、遠坂家の当主。「宝石科の災厄」「赤い悪魔」など様々な異名を持つ魔術師。
第五次冬木聖杯戦争の生き残りであり、魔術師としては破格の才能を持つことから魔術師社会でもかなり名のある人物。
2021年に中東にて処刑された革命家「衛宮士郎」の師であるとされており、本人もこの件についていくらかのアクションを起こしていた。
希少なアベレージ・ワンを持つため封印指定候補であったが、ロード・エルメロイⅡ世の口添えによりそれを免れており、返礼として度々現代魔術科の教壇に立っている。

シャルル・ヴァロア
【年齢】39歳  【性別】男性
【所属】魔術協会(法政科)
冬木聖杯解体戦争において法政科が送り込んだ裁定者。 同戦争における擬似的な調停役を任されていた。
「銀の天秤(ラ・バロンス)」と呼ばれていること以外は一切の詳細が不明、解体戦争当事者の中でも特に謎の多い人物として扱われている。
そのため「シャルル・ヴァロアという名すらも偽名ではないか?」と疑われている。
同じ当事者である遠坂凛は「ニュートラル、という言葉がこれほど相応しい奴も居ない」と言及している。


その他の設定

銀音市

しろがねし。 関東地方の中部に存在する、特に目立ったところのない街で、人口は約九万人程度。
名産品は野菜等を推しているが余り成果が芳しくなく、近年は区画整理事業による宅地化が進んでいる。
但し「居住区」としてはかなり良条件であり、生活に必要なものは街を出ずともたいてい手に入る。
最近は私鉄も敷設されたが、都内へ出ることも容易になったと住民からはおおむね好評。
市の中央部には神社があり、毎年夏に市を挙げた納涼祭が開催されている他、年始には市外からもそれなりの数の参拝客が訪れる。

魔術的観点からみた場合、この神社は霊地としてかなり優良。
そのため一世紀ほど前よりソブレト家が管理しており、聖杯戦争における小聖杯の降臨地としても選ばれた。


ソブレト家

ブリテンを祖とし、王家の血筋を僅かながら引き継ぐ旧い魔術師の家系。
専門は結界魔術。 一部の分野で特許を取得しており、魔術協会の中にもソブレトが考案した結界魔術を使用する者がいる。
一世紀ほど前に日本に帰化し、細々と魔術の研究を進めてきたが、2年前に何者かの襲撃に逢う(ソブレト襲撃事件)。
一族は当主の娘であるタルク・ソブレトを除きほぼ全滅しており、魔術師社会は「すでに滅亡した家系」として扱っている。
その上で、旧く歴史のある家でもあったためか、当時は傀儡としようと画策する幾つかの勢力が水面下での争いを行っていた。

しかし、生き残りであったタルクが突如としてその争いに終止符を打つ。
全ての勢力を駆逐した上、『大聖杯の設計図』解読による術式の模倣に成功したと大々的な告知を行った。
また、銀音市を舞台とする「聖杯戦争」の開催を宣言し、7人のマスターとそのサーヴァントを呼び寄せ儀式を執り行う。
その目的、真相は不明。 魔術協会及び聖堂教会は現在のところ静観の構えだが、同家が実質的な火薬庫となっているのは言うまでもない。


『大聖杯の設計図』

ブループリント。 冬木聖杯解体戦争に携わったとある男が記し、巨大な売り文句と共に拡散させた文書。
絶対数が少ないため内容は僅かにしか知られておらず、解読者も現状判明している限りでは一人しか居ない。
冬木市の聖杯戦争における「大聖杯」の術式が記されていると一説には言われており、それが通称の由来となっている。
眉唾であるという者、第三魔法に至る手がかりであるという者、世界を変える代物であるという者など、情報の不足と錯綜が魔術師社会を惑わせた。
更に、著者である男は既に魔術協会に「処罰」されており、その真相を聞き出すことは出来ないという状況にある。
現存する9割以上を魔術協会が所有しているが、残る数部の行方は未だに知られていない。

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最終更新:2019年01月19日 11:09