異能力

  • 今から五十年以上前、世界規模で同時多発的に観測された、ある限られた個体が持つ超常現象の総称。

ANMS(アニムス)

異能発現の一つの形。『オーラ』に端を発するが、オーラが術者の肉体と結び付きダイレクトに力を発揮するのにたいし、アニムスは能力が形を持ち、術者の操作によってその像が攻撃や行動を起こすのが特性である。
広義の特徴では術者のもっとも思い入れの強い動物・アイテムの形をとることが多いと言われる。
術者が顕現したアイテムを用いて戦う、像を操作して戦うなど、戦闘法も人の数だけ存在する。
しかし忘れてはならないのは、必ず「一長一短」であることだ。兵器ではなく人の精神の形の為、攻撃に特化すれば防御がおろそかになり、また戦闘においては銃をもった無能力者に負ける程度でも戦闘以外で強力な効果を発揮するなど、必ず秀でた部分とへこむ部分が存在する。
『個性』の力、それがアニムスである。

災厄の鏡(フェイタルミラー)

鏡伍姫麟堂 最果らによって作られた鏡。
彼らや彼らの協力者の手によって密かに配布されている。
その形状は決まっておらず様々だが、最近ではシャッター付きのケースに入っている物が多いようだ。
学園都市を騒がせている"鏡の怪物騒動"の原因であり、幾多もの生徒がその魔に取り憑かれている。

鏡は見た者の理想の姿、及び欲望を映し出し、それに魅了された者を"その欲望が具象化した異形"に変える力を持つ。
魅力された者の多くは精神を蝕まれ"本来の性格から捻じ曲がった物"になり、暴力や殺人、破壊行為に抵抗がなくなる。
個人差はあるものの使用する度に精神の汚染は進行し、その深みへと嵌っていく。

鏡にはランクがあり、所有者の適正によって銅→銀→金と見た目が『進化』していく。
基本的にランクが高いほど強い異形になる傾向があるが、それに伴う精神汚染も相応の物になる。

また、この鏡は自ら進化する鏡であり、その進化の方向性は製作者でさえも予測は難しい。
故に、『上記に当てはまらない例外や、想定していない事態が発生しうる可能性がある』ことに注意されたし。

『ナンバーズ』

ワール博士が開発した人工能力者。
人間と全く変わらぬ容姿をしており、それは遺伝子操作によって作られた試験管ベビーだったり、改造人間のサイボーグだったり、その容姿も形態もバラバラではあるが、それぞれが強力な力を備えている。
ナンバーズはそれぞれ独自に行動を取るのであまり足並みが揃う事はなく、むしろ手柄を競って足を引っ張り合う事もある。しかし、そのどれもが学園都市の攻撃という目的をプログラムされており、それぞれの手段を用いて学園都市を恐怖と混乱に陥れようとする。
また、『ゼロ』と呼ばれる、現在の『ナンバーズ』の元となったプロトタイプとも呼べる存在がある。ワールがNoahに所属していた頃に研究していた『天使』の細胞を用い、更にはナノマシンや人工筋肉など、最先端の技術を惜しみなく投入した、最強の能力者を目指して開発されたものである。
結果的にゼロは破壊の化身として覚醒、暴走して学園都市に逃走した後、消息不明となった。
『ナンバーズ』の目的には、『ゼロ』の捜索も含まれている。

その容姿は、どうやら光の翼を持った、あどけなく幼い少年の姿をしているようだが……?

『天使』

A seedに適合した能力者の総称。A-○○と序列で表記される。
開発コンセプトは「進化」異能の出現により激変する世界の中で、人類を次の段階へと押し進める為の試験的な存在。

A seed

希望と絶望の種子。人の作り出した人の手に余る力。可能性の落とし子。
天使と呼ばれる能力者達が一様に所有している能力。発動時は背中から溢れ出る光が翼のような形態をとる。

第一段階・能力発現直後~
初期段階では翼による高速飛行能力や、光を使った攻性能力を使用する。単純にビームを撃ったり、羽ばたきで散った羽根を爆弾にしたりと使い方は人によりけり。
この段階での戦闘能力は一般的な戦闘向き能力者と同程度。

この能力は「進化を前提とした能力」と定義されている。その名の通り新たな能力の「種子」なのだ。
所有者の精神、肉体の変化に応じて固有の能力「特殊性質(ユニークアビリティ)」が使用できるようになる。基本能力にも何らかの変化を及ぼす個体も確認されている。この状態を第二段階とする。

ちなみにA seedに適合した時点で細胞単位の変化が起こり、限りなく人間に近い別種となる。

《聖痕(スティグマ)》

教会に所属しているものには全員身体のどこかに『聖痕』が刻まれており、この『聖痕』が教会の構成員の異能の源になっている。
この『聖痕』はある日唐突に刻まれるものであり、そこに規則性は一切なく兆候すらも存在しない。
ただ刻まれた者はその影響の大小はあるものの全員が何か"大いなる存在"を感じ取り、信仰に走ることもある。そしてそれが重度であれば中にはまるで人が変わってしまうようなこともあるという。
その信仰に走った者たちの集団は自らを"教会"と名乗っている。
通常の異能とは異なる存在と言われているが未だに謎が多い。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2019年02月18日 02:29