まちなかピアノとは?
ピアノを通じて、普通の人々が交流する場があったらいいのではないか?演奏する側・鑑賞する側問わず、ピアノが好きな人ならこう思う人が多いだろう。ピアノのコンサート、アマチュアのピアノサークルなどもその様な場と言えるが、街中にぽつんとピアノがあれば、そこを訪れる人を通して自然に交流が生まれるのではないか?これを実現したのが、このページで言う「まちなかピアノ」である。
ここではまちなかピアノと呼んでいるが、呼び方は人によってまちまちである。よく「ストリートピアノ」という言い方がされることが多く、駅にあるのは「駅ピアノ」、空港にあるのは「空港ピアノ」、空港にあるのは「空港ピアノ」と呼ばれる。どの言葉を用いても全く構わないが、ここでは「まちなかピアノ」と呼ばせて下さい。
歴史
2008年に、イギリスのバーミンガムで始まったとされる。これより、「Play Me, I'm Yours」という世界規模のストリートピアノイベントが始まり、世界各地に広まった。
日本では、2011年2月に鹿児島で始まった。今でも続いているし、かつては鹿児島県内に特に多くのまちなかピアノが集中していた。しかし2019年以降、神戸市内で爆発的に常設ストリートピアノが増加し、現在は神戸が一番の集中地帯と言える。
定義
本サイトでは、下記にあてはまるピアノを「まちなかピアノ」と呼ぶ。
- 能力問わず、誰でも演奏可能であること。
- 無料で弾けること。無料で聴けること。(列車乗車券など、ピアノと関係無い料金は発生する場合もある)
- 売り物では無いこと。
下記は対象外となる。
- コンサートホール、ライブハウスの公演用ピアノ
- 有料スタジオ内のピアノ
- 楽器店や電気店に商品として置いてあるピアノ
- 宿泊施設で、宿泊者しか弾けないピアノ(宿泊客で無くても弾ける場合は対象内)
各プロジェクト
- ストリートピアノJAPAN : 鹿児島を中心に、常設ペイントピアノを設置するプロジェクト。
- LovePiano : ペイントピアノ2台を全国巡回させ、イベントの形で設置している。
- Piána na ulici : チェコの国内各地に常設ピアノを設置するプロジェクト。
- Piano en gare : フランス国鉄の、フランス各駅にピアノを設置するプロジェクト。ヤマハのアップライトが多い。
- Play Me, I'm Yours : 世界規模のイベント型ピアノ設置プロジェクト。2018年には、東京都国立市に多くのピアノが期間限定で設置された。