地獄犬ヘルバウンド

地獄犬ヘルハウンドと宿命が交差する!!!


概要

メイジシリーズで唯一の、三作皆勤賞の敵。
地獄の名を冠するだけあり、炎を吐く。
敵に限らなくても皆勤賞のキャラクターは非常に少なく、かなり美味しいポジションである。
序盤の雑魚として登場するので、DRAGOND QUESTのスライムを彷彿とさせる。


名前の由来

ヘルハウンドの誤植の可能性

ヘルは一般的に「地獄」、ハウンドは「猟犬」を指し、地獄犬ヘルハウンドが本来の表記であれば、直訳すると「地獄犬地獄犬」となり、漢字とカタカナが同義語となる。
この「漢字と、同義のカタカナの組み合わせ」によるネーミングには、一見での分かり易さ・覚え易さに加え、漢字とカタカナが繰り返される事によるリズムの良い語呂と言った特徴がある。
本来誰も注視しないような序盤の雑魚であるヘルバウンドが妙に印象に残るのも、このネーミングが効果的に働いている証左と言えるだろうか。
初登場であるメイジの悲劇嘆で、リディオカルレインブルーが最終盤に覚えるスキル*1の名称は、遊戯王に登場するカードや技名*2のパロディである可能性が指摘されているが、「漢字と、同義のカタカナの組み合わせ」もまた遊戯王において多用されている*3表現であり、この説を最有力説とする論拠として挙げられる。

誤植ではない可能性

バウンドには次のような訳語がある。

跳ねる、弾む、跳躍

バネやボールが弾む様子。
MEGAMI転生シリーズにはデスバウンドと言う全体に高威力の物理攻撃を行うスキルがあるが、それと同じように「地獄を跳梁跋扈する怪物」のようなニュアンスを含んでいるとも解釈出来る。

限界、境界

地獄の番犬ケルベロスのように現世への道を塞ぐ、境界線そのものと形容されるような存在なのではないだろうか。


犬について

メイジシリーズにおいて、犬は蔑称であり、ゾレルマラードラドが相手を見下す際によく用いている。
一般的な蔑称における犬は「負け犬」「野良犬」のような情けないものとしてのニュアンスの他、「政府の犬」のように「自分より偉い者に媚びへつらう者」を揶揄する意味を孕んでいるが、メイジシリーズでは尊大な少年根無し草に対して用いられる事が多く、前者はともかく後者の意味はほとんど含んでいない可能性が高い。

ヘルバウンド全般がメイジの敵の中で最低クラスの弱さである事と、「糞雑魚犬」「路傍の野良犬」「クソゴミ犬虫野郎」と言った表現と合わせてみれば、虫同然の弱くけがわらしい生物として犬を挙げているようである。


各作品での活躍

悲劇嘆

“地獄犬 ヘルバウンド”として登場、漢字とカタカナの間に全角スペースが入る。
最弱モンスターとしての印象が強いヘルバウンドだが、悲劇嘆ではより格下のピュリイムがいる。
黒き翼 ~ドレイク~よりもHPや魔撃力、魔捷性で勝るが、経験値は劣る。
この頃のグラフィックは四足歩行で、地獄に住んでいるにしては愛らしい姿。

因果録

“地獄犬ヘルバウンド”として登場、印象に残る二足歩行。
カオスの領域とも形容される異次元空間、ドリームアイスランドのプレーン、夢落つる因果の終着点を徘徊しているが、そもそも地獄は異世界みたいなものなので、地獄犬が異次元空間にいた所でそれほど不思議でもない。
序盤の雑魚の中では最低の経験値を誇るが、HPはマジッシャンや死の予感MEDAMAに(誤差程度)勝る。
ゾレルマラードの言う犬がヘルバウンドを指すのかは不明。

転生録

“地獄犬ヘルハウンド”として登場、10年の歳月を経た事で誤字が修正された。
+ ですが・・・運命はかくも・・・残酷に・・・イレギュラーを、許可しない・・・!!!
と思いきや、討伐経験値を見ると“地獄犬ヘルバウンド”表記になっている。
ラクティハオと似たような枠に収まったらしい。
ジャンキーリッパーより弱い最弱モンスターだが、センリツの咆哮により攻撃力を上げてくるので、油断していると運命を途絶させるほどにまで強化される。
前作まであった炎を吐く能力が無くなっており、完全にただの犬と化している。

対応するCLOSS FAITスキルは「威圧する」で、攻撃力が大幅に下がり、室内犬程度の脅威に成り下がる。
威圧する際にリヒトが「キサマのような犬は、もう何匹も倒したぞ?」と脅しをかけている事から、ヘルバウンドは人間の言葉を理解する程度の知性を持っている、あるいはリヒトは犬と同レベルであると思われる。

さんざんラドに犬扱いされた後にヘルバウンドを差し向けられたリヒトは、当てつけだと考えてブチ切れている。

派生モンスター

因果録

異界の次元狂犬

絶対因果運命皇が居城たる異界を徘徊する。
因果録のダンジョンに異空間が多いのも一因ではあるが、どうにも異次元で犬を見かける事が多く、メイジにおける犬はそもそもそう言う動物なのかも知れない。
炎の代わりに毒を吐く他、破戒力が運命的に高く、ヘルバウンドと違って強敵である。

転生録

魔犬・Hハウンド

宿命ヶ原タワーにて相対する、今までのリメイク敵の一人で、前は格上だった魔徒・Jリッパー(ジャンキーリッパー)にメイジ・エクスペリエンスの量で勝利している。
行動パターンはヘルハウンドと同じだが、ステータスは大きく強化されている。
しかし所詮は犬なので、ヘルハウンドとの討伐経験値が十分にあれば、リヒトの「キサマのような犬は、もう何匹も倒したぞ?」の声一つで大人しくなる。

百騎録

魔黒理人

劣等犬。出来損ないメイジドッグ。品種不明の泥グソ野良犬、便所の
「いい加減にしろテメェ――――――ッ!!!!!!!!!」

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最終更新:2016年12月01日 22:53

*1 ブラックマジック、闇のカーテン、ヴァストストリーム、サンダーブレイク

*2 黒・魔・導(ブラック・マジック)、黒魔術のカーテン(または黒魔族のカーテン)、滅びの爆裂疾風弾(バースト・ストリーム)、サンダー・ブレイク

*3 古くはロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-、比較的最近でも希望皇ホープ等の例がある。