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関連スレッド

ライトノベル・異世界転生の関連スレ

1枚目:『異世界召還モノの文学史を考えよう』
https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1531149715/

2枚目:『ライトノベル風の異世界召喚モノにつながる文学史を考えよう』
https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1531427978/l50

3枚目:ライトノベル風の異世界召喚モノにつながる文学史を考えよう 3枚目
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1531732695/l50

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下書き

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アニメ・漫画・ゲームの歴史

基礎

(中高生レベルを想定)
(比較的メジャーな話題をお願いします)

ゲーム機の登場
1980年代にファミコンなどのゲーム機が登場し、ゲーム産業はアニメや漫画にも影響を与えた。(なお、ファミコンは家庭用ゲーム機では、べつに初ではない。1970年代のオデッセイが、世界初の家庭用テレビゲーム機である。)

しかし、ファミコンより前に登場したゲーム機は、あまり普及しなかった。そのため、本書では、ファミコンを優先的に紹介する。


特に、ファミコン用RPGとして、西洋ファンタジーの世界観のゲームソフト『ドラゴンクエスト』シリーズの1986年の発売とヒットにより、日本の子供たちの多くにも西洋ファンタジーに注目が集まるようになった。(なお、ドラクエは家庭用ゲーム機としても初のROG(ジャンル名)である。)

もちろん、ドラクエ以前からもパソコン向けに、西洋ファンタジーを世界観としたゲームソフトは存在していたが(ウルティマやウィザードリィなど)、当時の日本の一般家庭ではパソコンは普及していなかったので、当時、ウィザードリィやウルティマが子供たちの目に触れる機会は少なかった。(なお、ウィザードリィもウルティマもジャンルはRPGである。)


RPG以外のジャンルなら、アクションゲームというジャンルが、ファミコン以前からも普及していた。ゲームセンターなどのインベーダーゲームが、1978年には登場していた。パソコン製のアクションゲームなら、1960年代に既に存在していた。しかし、当時、パソコンは高価であり一般家庭が購入できるようなものではなかった。


なお、ファミコン発売当初の普及の原因は、けっしてRPGではなく、1983年のファミコン発売当初、ファミコン製のゲームソフトはアクションゲームが中心だった。

ファミコン以外にも他社の家庭用ゲーム機の参入があったにもかかわらず、ファミコンが競争にかった理由は、いくつかの理由があるが、十字キーが好評だったことと、任天堂以外のサードパーティによる他社開発のカセット販売を認めたことであった。ファミコン発売以前にも、エポック社によるカセットビジョンというカセット式のゲーム機があったが、サードパーティの参入を認めなかったことから、ファミコンとの市場競争では劣位になっていった。


さて、ドラクエなどのファミコンによるRPGの普及により、1990年になるころから、西洋ファンタジーの設定を取り入れた漫画やアニメが多くなってきた。

1990年以前からも、アニメ『聖戦士ダンバイン』のように、西洋ファンタジーを舞台にした作品はあったが、しかし、作品中では、あまりファンタジー設定が細かくは紹介されなかった。

ちょうど、1980年代にマンガ業界ではギリシャ神話を題材にしたマンガ『聖闘士星矢』が流行したこともあって、ファンタジーへの注目が集まった。

スポーツ漫画の変化
なお、サッカーに注目を集めた『キャプテン翼』が流行したのも、1980年代である。

このように、1980年代に、漫画・アニメ・ゲームは、娯楽の対象分野を大きく広げ、それまではマイナーな趣味だった分野をメジャー化させることに大きな役目を果たした。

なお、バスケットボールに注目が集まったのは1990年代の『SLAM DUNK』(スラムダンク)のヒットによる影響も大きい。それ以前からも漫画業界でバスケ漫画は存在しており少年サンデーなどで作品はあったが、しかし、80年代の当時はバスケ漫画は注目を集めなかった。

1990年代になるまで、漫画で取り扱われるスポーツのほとんどは、野球またはボクシングまたはプロレスであっただろう。


詳細

(知名度の低いマイナーな話題はこちら)

テーマ別

アニメ・マンガ史


ゲーム史


ライトノベル史

2018年の現在の視点で、数年前の時期を振り替えると、ライトのベルでは「異世界転生」モノが流行していた。


西洋ファンタジーの普及
日本での、西洋風のファンタジー世界観の普及のキッカケは、後述するように、ゲーム「ドラゴンクエスト」のシリーズの影響が大きい。

それ以前にもウィザードリィとかウルティマなどのゲームもあったが、
しかし日本でRPGを普及させたのはドラクエ1~3。

当時、RPGというジャンルそのものがマイナーっだったので、子供たちは、
けっして順番どおりにドラクエ1→ドラクエ2→ドラクエ3とプレイしたのではなく、
最初にドラクエ2やドラクエ3をプレイした子も、多かったと思う。


また、社会現象として発売日にテレビ報道されたのは、ドラクエ3からである。
ドラクエ1やドラクエ2の発売日は、テレビでは特集されてない。


ともかく、RPGの普及により、日本人が西洋の想像上の生物やモンスターなどを、大量に知ることになった。
ゴブリンやケルベロス、ユニコーンなどの古くからのモンスターから、スライムなどの現代的なモンスターまで。
エルフやドワーフなどの、亜人的で独自の文明をもった種族の存在も、これらゲーム文化を通して、
日本では当時の若者を中心に普及していった。


しかし、ドラゴンクエストのシリーズ自体では、あまり西洋古典を引用するような事はせず、
そのため、少なくともドラクエ初期のドラゴンクエスト1~3には、ゴブリンもケルベロスも登場しない。

それどころか、ミノタウロスやケンタウロスといった、ギリシア神話のモンスターすら、初期のドラクエには出てこない。

せいぜい、エルフやドワーフが、ドラクエ3やドラクエ4に登場するくらいである。

なお、エルフなどの元ネタは、ウィザードリィなどのPCゲームである。
ドラクエ作者の堀井雄二(ほりい ゆうじ)自身が、
ウルティマやウィザードリィの影響を受けてドラクエを制作したと自伝などで述べている。


さて、今でこそ、女神転生やファイナルファンタジーは人気シリーズだが、80年代の当時はマイナーであった。
メガテンやFFよりも、『ヘラクレスの栄光』(1987年)のほうが、人気や知名度があった。

『ヘラクレスの栄光』は、ギリシア神話をネタにしたRPGである。

まず、ゲーマー少年たちは、これらのゲームで、ギリシア神話が西洋ファンタジーのネタ元のひとつである事を知る

さらに同時期、アニメ業界では、セイント聖矢がヒットした。
ゲーム業界よりも、アニメ業界のセイント聖矢のほうが、はるかに知名度も高く、影響度も高い。、

これらにより、子供たちの間で、ギリシア神話の小ブームが起きる。


その後、女神転生(初代ゲームは1987年に発売)やファイナルファンタジーが普及していく。

そして、ゲームマニアやゲームクリエイターの間では、元ネタとなった、北欧神話などに、しだいに関心が高まる。

また、ルシファーやミカエルといった、キリスト教の悪魔や天使の固有名も、普及していった。
(女神転生1に、ルシファーが登場。女神転生2に、サタンが登場。女神転生2に、ミカエルやガブリエルなどが登場。)

それ以前は、単に大まかに「悪魔」や「天使」と言った呼び方であり、
具体的な「ルシファー」などの固有名は大衆には知られてなかった。


漫画のセイント聖矢や、ゲームの女神転生やファイナルファンタジーといった、
西洋ファンタジー古典をネタ元に採用した作品郡のヒットにより、
西洋の神話や妖精などの伝承が、RPGブーム以前では「外国の単なる昔話」だったのが、
いきなり認識が変わり、「西洋ファンタジー古典はゲームのネタ元」だと大衆の間で認識が変わっていった。


なお80年代後半の当時は、ファイナルファンタジーよりも女神転生のほうが、人気・知名度があった。

なぜなら女神転生は、原作小説が存在することや、その原作を出した徳間書店が宣伝したこともあり、けっこう知名度が高かった。

そもそもメディアミックスの一環として、小説「女神転生」をゲーム化が各社から発売されたのであり、
ファミコンゲーム版「女神転生」も、そのひとつに過ぎなかった。

ファミコン版「女神転生」は、販売元が大手ゲーム会社のナムコとなり、テレビCMも行っており、
そのため一般ゲーマーにも知名度は高かった。

いっぽう、当時のスクウェアは、倒産寸前の中小企業だった。
だからFFの作品名に「ファイナル」という文言があるのである。これで最後の作品にしよう、という意味だった。


しかし販売後にファイナルファンタジーがヒットした。FFシリーズの初期の段階でゴブリンを登場させた。

こうして日本では、「ゴブリン」や「ケルベロス」などのモンスター名は、
ドラクエ以外の他の作品によって、普及したのであった。


女神転生の80年代後半のプレイヤーの多くは、「ケルベロス」や「ルシファー」などの名前を知ったが、
しかし「元ネタが何か?」までは、知らなかった。

キリスト教と北欧神話の区別なんて、当時のゲーマーの多くには、区別がついてなかった。

せいぜい、「ケルベロスとルシファーの出典は、どうやらギリシア神話と違うようだな・・・」という事が分かる程度だった。
おそらく、その程度の理解ですら、当時はマニア扱いされる知識だったかもしれない。

しかし、ゲーム会社の各社のゲームクリエイターたちが、元ネタを調べ上げ、
それら元ネタの各社の作品に取り入れていった。

しだいにゲーム業界では、RPGのネタ元として、オーディンやロキなど北欧神話の神々、エキドナなどの蛇神、
ケルベロスの兄弟のオルトロスやフェンリルなどにも、関心が及ぶ。

例えば、少なくともFF3に、オーディンやエキドナが登場する。女神転生2に、ロキやオルトロスが登場。

女神転生2やファイナルファンタジー3などのゲームで、これらのモンスターが登場する。

これにより、ゲームを通して、北欧神話の神々の固有名(ロキ、オーディンなど)が、若者に普及する。

しかし、まだ、それが北欧神話ということは、FF3や女神転生2の段階では、知られてない。

というか、2018年の現代ですら、北欧神話は、ゲーマー以外には知名度が低い

しかし、主人公のファンタジー異世界への「転移」「召喚」については、ドラゴンクエストは扱っていない。

ファンタジー異世界「転移」は、日本では、主にアニメ業界によって、80年代に異世界への主人公への転移が、
視聴者の作品への導入手法としてか、表現手法に取り入れられた。

聖戦士ダンバインが1983年の段階で、主人公の異世界転移を導入部とした。

女神転生2やファイナルファンタジー3の売れ行きは、ドラクエ作品ほどではなかったが、
しかし、80年代後半の当時のRPGブームにより、けっこう売れていたので、
普及力も比較的に高かった。

もちろん、そのキッカケとなったRPGブームを起こしたのが、ドラクエ2~3である。


当初、FF(ファイナルファンタジー)シリーズよりも女神転生シリーズのほうが知名度が高かったが、
しだいに、ファイナルファンタジー3のころから、FFシリーズのほうが、女神転生よりも知名度が高くなっていく。


女神転生は、3Dダンジョンだったので敬遠されたとかの、事情がある。
ウィザードリィも同様に、いまいち盛り上がらなかった。


ウィザードリィでは、サムライや忍者といった職業を取り入れた。

これによって、日本人にとっては、関心を持ちやすくなった。

また、日本の昔話がRPGの元ネタになりうるという発想にも、自然につながる。


ドラクエ3では、ジパングという地名が登場するし、ヤマタノオロチといったモンスターも出現し、
草薙の剣(くさなぎのつるぎ)も出てくる。

アニメ業界では、西洋ファンタジーの導入が遅れる。
しかし、アニメ業界では早い段階で、主人公の異世界への転移ネタが起きた。

ダンバイン(1983年にアニメ化)も、主人公は地球人であり日本人だが、謎の現象により異世界「バイストン・ウェル」に転移する。
ダンバインが比較的に早くから、注目したが、しかし、あまり本格的なファンタジーにはならず、
すぐにロボットアニメ化し、後半では舞台も地上に移った。


マシン英雄伝ワタルは、東洋ファンタジーをネタにした。ワタルもロボットアニメ。

ワタルも、主人公が異世界に転移した。また、転移先の異世界が、
ゲームのいわゆる「面」(ステージ、エリア)のように、
階層的に分類されている。

なおアニメ制作会社は、ダンバインもワタルも同じ制作会社であり、サンライズの制作である。


ワタルと同じころ、NG騎士ラムネ%40がアニメ化したが、これも主人公の異世界転移するロボットアニメ。
なお、ラムネの主人公は、ゲームをクリアしたら異世界に転移したという設定である。

ラムネでは、ヒロインの耳が(ゼルダのリンク風の)エルフ長耳であること以外には、ファンタジー要素が少ない。
(企画段階ではヒロイン少女が魔法の使える設定があったが、アニメ化の際に没になった)


ダンバイン等が、あまり本格的なファンタジーではなく、ロボットアニメの特徴が強い。
このため、ドラクエなどには、あまり直接的な影響を与えてない、と思われる。

(もっとも、日本における西洋ファンタジーの知名度を上げることには、ダンバインは貢献しただろう。)

なお、あかほりのデビュー作はシュラトだが、これはインド風のファンタジー異世界に転移する。

当時、セイント聖矢が流行しており、それの影響をシュラトは受けた。

セイント聖矢の超能力エネルギーのコスモの変わりに、シュラトでは「チャクラ」なる超能力エネルギーで戦う。

こうしてみると、「異世界」に主人公が「召喚」されたりして「転移」されるジャンルについては
アニメ業界のほうが早い。

しかし、あまりファンタジー要素が高くない。

ドラクエ3は、社会現象として報道された。しかし、当時のマスコミ報道は、
単に「発売日にドラクエ3が売り切れ続出」という程度の報道だった。
(もっとも、現代と違って報道に制約の多い時代でもあるので、そこらの事情を考慮する必要もある。)


ちなみに、女神転生が、初期の段階で、ケルベロスやロキ(北欧神話の神のひとつ)を登場させた。
(原作小説で、ケルベロスとロキが出てくる)

女神転生は、オカルト的なネタを原作小説で扱っており、
そのためケルベロスとロキの登場は、必然的に、元ネタとなった北欧神話への関心を高める。

女神転生の原作小説は、あまり売れなかったが、しかしゲーム(ナムコ版)が売れた。


冒険者ギルドの起源
冒険者ギルドの起源は魔界塔士Sa・Ga(1989年)。サガ作中に「アドベンチャーギルド」が登場する。

それ以前は、漫画『コブラ』の海賊ギルドなどで、ギルドに悪印象があった。
なお、ドラクエやウィザードリィでは、冒険者用の「酒場」が、冒険者の同業者組合を兼ねていた。

しかしアニメ業界・ラノベ業界では、サガ登場後の90年代でも、まだ「ギルド」という名称はまだメジャーでなかった。
フォーチュンクエストでは「冒険者協会」と呼んでいた。もはや酒場ではない。

スレイヤーズなどでも同様に、「協会」と呼んでいた。

97年のウルティマオンラインからプレイヤー達でギルドを組むというシステムあるらしい。
これが現在ネトゲのサークル的ニュアンスのギルドのきっかけ?

2002年発売の第一期.hackシリーズではギルドは出てこなくて
2006年発売の第二期シリーズではギルドが出てくる

(以上、下書き欄)

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最終更新:2018年10月05日 08:38