高い技術と理想を持った本格派バンド「Roselia」のボーカルにして、結成した本人。音楽への飽くなき追求と熱意は並々ならぬものがある。その根源にあったものは、当初は『友希那の父が音楽でメジャーデビュー後に、様々なしがらみにより自らの音楽を貫き通せずFUTURE WORLD FES.にて果たせなかった夢へのリベンジとして、自身の音楽でFUTURE WORLD FES.で頂点を取りその音楽を認めさせること』だった。しかし、バンドストーリー1章を通じバンドメンバーと共に成長する中で、「歌うことの楽しさ、そしてこのメンバで頂点を目指したいという思い」に変わっていく。 音楽への熱意はそのままに、純粋な音楽への気持ちを取り戻したことで、大きく彼女自身も、Roseliaも成長していくこととなる――。
上記の経緯もあり、バンドストーリー1章の前と後で周囲への刺々しさにはかなりの差がある。バンドストーリー序盤では特に「FUTURE WORLD FES.に出演し自分の音楽を認めさせる」ことにかなり視野狭窄になっており、文字通り音楽が全てとなっていた。こういったことは、リサから学校のテスト点数を聞かれた際に、「音楽に支障が無いように赤点取ったりはしない」とあくまで音楽のためといった言葉を返したことにも現れている。この頃は頻繁に気に掛けて話しかけてくるリサに対し、かなりつっけんどんな態度をとっている。 (リサの「大丈夫! フラれるの慣れてますからっ!」という台詞や、「もう100回くらい置いてかれてるか~あはは」といった台詞からも、かなり友希那←リサの一方通行になってしまうほど音楽に傾倒していたことが分かる湊友希那そういうところだぞ)
公式プロフィールに書かれているように、面倒見が良く優しい性格。たとえ面識の無い下級生(モブ)でも、困っていたらすぐさま手を差し伸ばす(イベント『STAND BY YOU』オープニング)。本人も世話好きを自称しており、その手際の良さはイベントストーリーに出演されるたびに遺憾なく発揮される。あまりに面倒見が良すぎて、夢女を量産しそうな気質もある。例を挙げると、氷川紗夜からの氷川日菜との姉妹関係について何度も相談を受けアドバイスをしてあげたり(イベント「星に願う短冊」、第35話「日菜 野生へ」)、乱れた宇田川あこの髪を梳かしてあげたり(リサ&あこ①「実は天パ」)、氷川紗夜のお菓子作りに先生役となったり、青葉モカの服から取れてしまったボタンをバイトの休み時間に裁縫で直してあげたり(もっと!ガルパライフ第173話「バイトにて」)……などなど、枚挙にいとまが無い。