写真提供 準急 響:撮影 2017年09月4日
最新の情報提供 水野 葉:情報更新2020年9月10日
現在の状況 |
動態保存機 SL人吉 として熊本~人吉を臨時快速列車として運行していたが、令和2年7月豪雨の為、走行区間である肥薩線、熊本~人吉を含む熊本~吉松が不通となった為運休中。 |
管理者 | JR九州 熊本鉄道事業部熊本車両センター所属 |
協力募集 | 不明 |
備考:車籍を有し、営業路線を営業運行できる蒸気機関車では、日本で最も古い。
ただし2度の大規模修復によりほとんどの部品が新しい物に変更されている。1度目の修復はボイラー、キャブ、炭水車を新製・交換しており、その後の定期検査でも動輪、シリンダーが交換された。
台枠損傷によるSLあそBOYからの運用離脱後、再度の復活運転の為、2度目の修復は製造時から使われていた台枠を新製・交換している。その為、製造時からのオリジナルパーツはほとんど残っていないと思われる。
車歴
製造年 1922年(大正11年)日立製作所笹戸工場
配置 1922年(大正11年)浦上機関庫
1927年(昭和2年) 吉松機関庫
1932年(昭和7年) 鹿児島機関庫(機関区)
1939年(昭和14年)豊後森機関区
1943年(昭和18年)鳥栖機関区
1946年(昭和21年)吉塚機関区
1949年(昭和24年)西唐津機関区
1964年(昭和39年)若松機関区
1968年(昭和43年)人吉機関区
1975年(昭和50年) 廃車 (人吉市SL展示館に保存)
1988年(昭和63年)小倉工場にて修復
1998年(平成10年)熊本運転所(熊本運輸センター、熊本車両センター)
1998年(平成10年)SLあそBOYとして豊肥本線(熊本~人吉)、SL人吉号として肥薩線(熊本~人吉)で運転開始。以降、九州各地で出張運転を行う。
2005年(平成17年)老朽化と豊肥本線の急曲線、急勾配区間を走行した為、台枠損傷。運用離脱となる。
2007年(平成19年)小倉工場にて修復、台枠は日立製作所に残されていた図面を基に、日本車両で新製したものに交換。
2009年(平成21年)台枠に負荷をかけない線区として、SL人吉として肥薩線で運転開始(熊本~人吉)
詳細な車歴はこちらから