ラヴィタルチア・デステクノとは、ラヴィタルチア・サープが所有する彼らの創造主ラフィル人の遺物である。それらの技術はラフィル人の文明の滅亡ともに失われ、遺物技術(デステクノ)としてラフィル人文明の支配した星系の遺跡から出土したものしか存在しない。
最終期のラフィル人文明は現在ある大宇宙諸国よりも優れた技術を有しラヴィタルチア・サープが発掘、管理する技術群は十全に使用できたのならば第一次宇宙大戦にて猛威を振るったナロス連邦と同等以上の脅威となりうる。


遺跡群

ラフィル人の残した旧人類施設の総称。
遺跡には複数の種類が確認され、
不死化改造を行う不死の遺跡
人形生産を行う人形の遺跡
歩兵兵器生産を行う危物の遺跡
航空輸送艦、戦艦生産を行う船の遺跡
自殺したラフィル人を収める主の遺跡
その他、居住や組織の拠点であったでろう歴史の遺跡
これら6種に分類される、発掘者はこれらより多くの物体を搬出しては歴史再現に使用している。

不死化技術

ラヴィタルチア・サープで多数使用されている死体を動死体として改造するシステム。ラヴィタルチア住民の8割がこの処理を受けた動く死体であり低レベルの自立思考と判断力しか持たない存在である。
指示者がいなければ食事、睡眠などの基本欲求に関することすらできず脳内インプラントによる随時指示を成してようやく人間のように振舞える。

民衆統制インプラント及び管制制御

動死体と人形とを繋ぐネットワークを介した制御システム。
頭部内に埋め込まれた四つのインプラントと、胴体部に予備の一つからなる人体制御とともに他国民と連携するための技術だが遺跡より生産されラヴィタルチアがその製法を所持しているわけではない。
人員すべての行動予定を約24時間先まで詳細指定し、1月先までの仮定行動を発信している。
ラヴィタルチアの全国民による国家劇の根底を成す最重要部にあたりこれがなければラヴィタルチアは国家としての役を演じきれない。

旧人類戦艦

再起動した船の遺跡から自動造船された戦闘能力を重視した大型戦艦。
現在17種の型番を確認し、けれど必要材料の関係上から合計32隻しか所有していない。
本来性能の2割ほどしか人形達には開放できず、発射不能の砲身なども多く備えておりフルスペックならば大宇宙全体でも最上位級と目されれる。
型番それぞに歴史再現で発掘された歌劇や舞踏などの名前が当てられている。
一番目の型番、歌劇『赤き花婿は宵より来る』より命名。
二番目の型番、舞踏『二つ指輪の輸舞』より命名。
三番目の型番、喜劇『赤髪をひく女は帝王よりなお怖い』より命名。
四番目の型番、悲劇『王は笑いて眠る』より命名。
五番目の型番、歌劇『金の指輪と若き男』より命名。
六番目の型番、歌劇『戦乙女の決死線』より命名。
七番目の型番、喜劇『伽藍洞の胃袋にはふかした芋だ』より命名。
八番目の型番、歌謡『赤鼻ノッポの陽気者』より命名。
九番目の型番、楽曲『第七航空騎乗戦士団出陣歌』より命名。
十番目の型番、舞踏『しっちゃかめっちゃか上へ下へ右へ左へ』より命名。
十一番目の型番、歌劇『仄暗き夜には魔人の吐息』より命名。

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最終更新:2017年12月19日 11:54