ゆらぎの神話について

● ゆらぎの神話について ●


 『ゆらぎの神話』は、『ゆらぎの神話』と定義づけられて語られたイメージの集積であり、パブリックドメインである。
 端的に言えば「既に存在する設定と矛盾してもよい」「唯一の解釈は存在しない」という原則を持った設定群、フリーシェアワールドである。

 詳しくは『ゆらぎの神話』ポータルの「「ゆらぎの神話」について」を、
 権利関係については『ゆらぎの神話』ポータルの「利用上の注意」を参照されたし。


● 幻想再帰のアリュージョニストについて ●


 「呪術」と呼ばれる技術によって高度に発展した異世界「ゼオーティア」を舞台に、
  機械義肢を帯びた地球出身の青年「シナモリアキラ」と
  寄生異獣フィリスを左手に宿した少女「アズーリア・ヘレゼクシュ」の二人を主人公として展開される物語である。
 ファンタジー・サイバーパンク・オカルティズムの習合した特異な世界観を持つ小説であり、
  作者最近氏はこれを「オカルトパンク」と称している。

 本作が幻想再帰のアリュージョニストの二次創作TRPGであることは前述の通りであるため、
  詳説に紙幅を割くことはせず、原作へのリンクを付記することで説明の代替とする。

● 呪術について ●


 「呪術」とは、作中において「人類の文化的営みを類推によって拡張する技術」とされている。

 物理法則に生きる我々地球人から見て、呪術の論理には破綻や飛躍が多分に存在する。
  それはゼオーティアが、アナロジーの誤謬が法則に優先する
  (=「論理的な破綻」が「一見もっともらしいもの」ならば事実として通用してしまう)世界であることに起因している。
 例を上げれば
  • 「動画の再生数によって情報ソースとしての正確さが変動する」
  • 「演劇を通じて過去に遡及し歴史を改変する」
  • 「失われた自分を「自分ではないものたちの記憶」を参照して再構築する」
  というように、結果が原因に作用したり、不可逆的な結果を遡ることが起きてしまう。

 もっと分かりやすい言い方をすれば、「与太話や詭弁が現実になる」世界がゼオーティアであり、
  「与太話を現実にする」「現実を変えるために詭弁を語る」技術を呪術と呼ぶ。

 プレイヤーはこの呪術的価値観の支配する世界の中で、物語を演じていくことになる。


● Aの魔法陣について ●


 『Aの魔法陣』は、ゲームデザイナー・作家の芝村裕吏氏が開発し、アルファ・システム社より出版された汎用TRPGである。
 特定の背景世界を持たず、どんな世界観でも再現可能なシステムとなっている。
 現状出版されているデータでは芝村裕吏氏の手がけた作品群『無名世界観』を再現するものが多い。

 TRPGの中ではも多人数で即興の物語を製作することに主眼が置かれたデザインが特徴である。
 一方、乱数を用いた異世界シミュレーションゲームとしての側面は薄くなっている。

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最終更新:2016年10月28日 21:05