世界情勢

世界総人口の約8割が何らかの【個性】を持っている現在、【個性】を悪用した犯罪は絶えることなく発生し、混沌を極めている。欧州およびオセアニアではテロ組織や犯罪組織が蠢いており、アフリカでは強い個人が幅をきかせ、日本を除くアジア諸国では、逆に政府の方が強権をもって弾圧することで仮初めの安定を図っている。このように世界中が未だ騒乱の最中にあり、治安が一定以上保たれていると言えるのは、最先端の科学で守られている巨大人工移動都市I・アイランド、超管理国家と化したアメリカ、そして【平和の象徴】オールマイトがいる日本だけである。

奮起度1のヒーローたちと民度9な市民の世界

I・アイランドについて

巨大人工移動都市I・アイランドを開発する計画が立ち上がったのは、今から115年前――――個性社会が最も不安定だった時代である。というのも、個性持ちと無個性の人口比率がほぼ同等になったのがこの頃であり、それまで個性持ちを異端、あるいは少数派として弾圧・迫害してきたツケが、テロ行為の激化という形で回ってきたのだ。「無個性こそが正しい人間であり、個性を持つ者は世界を犯す悪魔憑きである」と主張する【異能排斥団体の過激派】、個性黎明期において不当な扱いを受けてきた【黎明初期を生き抜いた異能者集団】などがこれにあたる。

そんな時代だったからこそ、全ての原因である【個性】というものを研究することが世界各国にとって最優先の課題となった訳だが、何処かに研究所を建設するとなると、上記の過激派集団から狙われるのは必然だった。そこで、テロから守りやすくするために移動できる人工島を開発する計画が持ち上がったのである。とはいえ、当時の政府中枢というのはどの国も無個性かつ異能弾圧派が多く、この計画も異能者の弾圧・排斥へと舵を切られそうな事態が多々あった。それを計画の発起人が「あくまで人類の平和と安定のための個性の探究、研究に主眼を置くべきだ」と熱烈に活動し続け、その甲斐あって20年後、即ち95年前にI・アイランドの前身となる移動人工島が完成した。

オール・フォー・ワン「ま、その偉大な発起人って僕のことなんだけどね」

その後、移動人工島が正常に稼働する実験が行われ、科学者たちと研究成果を守るための移動要塞としての機能が十全に発揮できたことが確認されると同時に、I・アイランドは【科学の島】となった。ありとあらゆる個性の研究は勿論のこと、最新科学技術の研究なども盛んになり、世界で唯一の【叡智の島】としての完成に近づいていった。

しかしあと1つ、I・アイランドには問題が残されていた。それは【管理者】の存在である。
I・アイランドは世界で唯一の最高の【叡智の島】であり、だからこそ世界のパワーバランスに影響を与えないよう、どの国にも属さず中立であり続ける必要がある。そのためには、人種や国籍等の問題を常に抱える生身の人間では【管理者】足りえなかった。この問題が解決したのは、それから41年後、即ち54年前。【管理者】に選ばれたのは人工知能――――プロフェッサーXが27年の歳月をかけて開発した【モイライシステム】が1つ、【アトロポス】…………通称【A】であり、これをもってI・アイランドは真の意味で完成となったのである。

余談だが、I・アイランドを支える運営資金は、実はかなりの割合をアメリカが占めており、名目上はどこからも干渉されないというスタンスでありながらも、アメリカはI・アイランドに関して他の国にはない特別な影響力を現在も持ってしまっている。
アメリカだからね。仕方ないね。

アメリカについて

アメリカにおけるヴィランとの戦いで日本と最も異なる点といえば、やはり銃を使うことに尽きるだろう。街の外では重武装した警察官がパトロールしており、犯罪行為、即ちヴィランが現れれば銃弾をもって対処する。では警察の手に負えないレベルのヴィランがいた場合どうするのか?アメリカの切り札【スーパーヒーロー】の出番である。
【スーパーヒーロー】とは、国家所属のスペシャリスト集団であり、災害救助、護衛、反政府勢力の殲滅など、活動内容は多岐にわたる。基本的に政府が国内でスカウトする形で人員を集めており、対象は警察官、医師、軍人、消防士など様々だ。要は【個性】を使って目覚ましい活躍をしている優秀な人物ならば職業は問わないのである。ちなみに【スーパーヒーロー】の誘いを受けるかどうかは『任意』であるが、受けなかった場合何処からか謎の圧力が……え?それ強制と言いませんかって?まさかそんなHAHAHA

アメリカは【個性】の扱いにおいても一線を画しており、かつて不法移民対策で作られた【自国民保護法】の下に、【国家情報統括局】がアメリカ市民全てのデータを管理している。当然【個性】もである。どの国も【個性】に対しては原則使用禁止など規制の網をかけるだけだったが、アメリカでは膨大なデータに基づいて【個性】による適性の振り分けも行われており、特定の個性持ちを集めた専門チームを作るなど、社会システムにうまく【個性】を組み込んでいる。市民全ての【個性】を把握しているので、仮に市民の誰かがヴィランと化しても容易に対処出来るというわけだ。
市民の【個性】は、その危険度によって六段階に評価され、上位三段階の市民には追跡チップを体内に入れる手術が義務化され、定期的な【個性】研究の協力も義務化されている(報酬あり)。ちなみに拒否した場合は市民権を剥奪され、国外退去か死ぬかの2択を迫られる。
もはや自由の国などと呼ばれていたのは遥か昔。今のアメリカは【超管理国家】なのである。

とはいえ社会の歪みというものはどこにでも存在するもので、ヴィジランテのように公的組織に頼らない者たちもいるにはいるし、個性最先端の国であるが故に【無個性】は空気の如く扱われており、そういう部分は日本より酷いかもしれない。さらにスレ内では、ジョーカーという【無個性】でありながら膨大な悪意で市民を恐怖に陥れる危険なヴィランの存在が示唆されている。クソコウモリ出番だぞ

イギリスについて

個性黎明期から国をまとめるために王家の検眼が強くなった(70)。王家の影響下においては個性使用の条件が緩和されている。
前国王が急死し、その妻が女王の座についている。治安10。最近大規模なヴィラン犯罪組織が国のヒーローとジークフリートの騎士ヒーロー(ジーク)壊滅した。個性は公共的な場所での使用を禁じ、免許による許可制を採用している。
ヒーローはヴィラン犯罪に対する特殊対応部隊という面が強く、政府の統制下にある。
五人の王位継承者が存在し、年齢が若く女性なものの、継承権と能力面(政治センス94、陣営で独占している新技術の開発)からして次期王位の最有力候補は継承権第一位のキャストリア。テロによって脳にダメージが残るほどの重傷を負うも、リカバリーガール師弟の活躍により、逆に覚醒して復活した。
第2位、第3位のローラとアーサーは他の王位継承者全てと仲が悪く(アーサー、マーリン間は仲が良くないだけで悪くはない)、第四位、第五位のマーリンとジークフリートの仲はバイだったマーリンがジークフリートの初恋の侍女を食っちまったせいで険悪。
それぞれの勢力はアーサー、ジークフリートが男性ということで一段抜けている(両者94)ものの、ローラ(76)、キャストリア(74)も十分に高く、また勢力は低いものの(勢力36)キャストリアに次いで政治センスの高いマーリン(政治センス79)とジークフリートがキャストリアと個人的に仲が良いこともあり、総合的に考えると今回のテロが無ければ王位争いに決着が着いたと思われる。
アーサー王子とローラ王女がいなくなった影響はキャストリアの政治力で両陣営を吸収して安定化。女王の地位を早めに継がせる話も出ている。
空輸はテロの可能性を考慮し減り、海運は海賊ヴィランのせいで輸入コストが高まり土地が痩せ、気候により食のレベルが低い。
人間関係
【キャストリアとローラ】:3
【キャストリアとアーサー】:2
【キャストリアとマーリン】:88 【キャストリアに対する愛情】:【1D100:4】 (1ほど普通に妹として可愛がってる)(100ほどグランドクソ野郎)
【キャストリアとジークフリート】:63 【1D100:20】 (1ほど長子相続でいいやろ)(100ほどキャストリアに甘い)
【ローラとアーサー】:【1D100:12】
【ローラとマーリン】:【1D100:16】
【ローラとジークフリート】:【1D100:7】
【アーサーとジークフリート】:【1D100:24】
【アーサーとマーリン】:【1D100:46】
【ジークフリートとマーリン】:【1D100:2】

中国について

レジスタンス、王龍党(五色閥)、世界統一戦線が存在し、レジスタンスは腐敗した体制の打倒、世界統一戦線は王龍党の壊滅。この2つは88ほど同調。世界統一戦線は党員が集まるイベントで33ほどの人数を殺害する事件を起こしている(王龍党の慣れにより被害が抑えられている。)。
ヴィラン犯罪は75(日本80、イギリス90)で少ない。衝動犯、突発犯は即殺されている。
カテゴリーワンに目をつけて研究し、遺体を切り刻みバグズ手術とイクリプスを手に王龍党の代表、初代最高指導者の紂王が瓦解しそうになった所を平定した。
五色閥には紂王の流れを汲む【黄】:59、【青】:5、【赤】:47,【白】:70、【黒】:84の5つの派閥がある。【青】は世界統一戦線のテロを諸に受けた。海外マフィア【黄龍】と【黄】の関係は公然の秘密だよ!。

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最終更新:2021年12月27日 18:01