水晶の崖……すべてが水晶で出来ており、七色に輝くその光景はとても美しい。
しかしその反面、鋭くとがった大地は、どこまでも続き、冒険者たちの行く手を阻んでいる。
本編クリア後に解放される第10迷宮 水晶の崖。
各迷宮に振られた順番通りに、エンディング後の最初に挑むダンジョンとして
ここを選んだ冒険者もきっと多いことだろう。
だが、それは間違いだったのかもしれない。
【第10迷宮 水晶の崖】
内容
名称 |
最下層 |
強化 |
砦建設可能数 |
砦建設可能層 |
ボスの有無 |
出現条件 |
第10迷宮 水晶の崖 |
29F |
3F/7F |
8 |
27F |
あり |
第9迷宮クリア |
全29層、モンスター強化2回のダンジョン。
第9迷宮と同じくらいか、と思ったのであればそれは少々早すぎた結論かもしれない。
あるいは冒頭で書いた通り、順番通りに第10迷宮に挑んであえなく全滅の憂き目に合い
このページを見に来たのかもしれない。
あまり笑えない前置きで分かったと思うが、本迷宮は第9迷宮と比べて道中の難易度が格段に高く、
先に第12迷宮に挑んだほうがいい、なんてアドバイスがされることもある難易度となっている。
しかし、レベルリセットダンジョンの第12迷宮はともかく、3竜ダンジョンの道中に比べればこれでも易しい方だったりする。
もしかして私のパーティ、レベルが低い?と感じてしまったかもしれないが、レベルの問題ではなくほぼ装備の問題なので安心してほしい。
エンディング直後の装備程度では、正攻法だろうと即降りだろうと無謀でしかない相手ばかりである。
クエストを受ける事で同時期に三竜のダンジョンも開放されるので、同時進行で浅い階層を探索して素材を入手し、装備を整えると良いだろう。
そちらはそちらで奥まで潜るとドレッドヒュドラやライデンジュウで一撃死したりする危険があるので注意。
これまでのダンジョンで素材を集めながらレベリングを行ったり、猛き戦いの巻物・聖なる守護の巻物による装備強化など、地道な努力も大切になる。
難易度が高くなっている理由は、まず何よりモンスターが使用してくるスキルの威力が高い事。
これにモンスターの強化が浅い階層(1回目は3F、2回目は7F)で行われることが追い打ちをかけ、
ついでに希少種の出現頻度も高めなのが拍車をかけている。
これまでの迷宮でもその傾向はあったが、今まで以上にボス戦よりも道中の難易度が高い。
このため本迷宮で改めて道中で出会う強敵への対応方法を学んでおきたい。
とどのつまり、第8~9迷宮が本家世界樹の第五階層相当なら、第10迷宮以降の迷宮は本家の第六階層に相当する。
そしてこの第10迷宮は本家世界樹の第六階層の最初のフロアにすぎないのだ。
ちなみに先のアドバイス通り、先に第12迷宮に挑んでもいい。
ビッグウーズから得られる素材からできる「遠見のオーブ」(シレンでいう透視の腕輪)を入手できると探索が大幅に楽になる。
モンスター
生息しているモンスターはいずれも攻撃力が高く一発一発が痛い。
本編クリア直後の防御力では、防御力が高いパラディンですら通常攻撃時で80前後のダメージ受け、
スキル使用時には運が悪いと200前後のダメージも当たり前のように受ける。
当然のことながら紙防御の後衛クラスなどは一撃死も当たり前のように発生する。
うかつな行動は死につながるので慎重に行動を選択し、こまめな回復を心掛けて進もう。
■忍び寄る影(ドラゴン)
本迷宮の厄介者その1のカメレオン。
部屋全体攻撃の「ブリザード」を放ってくる。
本編クリア直後の防御力程度では、防御力の高いパラディンでも100ダメージ越えは当たり前、
低防御力/低HPのクラスだと最悪の場合、一撃死もありうる。
距離があると2回に1回くらいの割合で「ブリザード」を放ってくる。
隣接できれば幾分かおとなしくなるかと思いきや、物理カウンター攻撃の「陥れる凶罠」を使用してくる強敵。
更にこちらのアイテムを盗み、ワープしてしまう腹立たしきこと間違いないモンスター。
味方を倒して強化されることも多く、ましてや希少種だったりした場合目も当てられない。
料理「氷結ビアル」で補強しておくと「ブリザード」のダメージを50くらいは減らせるので活用するといいだろう。
スキルは全て頭依存なので惜しみなく封じてしまうのが吉。
■デススコーピオン(インセクト)
超高威力「痛恨の尾」、麻痺および毒付与の「麻痺毒針」を使用してくる本迷宮の厄介者その2のサソリ。
「痛恨の尾」は単体攻撃でこそあるものの、パラディンでも100~200程ダメージを受ける危険極まりないスキル。
なぜか回避率も高いようでストレスがたまる。
雷属性および突属性が弱点となっている。銃装備者がいるのであれば近づかれる前に優先的に処理したい。
■ハイクローラー(インセクト)
忍び寄る影やデススコーピオンのように高威力な攻撃スキルを持っているわけではないのだが、
即死付与スキルの「黄泉の糸」を使用してくる。
幸いな事に成功率は極めて低いが、運悪くパラディンやメディックなどパーティの生存に係るメンバーに刺さった場合、
全体が崩されて撤退に追い込まれる、あるいは最悪全滅もありうる。
また、下位種と同様鍛冶をはがしてくるが、一気に2個も削る上に、下位種と異なり鍛冶を糧として強くなってしまう。
さっさと頭を封じるのが吉。
■神蜂(インセクト)
屋外ダンジョンなのでどこからでも近づいてきて針をちくちく刺してくる面倒な敵。
スキルの追加効果が麻痺に変わったこと以外は軍隊バチと同じなので対処法も流用して問題ない。
■お化けフクロウ(アニマル)
前作プレイヤーなら見ただけで震え上がるであろう本シリーズのゲイズ担当。
3竜ダンジョンの変幻フクロウと違い進んで近寄ってくる。
電撃による攻撃も強力だが、物理が全部弱点なので囲んで討伐すべし。
耐性があるが、雷属性でとどめをさすと条件ドロップ。
D.O.E
魔界の武王 |
斬 |
突 |
壊 |
炎 |
氷 |
雷 |
強耐 |
強耐 |
強耐 |
鉄壁 |
通常 |
強耐 |
長い年月を生き続けてきたカメ型の大型D.O.E(ドラゴン)。
大型ではあるが常時「鈍足」なため、あと1つ状態異常を付与すればバリアを解除できる。
氷属性以外はすべて強い耐性持ちで、討伐するのに時間がかかるかもしれない。
できれば氷属性での攻撃が行えるパーティで臨みたい。
行動自体は緩やかだが、例によって攻撃が後衛に直撃すれば即死級のダメージもありうる。
死を呼ぶ骨竜 |
斬 |
突 |
壊 |
炎 |
氷 |
雷 |
弱点 |
弱点 |
弱点 |
弱点 |
弱点 |
強耐 |
固いウロコで守られているらしい竜型のD.O.E(ドラゴン)。
魔界の武王とは逆に、雷属性以外が全て弱点。
バリアさえ外してしまえば、討伐もあっという間に完了してしまう。
+
|
ちなみに |
なぜこんな弱点だらけなのかというと、本家世界樹(新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女)に登場した際、
状態異常「呪い」(敵にダメージを与えると自分もダメージを喰らう)を撒いたうえであえて大ダメージを誘発する、
いやらしいノーガード戦法をとっていたため。
セカダンに輸入されるにあたって呪いを没収され、弱点だけが残ったため、ごらんのありさまになった。
※1作目では「呪い」ではなく単純な高ステータスと状態異常「恐怖」を武器にしていた。弱点も炎のみ。
|
とこしえの魔竜 |
斬 |
突 |
壊 |
炎 |
氷 |
雷 |
強耐 |
強耐 |
強耐 |
通常 |
通常 |
通常 |
新世界樹プレイヤーにトラウマを刻み付けた黄金の竜(ドラゴン)。
搦め手は大型D.O.E共通のスキルしかないが、物理に強い耐性を持ちかなりしぶとい。
ボス
フェアデルベン翠 |
斬 |
突 |
壊 |
炎 |
氷 |
雷 |
通常 |
耐 |
通常 |
耐 |
耐 |
強耐 |
最下層で待ち構える本迷宮のボス。
正真正銘君たちだけでの再戦である。
内容的にも差異は少なく、基本的には
第9迷宮時での内容で事足りる。参照してほしい。
最大の違いは、エミル達3人がいないことによる戦力低下だろう。
第9迷宮の時に弱体解除をゲストに頼っていた場合などは、少し編成の見直しが必要となる。
最終更新:2020年05月02日 15:21